2023.03.27
27日、豊田自動織機はホームページを更新し、所属する田中希実が3月31日をもって退社することを発表した。
田中は兵庫・西脇工高を卒業後、同志社大に入学。大学の陸上部には所属せず、クラブチームの「ND28AC」で活動を続けていた。2019年4月からは「豊田自動織機AC」所属となり、同社のサポートを受け、大学を卒業後した昨春からは豊田自動織機に入社。社員選手として競技を続けていた。
19年からの4年間でドーハ世界選手権5000m出場し、21年の東京五輪では1500mで日本人初入賞となる8位入賞。昨年のオレゴン世界選手権では800m、1500m、5000mの3種目に出場するなど、世界的な選手へと飛躍した田中。
退社にあたり、「学生の頃から支えていただき、4年間も継続的な手厚いサポートを頂いて参りました。世界を舞台に戦う選手に、一歩ずつ近づいて来られたと感じています」と感謝の気持ちを述べる一方、「近頃は自分自身の甘えによりハングリーさが失われてきたと感じ、さらなる成長を目指して新たな環境に身を置くことを決めました」とコメントした。
今後の活動については「改めて正式な場を設けてご報告させていただきます」としている。
次ページ 田中希実のコメント全文
田中希実のコメント全文
この度、豊田自動織機を退社する運びとなりました。 学生の頃から支えていただき、4年間も継続的な手厚いサポートを頂いて参りました。そのおかげで、世界を舞台に戦う選手に、一歩ずつ近づいて来られたと感じています。 ただ、近頃は自分自身の甘えによりハングリーさが失われてきたと感じ、さらなる成長を目指して新たな環境に身を置くことを決めました。 このような決断を快く後押ししてくださった豊田自動織機の皆様には、言葉にできない感謝があります。その想いに応えるためにも、人とのご縁を大事にしながら勇気を持って前に進み続けたいと思います。 いつも支えてくださっている陸上関係者、ファンの皆さまには、突然のご報告となり誠に恐縮ですが、これからも応援して頂ける選手で居続けられるよう、努力し続けたいと思います。 今後の活動については、改めて正式な場を設けてご報告させていただきますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ※豊田自動織機ホームページより引用
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.02
三菱重工に学生駅伝で活躍した小林大晟、村上大樹が入社 6日に実業団デビュー戦
2025.04.02
YKKに大谷章紘、西田大智が入社 「チームに貢献する走りをしていきます」
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.04.01
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.02
三菱重工に学生駅伝で活躍した小林大晟、村上大樹が入社 6日に実業団デビュー戦
三菱重工は4月1日、小林大晟と村上大樹の2人が新入社員としてチームに加入したことを発表した。 小林は帝京大卒。長崎・鎮西学院高時代には全国高校駅伝で1区も務めた経歴を持つ。大学では4年時の全日本大学駅伝でアンカーを務め、 […]
2025.04.02
YKKに大谷章紘、西田大智が入社 「チームに貢献する走りをしていきます」
4月1日、YKKに大谷章紘(大東大卒)と西田大智(国士大卒)が新たに加入したことがチームから発表された。 大谷は水城高校時代に20年全国高校駅伝の3区などで全国大会経験。進学した大東大では全日本大学駅伝と箱根駅伝で2年時 […]
2025.04.02
中大卒のスプリンター・藤原寛人が大和ハウスに入社 「 社会人としても競技者としても共に大きく成長していきたい」
4月1日、短距離の藤原寛人が自身のSNSを更新。同日から大和ハウスに入社し、競技を続けることを明かした。 千葉県出身の藤原は、中学時代から世代のトップ選手として活躍。17年の熊本全中では100mで日本一に輝いている。東海 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報