HOME 海外

2022.12.04

24年の世界リレーはナッソーに決定 パリ五輪選考会として実施 23年より1マイルを世界記録認定へ
24年の世界リレーはナッソーに決定 パリ五輪選考会として実施 23年より1マイルを世界記録認定へ

11月30日にイタリア・ローマで世界陸連(WA)のカウンシル会議が行われ、決定事項が発表された。内容は以下の通り。

・2024年世界リレーの開催地がナッソーに決定
日程は未定だが、24年4月から5月に開催される予定。男子・女子の4×100mリレー、4×400mリレーと混合4×400mリレーはパリ五輪の選考会として行われる予定である。バハマ・ナッソーで世界リレーが開催されるのは4回目。

・大会日程等の決定
これまで2年に1回実施されていた世界ロードランニング選手権が毎年開催されることに決まった。毎年開催は25年から開始される。また、WAシリーズの開催日程について、以下の通り承認した。
 世界クロスカントリー選手権大会 クロアチア・メドゥリン/プラ 24年2月10日~11日
 U20選手権大会 ペルー・リマ  24年8月26日~31日
 世界選手権 東京 25年9月13日~21日

・競技規則の変更
23年1月1日より、ロード1マイルを公式の世界記録とする。23年9月1日以前の世界記録の認定には、3分50秒00(男子)/4分19秒00(女子)以内の成績が必要とる。9月1日までにこの基準を満たさない場合は適格の記録のうち最も良い成績が世界記録として認定される。

・DSD(性分化疾患)とトランスジェンダーに関するレギュレーション
正式な会議とは別に、評議会現行のDSD規則とトランスジェンダー規則について議論された。今後関係各所で協議され、3月の審議会で決定される予定。

・ケニア陸連、ロシア陸連について
ドーピングリスクが高いカテゴリーAに指定されているケニア陸連については、今後5年間、年間500万ドルがケニア政府からアンチ・ドーピングプログラムの強化へ提供されることが示され、適切な対応であると合意された。

ドーピング問題で資格停止処分となっているロシア陸連についてはタスクフォース(特別チーム)の報告書が出され、タスクフォース代表のアンデルセン氏は、条件が満たされれば23年3月の次回評議会で復帰についてWAに最終勧告する可能性を示した。ただしWAのコー会長は、ロシアとベラルーシについてはクライナ侵攻が続く限り資格停止は続くとの考えを示している。

11月30日にイタリア・ローマで世界陸連(WA)のカウンシル会議が行われ、決定事項が発表された。内容は以下の通り。 ・2024年世界リレーの開催地がナッソーに決定 日程は未定だが、24年4月から5月に開催される予定。男子・女子の4×100mリレー、4×400mリレーと混合4×400mリレーはパリ五輪の選考会として行われる予定である。バハマ・ナッソーで世界リレーが開催されるのは4回目。 ・大会日程等の決定 これまで2年に1回実施されていた世界ロードランニング選手権が毎年開催されることに決まった。毎年開催は25年から開始される。また、WAシリーズの開催日程について、以下の通り承認した。  世界クロスカントリー選手権大会 クロアチア・メドゥリン/プラ 24年2月10日~11日  U20選手権大会 ペルー・リマ  24年8月26日~31日  世界選手権 東京 25年9月13日~21日 ・競技規則の変更 23年1月1日より、ロード1マイルを公式の世界記録とする。23年9月1日以前の世界記録の認定には、3分50秒00(男子)/4分19秒00(女子)以内の成績が必要とる。9月1日までにこの基準を満たさない場合は適格の記録のうち最も良い成績が世界記録として認定される。 ・DSD(性分化疾患)とトランスジェンダーに関するレギュレーション 正式な会議とは別に、評議会現行のDSD規則とトランスジェンダー規則について議論された。今後関係各所で協議され、3月の審議会で決定される予定。 ・ケニア陸連、ロシア陸連について ドーピングリスクが高いカテゴリーAに指定されているケニア陸連については、今後5年間、年間500万ドルがケニア政府からアンチ・ドーピングプログラムの強化へ提供されることが示され、適切な対応であると合意された。 ドーピング問題で資格停止処分となっているロシア陸連についてはタスクフォース(特別チーム)の報告書が出され、タスクフォース代表のアンデルセン氏は、条件が満たされれば23年3月の次回評議会で復帰についてWAに最終勧告する可能性を示した。ただしWAのコー会長は、ロシアとベラルーシについてはクライナ侵攻が続く限り資格停止は続くとの考えを示している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

ヤマダホールディングス 2月就任の横山景監督が退任 プリンセス駅伝は複数選手のコンディション不良で出場断念 

ヤマダホールディングスは、女子中長距離ブロックを指導していた横山景監督が11月1日付で退任したことを、ホームページで明らかにした。 50歳の横山監督は東海大時代に箱根駅伝に3回出場。卒業後は雪印や富士通で競技を続け、19 […]

NEWS とくしまマラソン大会ゲストに東京五輪代表の相澤晃「楽しく走らせていただけること楽しみ」設楽兄弟らも参加

2024.11.22

とくしまマラソン大会ゲストに東京五輪代表の相澤晃「楽しく走らせていただけること楽しみ」設楽兄弟らも参加

とくしまマラソン実行委員会は11月21日、来年3月のとくしまマラソン2025の大会ゲストを発表した。 男子10000m前日本記録保持者で同東京五輪代表の相澤晃(旭化成)が参加。「この度、とくしまマラソンに初めて参加させて […]

NEWS 3000m障害・三浦龍司インタビュー「雰囲気をガラリと変えられるような選手になりたい」東京世界陸上のメダル争いに求められるものとは

2024.11.22

3000m障害・三浦龍司インタビュー「雰囲気をガラリと変えられるような選手になりたい」東京世界陸上のメダル争いに求められるものとは

男子3000m障害日本記録保持者で、今夏のパリ五輪8位入賞の三浦龍司(SUBARU)がインタビューに応じ、今シーズンを振り返った。 パリでは自己4番目となる8分11秒72をマークして8位入賞。前回の東京(7位)に続く2大 […]

NEWS 積水化学が連覇に再挑戦!日本郵政グループ、資生堂、第一生命グループが追う パリ五輪代表らの激突にも注目/クイーンズ駅伝見どころ

2024.11.22

積水化学が連覇に再挑戦!日本郵政グループ、資生堂、第一生命グループが追う パリ五輪代表らの激突にも注目/クイーンズ駅伝見どころ

第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024)は11月24日、宮城県松島町の文化観光交流館前をスタート、仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)へフィニッシュする6区間42.195km […]

NEWS マキシマム クッショニングを搭載した新作ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」が登場!

2024.11.22

マキシマム クッショニングを搭載した新作ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」が登場!

ナイキは22日、全てのランナーに向け、マキシマム クッショニングとロードランニングの快適さに新しい基準をもたらす新作シューズ「ナイキ ボメロ 18」を発売することを発表した。 女性ランナーのニーズと詳細な意見を取り入れつ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top