HOME 駅伝

2023.03.26

大阪ガスの今﨑俊樹が現役引退 洛南高時代に世界ユース入賞、立命大でも活躍
大阪ガスの今﨑俊樹が現役引退 洛南高時代に世界ユース入賞、立命大でも活躍

23年ニューイヤー駅伝2区

大阪ガスは今﨑俊樹が2月末をもって退部、競技を引退して社業に専念すると発表している。

今﨑は1990年生まれの32歳。洛南高(京都)から立命大を経て2013年から大阪ガスへ。高校時代からスピード豊かな走りで活躍し、2年時には世界ユース選手権1500mで日本初入賞となる8位。3年目にもインターハイ入賞、日本ジュニア選手権優勝など実績を残した。

立命大に進学してからも5000mやロードでも主力として活躍。2年時には日本選手権1500m3位となり秋には全日本大学駅伝2区区間14位と安定した走りを見せている。4年時には800mにも再挑戦し、日本選手権で800m8位・1500m7位と2種目入賞した。

入社して2年間は「駅伝メンバーに選ばれず早期引退も考えていた」が、「本気で現状を打破するためにどうするべきか」と試行錯誤し、3年目の関西実業団駅伝では2区区間賞とチームに貢献した。19年にはびわ湖毎日でマラソンにも挑戦(2時間17分53秒)。今年2月の大阪マラソンが引退レースとなった。

今﨑は同社HPを通じ、「陸上競技部時代に学ばせていただいた、何事も本気で取り組めば現状を打破できるということを今後の社業にも生かして頑張りたいと思います」とコメントしている。

大阪ガスは今年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で27位。今﨑は2区を務めていた。

広告の下にコンテンツが続きます

次ページ 今﨑俊樹の引退コメント全文「本気で現状を打破」

大阪ガスは今﨑俊樹が2月末をもって退部、競技を引退して社業に専念すると発表している。 今﨑は1990年生まれの32歳。洛南高(京都)から立命大を経て2013年から大阪ガスへ。高校時代からスピード豊かな走りで活躍し、2年時には世界ユース選手権1500mで日本初入賞となる8位。3年目にもインターハイ入賞、日本ジュニア選手権優勝など実績を残した。 立命大に進学してからも5000mやロードでも主力として活躍。2年時には日本選手権1500m3位となり秋には全日本大学駅伝2区区間14位と安定した走りを見せている。4年時には800mにも再挑戦し、日本選手権で800m8位・1500m7位と2種目入賞した。 入社して2年間は「駅伝メンバーに選ばれず早期引退も考えていた」が、「本気で現状を打破するためにどうするべきか」と試行錯誤し、3年目の関西実業団駅伝では2区区間賞とチームに貢献した。19年にはびわ湖毎日でマラソンにも挑戦(2時間17分53秒)。今年2月の大阪マラソンが引退レースとなった。 今﨑は同社HPを通じ、「陸上競技部時代に学ばせていただいた、何事も本気で取り組めば現状を打破できるということを今後の社業にも生かして頑張りたいと思います」とコメントしている。 大阪ガスは今年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で27位。今﨑は2区を務めていた。 次ページ 今﨑俊樹の引退コメント全文「本気で現状を打破」

今﨑俊樹の引退コメント全文

平素より陸上競技部へのご理解とご支援いただき大変ありがとうございます。この度、2023年2月に行われた大阪マラソンを最終戦とし10年間在籍した陸上競技部を退部いたしました。 思い返せば、入社から2年間は駅伝のメンバーとして選ばれることなく早期の引退も考えておりましたが、本気で現状を打破するためにはどうするべきか、という話を長距離コーチとしたのを今でも鮮明に覚えております。その甲斐もあり、3年目に初めて出場した関西実業団駅伝では2区区間賞を獲得する事ができました。 その後は、心強い後輩たちの加入もありニューイヤー駅伝出場が目標であったチームが、2年連続日本人チームのみではトップ(2020年15位、2021年12位)という素晴らしい結果をチームとして残せたのは良い思い出となりました。 陸上競技部時代に学ばせていただいた、何事も本気で取り組めば現状を打破できるという事を今後の社業にも生かして頑張りたいと思います。 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 10年間本当にありがとうございました。

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.08

ゴールデンゲームズinのべおか 5000mに遠藤日向、篠原倖太朗、塩尻和也が参戦 女子は廣中璃梨佳や一山麻緒ら

日本グランプリシリーズ第6戦となる第36回ゴールデンゲームズinのべおか(5月4日/宮崎・延岡市西階総合運動公園陸上競技場)のスタートリストが4月8日、大会実行委員会から発表された。 男子5000mではA組に実力者がそろ […]

NEWS 日本学生個人にパリ五輪代表の栁田大輝らエントリー 110mH阿部竜希、前回2冠の山形愛羽ら

2025.04.08

日本学生個人にパリ五輪代表の栁田大輝らエントリー 110mH阿部竜希、前回2冠の山形愛羽ら

日本学生陸上競技連合は、4月25日から27日に行われる日本学生個人選手権(神奈川・レモンガススタジアム平塚)のエントリー選手を発表した。 男子の100mにはパリ五輪4×100mリレー代表で10秒02のベストを持つ栁田大輝 […]

NEWS セイコーゴールデンGPに妖精・マフチフ参戦!!昨年、走高跳で37年ぶり世界新 走幅跳・橋岡優輝、走高跳・真野友博らも

2025.04.08

セイコーゴールデンGPに妖精・マフチフ参戦!!昨年、走高跳で37年ぶり世界新 走幅跳・橋岡優輝、走高跳・真野友博らも

日本陸連は4月8日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第5弾を発表した。 今回新たに追加種目となった女子走高跳にはヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)。昨年のパリ五輪金メダリスト […]

NEWS 800m日本記録保持者・落合晃が駒大に入学! 「これから大学生活が始まるんだ」

2025.04.08

800m日本記録保持者・落合晃が駒大に入学! 「これから大学生活が始まるんだ」

駒大の入学式は4月8日、駒大駒澤キャンパスで行われ、800m日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃が同期の選手たちとともに出席した。 初々しい正装姿で出席した落合。ネクタイを巻くのは自身2度目だといい、「(うまく巻けた […]

NEWS リレー元日本代表の本郷汰樹がプロ宣言「これまで以上に自分と向き合いながら」

2025.04.07

リレー元日本代表の本郷汰樹がプロ宣言「これまで以上に自分と向き合いながら」

男子短距離の本郷汰樹が自身のSNSを更新し、プロ選手として活動していくことを明かした。 本郷は1999年3月7日生まれで、愛知県出身。瑞陵高から立命大を経て名古屋大院に進学。高校時代のベストは10秒63でインターハイで準 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報