◇2023日本学生個人選手権(2023年4月21~23日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)
ワールドユニバーシティゲームズの代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権の1日目が行われ、男子110mハードルは豊田兼(慶大)が13秒50(+1.1)の大会新記録で制した。
気温、風ともに良コンディションとなった今大会。豊田は予選を13秒66(+2.1)、準決勝でも13秒66(+1.1)と、全体トップで走っていた。それでも「出遅れてしまっていました」。
決勝では「そこを修正できたのがタイムにつながった」と、昨年マークした自己記録13秒44(学生歴代3位)にはわずかに及ばずも、「初戦で13秒5から13秒4後半が出ればと思っていたので」と納得のレースとなった。
400mハードルでも49秒76を持つように、高いレベルでこなす二刀流ハードラー。だが、意外にもこれが全国初タイトルで、「タイトルを狙っていたので良かった」とホッとした様子だった。
日本学生個人を110mハードルに絞ったのはワールドユニバーシティゲームズ代表を狙っていたから。「ブダペスト世界選手権は400mハードルで狙っているので、学生個人は110mハードルに専念しました」。
この冬は日本陸連マイルリレー候補の一員として米国に遠征。400mハードルのライ・ベンジャミン(米国)やマイケル・ノーマン(同)らと練習に励んだ。それも含めて冬はロング系の練習も多かったが、「最初の3歩で『プッシュ』とたくさん言われて、それがスプリントに生きています」と言う。
六大学対校では50秒00。昨シーズン序盤が14秒3台、51秒台だったことを考えると「力はついていると思います」。二刀流で世界を目指すハードラーが2023年好スタートを切った。

【動画】豊田が大会記録を更新した男子110mH決勝
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.08
800m日本記録保持者・落合晃が駒大に入学! 「これから大学生活が始まるんだ」
2025.04.07
リレー元日本代表の本郷汰樹がプロ宣言「これまで以上に自分と向き合いながら」
-
2025.04.07
-
2025.04.06
-
2025.04.06
2025.04.01
豊田自動織機にクイーンズ駅伝1区区間賞の岡本春美、全中Vの川西みちら5人が加入!
2025.04.01
ロジスティードに平林清澄、石塚陽士ら大卒ルーキー4名入社!市田宏も移籍し、5名が新加入
2025.04.02
ひらまつ病院に小森コーポレーションから移籍の舟津彰馬、東京国際大卒の益田郁也が加入
-
2025.04.02
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.04.02
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.08
800m日本記録保持者・落合晃が駒大に入学! 「これから大学生活が始まるんだ」
駒大の入学式は4月8日、駒大駒澤キャンパスで行われ、800m日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃が同期の選手たちとともに出席した。 初々しい正装姿で出席した落合。ネクタイを巻くのは自身2度目だといい、「(うまく巻けた […]
2025.04.07
リレー元日本代表の本郷汰樹がプロ宣言「これまで以上に自分と向き合いながら」
男子短距離の本郷汰樹が自身のSNSを更新し、プロ選手として活動していくことを明かした。 本郷は1999年3月7日生まれで、愛知県出身。瑞陵高から立命大を経て名古屋大院に進学。高校時代のベストは10秒63でインターハイで準 […]
2025.04.07
マクローリン・レヴロンが400mHで今季世界最高の52秒76 各カテゴリ優勝者に賞金10万ドル/グランドスラム・トラック
4月4日から6日、ジャマイカ・キングストンでグランドスラム・トラックの開幕戦が行われ、女子ロングハードルカテゴリ(400mH/400m)では世界記録保持者S.マクローリン・レヴロン(米国)が400mハードルの今季世界最高 […]
2025.04.07
田中希実は上位絡めず5000m7位 グランドスラム・トラック日本からただ1人参戦
グランドスラム・トラックの開幕戦の3日目がジャマイカ・キングストンで行われ、女子5000mに出場した田中希実(New Balance)は15分31秒93の7位だった。E.タイェ(エチオピア)が14分54秒88で優勝してい […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報