HOME 国内

2023.03.27

陸上競技開催のガイダンス改定 声出し応援について「制限せず」マスク着用は個人判断に委ねる
陸上競技開催のガイダンス改定 声出し応援について「制限せず」マスク着用は個人判断に委ねる

19年の高校生の大会の様子

日本陸連は3月27日、「陸上競技会開催のガイダンス」の第5版を発表した。

これは2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大のため策定されたもので、スポーツ庁が示したガイダンスを基本となっている。その後、コロナ禍の状況によって改定が加えられてきた。

広告の下にコンテンツが続きます

5月8日から新型コロナウイルスが2類相当から5類へと位置づけられる方針が発表されたことを受け、今回の改訂は「新型コロナウイルス感染拡大防止策ではなく、一般の感染症を対象とした改定」としている。

それによると、従来通り3密(密閉、密集、密接)の回避や手洗い・消毒などの基本的な感染対策が示されるほか、マスク着用については「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とする」とした。ただし、感染防止対策としてマスクの着用が効果的であるとした場面においては、「大会の期間、規模、参加対象者に応じて主催者が適切に判断すること」と促す。

また、声を出しての応援については「制限しない」とし、競技会場への入場制限については「主催者において適切に判断すること」とした。

ガイダンスを基本しながら、日本陸連は「感染拡大防止対策の根幹は、政府の方針、それぞれの地域の感染拡大状況に基づく行政判断を優先させることを前提」「不安なく競技会に参加できる体制を主催者の皆さんと一緒に作れるよう関係団体、関連団体の皆様の更なる協力をお願いしたい」と記している。

広告の下にコンテンツが続きます

5類変更後など今後も状況が変わる可能性もあることから、現在のガイダンスについては「5月7日まで」(日本陸連)とし、その後の改定についても検討していくとしている。

日本陸連は3月27日、「陸上競技会開催のガイダンス」の第5版を発表した。 これは2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大のため策定されたもので、スポーツ庁が示したガイダンスを基本となっている。その後、コロナ禍の状況によって改定が加えられてきた。 5月8日から新型コロナウイルスが2類相当から5類へと位置づけられる方針が発表されたことを受け、今回の改訂は「新型コロナウイルス感染拡大防止策ではなく、一般の感染症を対象とした改定」としている。 それによると、従来通り3密(密閉、密集、密接)の回避や手洗い・消毒などの基本的な感染対策が示されるほか、マスク着用については「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とする」とした。ただし、感染防止対策としてマスクの着用が効果的であるとした場面においては、「大会の期間、規模、参加対象者に応じて主催者が適切に判断すること」と促す。 また、声を出しての応援については「制限しない」とし、競技会場への入場制限については「主催者において適切に判断すること」とした。 ガイダンスを基本しながら、日本陸連は「感染拡大防止対策の根幹は、政府の方針、それぞれの地域の感染拡大状況に基づく行政判断を優先させることを前提」「不安なく競技会に参加できる体制を主催者の皆さんと一緒に作れるよう関係団体、関連団体の皆様の更なる協力をお願いしたい」と記している。 5類変更後など今後も状況が変わる可能性もあることから、現在のガイダンスについては「5月7日まで」(日本陸連)とし、その後の改定についても検討していくとしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

東邦銀行・田代優仁が今季限りで退部 ハードルで活躍「誇りを胸に次のステージでも精進を」

東邦銀行は12月25日、田代優仁が今季限りで退部すると発表した。 田代は岩手県出身の28歳。中学3年時に全中110mハードルで4位に入り、盛岡四高では110mハードルと400mハードルで活躍し、3年時に400mハードルで […]

NEWS しまむら・菊地優子と中馬蘭奈が年内で退部 「やっていたからこそできた経験」 「今後も新たな挑戦続ける」

2025.12.27

しまむら・菊地優子と中馬蘭奈が年内で退部 「やっていたからこそできた経験」 「今後も新たな挑戦続ける」

しまむら陸上競技部は12月27日、菊地優子と中馬蘭奈が2025年をもって退部すると発表した。 埼玉県出身の菊地は伊奈総合高3年時にインターハイ3000mに出場し、全国高校駅伝では2区10位。白鴎大では全日本大学女子駅伝を […]

NEWS 桐生祥秀と山縣亮太が激突 走幅跳に泉谷駿介 トップ選手が続々 エントリー状況発表/JAG大崎

2025.12.27

桐生祥秀と山縣亮太が激突 走幅跳に泉谷駿介 トップ選手が続々 エントリー状況発表/JAG大崎

2026年2月14日、15日に開催される「Japan Athlete Games in Osaki 2026」(鹿児島県大崎町・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅)の12月25日時点でのエントリー状況が12月26 […]

NEWS 名古屋アジア大会のマラソン、競歩の日程案が発表 マラソンは9月26日

2025.12.26

名古屋アジア大会のマラソン、競歩の日程案が発表 マラソンは9月26日

愛知・名古屋アジア大会組織委員会は、26年9月に開催される名古屋アジア大会のマラソンと競歩種目の日程と会場案を発表した。 マラソンは男女とも9月26日(土)に実施を予定。時差スタートで、男子は7時30分、女子は7時50分 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/創部111年の年で「1位」に挑む早大 強力な主軸擁し「間違いなく前回より強い」

2025.12.26

箱根駅伝Stories/創部111年の年で「1位」に挑む早大 強力な主軸擁し「間違いなく前回より強い」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 One早稲田のスローガンで 創部111年と「1」並びの年に、早大は「 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top