2023.04.17
JALアスリート社員は4月17日、都内で新年度スタート会見を開き、陸上競技の戸邉直人(走高跳)、土井杏南(短距離)、山本凌雅(三段跳)、北口榛花(やり投)、髙良彩花(走幅跳)、鈴木雄大(パラ)、フェンシング・エペの加納虹輝、スキー・ノルディック複合の谷地宙が出席した。
女子やり投で昨年のオレゴン世界選手権銅メダル、ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナル3位になった北口は、1月からチェコを中心として欧州を拠点に練習を積んだこともあり「4日前に帰ってきたばかりで、日本人ですがまだ日本に慣れていない感じです」と笑う。
昨年は「素晴らしいシーズンを過ごした」と北口。「基本的な形はそのままで体力的なベースを一段階上げて今季に臨みたいと冬季練習を行ってきました」と言う。
「体力的な部分、数値面やスピードは上がっている手応えを感じています。課題はずっと下半身を使って投げること」と言い、「スピードに合わせて」噛み合わせることができれば「60m後半から70mが見えてくると思います」と、自身の持つ日本記録(66m00)を3年ぶりに更新する準備が整ってきた。
4月29日の織田記念(広島)が初戦。その後は5月6日の木南記念、21日のセイコーゴールデングランプリ、6月の日本選手権と出場予定で、その後は昨年初出場で初優勝したDLパリ大会に向かう予定だ。
最大目標は「8月のブダペスト世界選手権のメダル獲得とDLファイナルにもう一度出ること」。そのため、「昨年はピークがうまく合ったとは思っていないので、今年は8月にピークを合わせられるように」と言い、「スロースタートで始めていくようになると思います。エンジンがかかるのは少し遅くて、セイコーゴールデングランプリあたりで記録を狙えれば」と見据える。その中でも、「昨年のように、60mは当たり前に投げられるようにしたい」と語る。
日本選手権以降は海外が主戦場となるため、『世界の投げ』が見られる数少ない機会。初戦となる織田記念に向けて、北口は「日本のやり投はレベルも高いので、少しでも多くの方々に現地にお会いできるとうれしいです」と語った。
【動画】大勢の報道陣が詰めかけたJALアスリート社員新年度会見の様子!
#JAL アスリート社員 新年度スタート会見!#北口榛花 選手#戸邉直人 選手#山本凌雅 選手#土井杏南 選手#髙良彩花 選手#鈴木雄大 選手 が登壇✨ 新シーズンへの意気込みを語りました! pic.twitter.com/1YayyLjqq7
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) April 17, 2023
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豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
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泉谷駿介(住友電工)