2022.12.21
来年1月29日に行われる第42回大阪国際女子マラソンの記者発表が開かれ、招待選手が発表された。同大会は日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズのG1で、パリ五輪選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC/23年10月15日:東京)の出場権獲得の対象大会。
国内からは東京五輪代表の前田穂南(天満屋)のほか、安藤友香(ワコール)、佐藤早也伽(積水化学)ら8名が名を連ねる。
前田は東京五輪の後に右踵を疲労骨折。五輪以来、1年5ヵ月ぶりのフルマラソンとなるが、「東京五輪は悔しい思いがありました。パリ五輪で勝負したい」とコメントを寄せ、MGC出場権を狙う。
東京五輪には10000mで出場した安藤は、「本職のマラソンで代表を取りたい」と話し、大阪国際女子では「挑戦者としてどこまでやれるか」と意気込んでいる。
また、3大会ぶりに海外選手も招待。マウリーン・チェプケモイ(ケニア/2時間20分18秒)、ヘヴン・ハイル・デッセ(エチオピア/2時間20分19秒)、メセレット・ゴラ・シセイ(エチオピア/2時間20分50秒)、アリス・ライト(英国/2時間29分08秒)の4人がエントリーしている。
ネクストヒロイン枠には大東優奈(天満屋)や矢尾桃子(関西外大)ら4人が登録。また、準招待選手として北京世界選手権代表の前田彩里(ダイハツ)らがエントリー。前田は2年前に出産を経てこれが母となって初のフルマラソンとなる。
今回、12年ぶりにコース変更。20kmすぎの長堀通りで高低差18mのアップダウンがあるものの、折り返しがなくなり、「より記録が出やすく、速いスピードを守れるコース」(大阪陸協・竹内章専務理事)になった。日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダーは「日本記録(2時間19分12秒)近くまでいってほしい」と期待を寄せている。
従来、発着点だったヤンマースタジアム長居の改修工事に伴い、付設のヤンマーフィールド長居が発着点となっている。今大会から世界陸連(WA)のクラスで最高峰の「プラチナラベル」に認定された同大会。レースは1月29日、12時15分に号砲が鳴る。
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