◇第107回日本選手権35km競歩(4月16日/石川県輪島市)
ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権35km競歩が行われ、女子は岡田久美子(富士通)が2時間44分11秒(速報値)で優勝。従来の日本記録(2時間45分09秒)を上回る日本新、そして日本陸連が定めるブダペスト世界選手権の派遣設定記録(2時間46分00秒)を突破して、世界選手権代表に内定した。
岡田は埼玉県出身の31歳。オリンピックは16年リオ、21年東京に出場。世界選手権は15年北京、17年ロンドン、19年ドーハ、22年オレゴンに続いて5回目の代表となる。ドーハでは6位入賞。5000m競歩(20分42秒25)、10000m競歩(42分51秒82)、20km(1時間27分41秒)でも日本記録を持つ。2月の20km競歩では世界選手権の参加標準記録を突破できずにいた。
2時間44分25秒で2位に入った園田世玲奈(NTN)も自身の日本記録と派遣設定記録を上回り、昨年のオレゴン(9位)に続いてブダペスト世界選手権の代表入りに大きく近づいた。
また、オープン参加の劉虹(中国)は世界歴代3位となる2時間38分42秒のアジア新記録でフィニッシュしている。
第107回日本選手権35km競歩上位成績
●男子35km競歩 優勝 野田明宏(自衛隊体育学校) 2時間23分13秒=日本新、大会新 2位 丸尾知司(愛知製鋼) 2時間25分49秒=大会新 3位 川野将虎(旭化成) 2時間26分51秒 4位 勝木隼人(自衛隊体育学校) 2時間28分53秒 5位 高橋和生(ADワークスグループ)2時間30分55秒 6位 諏訪元郁(愛知製鋼) 2時間32分39秒 7位 萬壽春輝(順大) 2時間33分10秒=日本学生最高 8位 和家昂太郎(国士大) 2時間37分44秒 ●女子35km競歩 優勝 岡田久美子(富士通) 2時間44分11秒=日本新、大会新 2位 園田世玲奈(NTN) 2時間44分25秒=日本新、大会新 3位 渕瀬真寿美(建装工業) 2時間57分51秒 4位 河添香織(自衛隊体育学校) 2時間59分46秒 5位 立見真央(田子重) 3時間4分41秒 6位 吉住友希(船橋整形外科) 3時間13分12秒 7位 柴田 葵(至学館大) 3時間18分26秒 ※完歩7名
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.10
連覇狙う葛西潤、好調・太田、復調の塩尻が中心か 女子は廣中が復活へ/日本選手権1万m
-
2025.04.09
-
2025.04.09
2025.04.04
青学大卒のプロランナー・太田蒼生が入籍発表! 「幸せな家庭を築いていきます」
2025.04.06
旭化成の鎧坂哲哉がプレイングコーチに就任 15年世界選手権代表
-
2025.04.04
-
2025.04.05
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.10
広島インターハイ日程決定 400m1日開催から2日間に 男子5000m決勝は4日目20時40分 暑熱対策で選手の負担軽減へ
7月の全国高校陸上競技対校選手権(インターハイ)の競技日程(タイムテーブル)が4月10日までに決まった。 大きく変わったのは男女400mの日程。これまで初日に予選、準決勝、決勝と3レースを行ってきたが、今回は初日に予選と […]
2025.04.10
日本選手権1万mのペース設定決まる ウェーブライト利用して男子27分20秒 女子31分20秒
日本陸連は4月10日、東京世界選手権の代表選考会となる第109回日本選手権10000m(4月12日/熊本・えがお健康スタジアム)のペース設定を発表した。 LEDライトをトラックの縁に1mおきに400個配置して、記録を狙う […]
2025.04.10
連覇狙う葛西潤、好調・太田、復調の塩尻が中心か 女子は廣中が復活へ/日本選手権1万m
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた第109回日本選手権10000mが4月12日に、熊本・えがお健康スタジアムで行われる。代表選考の流れと注目選手をチェックしていこう。 東京世界選手権の出場条件は、参加標準記録(男子27分 […]
2025.04.10
世界陸上代表選考会の日本選手権チケット 4月26日からファンクラブ会員先行販売開始 一般前売り5月10日から
日本陸連は4月10日、東京世界選手権の代表選考会となる第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)の入場チケット販売について概要を発表した。 先行としてファンクラブ会員(日本陸連公式ファンクラブ「RIKUJO […]
2025.04.10
パリ五輪円盤投銅のデニー世界歴代5位の72m07 パリ100m女王のアルフレッドが300m36秒05
オクラホマ・スローシリーズ(米国)が4月6日に行われ、男子円盤投ではパリ五輪銅メダルのM.デニー(豪州)が世界歴代5位、今季世界最高の72m07をマークした。 デニーは現在28歳。13年のU18世界選手権ではこの種目の金 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報