2022.12.05
世界陸連(WA)は12月2日、WAアワードのフェアプレー賞に女子棒高跳のK.ナジョット(米国)とH.ブラッドショー(米国)が選出されたことを発表した。また、3日には加盟連盟賞(Member Federation Award)にブラジルが選ばれたことが発表された。
フェアプレー賞はWAアワードの一環として、国際フェアプレー委員会(CIFP)から授与される。CIFPはスポーツにおけるフェアプレーの原則(公正な競争、敬意、友情、チームスピリット、平等、ドーピングのないスポーツ)を推進するために50年以上前に設立された団体。この賞はフィールドの内外で模範となる選手らを称えるもので、03年以来、WA関連のものだけで10個の賞が授与されている。
受賞者の1人であるブラッドショーは、今夏のオレゴン世界選手権の女子棒高跳でウォームアップ中にポールが折れ、頭から落下して負傷。ナジョットが駆けつけてサポートした。ブラッドショーはこの負傷によって競技を棄権。それについてSNS上で非難の声が上がったが、ナジョットは反論してブラッドショーを擁護した。
ナジョットは「私にとって重要なのは、優れたアスリートとしてよりもまっとうな人間として記憶されることであり、その両方を手に入れることができるのならそれは素晴らしいことです」と受賞に際しコメントした。
加盟連盟賞は大きな貢献を果たした加盟団体を称えるもの。今回受賞したブラジルは22年にU18・U23南米選手権、南米クロスカントリー選手権、パンアメリカン・クロスカントリー選手権、WAツアーブロンズ大会、国際グランプリという6つの国際大会を開催し、成功を収めた。
革新的なスポンサーシップ契約を獲得して、トップ選手から草の根レベルにまで活気を与えている。同連盟は1977年12月2日に設立され、先週45周年を迎えていた。
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