HOME 駅伝、箱根駅伝

2022.11.21

育英大・新田颯、行くぞ1区!「無名でも出られる」悲願の箱根駅伝で競技人生の集大成見せる
育英大・新田颯、行くぞ1区!「無名でも出られる」悲願の箱根駅伝で競技人生の集大成見せる

第99回箱根駅伝にオープン出場として編成された関東学生連合チームの合同取材が11月20日に国立競技場で行われた。

主将を務めるのは箱根駅伝予選会でチーム内最上位(33位)だった新田颯(育英大4)。「喜んで引き受けました」。すでにZoomを用いてミーティングをしており、「自分が引っ張っていくけど、みんなでチームを作っていこうと話しました」と言う。各校のエース格が集まっているということもあり「みんなが発言してくれて意欲が高いです」と雰囲気は良さそうだ。

中学時代はハンドボール部に所属しながら「体力作り」が目的で駅伝の練習をするようになった新田。その走りを見た中学、高校の顧問に導かれ、「記録として表れる」陸上の道へ。「箱根駅伝は見ていましたが、まさか自分が出られるようになるとは想像していませんでした」と当時を振り返る。

市熊本千原台高から育英大に進んだのは「イチから箱根駅伝を目指そう」と当時の総監督に誘われたから。「無名だった自分が箱根駅伝に出ることで、今、箱根駅伝に出たいと思っている多くの人に『無名からでも出られる』ということを伝えたい」と熱い思いを持つ。

2年前にも関東学連チームに選出されたものの、12月上旬に膝の半月板を痛めて走ることができなかった新田。「今でも消化できていない」。その舞台に立って初めて心のもやは晴れる。

「全員がベストの走りをして15位以内で」というのがチームの目標。「ハイペースになると思いますが、2分50秒を切るような対策はできています。あとは体調を合わせるだけ」。競技生活は大学で終わり。卒業後は群馬で就職する。競技人生の集大成で、すべてをぶつける。

広告の下にコンテンツが続きます

関東学連チームは10月15日に行われた予選会で敗退した大学のうち、外国籍選手を除く個人成績上位で箱根駅伝に出場経験のない選手の中から選考・編成。スタッフは連合チーム入りした大学の予選会上位から選考されている。

関東学生連合のメンバー発表!育英大・新田颯ら予選会上位選手がメンバー入り 東大大学院・古川大晃は2年連続選出/箱根駅伝

第99回箱根駅伝にオープン出場として編成された関東学生連合チームの合同取材が11月20日に国立競技場で行われた。 主将を務めるのは箱根駅伝予選会でチーム内最上位(33位)だった新田颯(育英大4)。「喜んで引き受けました」。すでにZoomを用いてミーティングをしており、「自分が引っ張っていくけど、みんなでチームを作っていこうと話しました」と言う。各校のエース格が集まっているということもあり「みんなが発言してくれて意欲が高いです」と雰囲気は良さそうだ。 中学時代はハンドボール部に所属しながら「体力作り」が目的で駅伝の練習をするようになった新田。その走りを見た中学、高校の顧問に導かれ、「記録として表れる」陸上の道へ。「箱根駅伝は見ていましたが、まさか自分が出られるようになるとは想像していませんでした」と当時を振り返る。 市熊本千原台高から育英大に進んだのは「イチから箱根駅伝を目指そう」と当時の総監督に誘われたから。「無名だった自分が箱根駅伝に出ることで、今、箱根駅伝に出たいと思っている多くの人に『無名からでも出られる』ということを伝えたい」と熱い思いを持つ。 2年前にも関東学連チームに選出されたものの、12月上旬に膝の半月板を痛めて走ることができなかった新田。「今でも消化できていない」。その舞台に立って初めて心のもやは晴れる。 「全員がベストの走りをして15位以内で」というのがチームの目標。「ハイペースになると思いますが、2分50秒を切るような対策はできています。あとは体調を合わせるだけ」。競技生活は大学で終わり。卒業後は群馬で就職する。競技人生の集大成で、すべてをぶつける。 関東学連チームは10月15日に行われた予選会で敗退した大学のうち、外国籍選手を除く個人成績上位で箱根駅伝に出場経験のない選手の中から選考・編成。スタッフは連合チーム入りした大学の予選会上位から選考されている。 https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/83896

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.01

ロジスティードに平林清澄、石塚陽士ら大卒ルーキー4名入社!市田宏も移籍し、5名が新加入

ロジスティード陸上競技部は4月1日、大卒で平林清澄、石塚陽士、海老澤憲伸、野島健太と、旭化成から移籍した市田宏の入社を発表した。 平林は福井・美方高から國學院大へ入学すると、1年時からその才能が開花。学生三大駅伝にはすべ […]

NEWS コニカミノルタの島貫温太、ジェームス・ムオキが退部 元監督の酒井勝充氏、小澤希久雄コーチは退社

2025.04.01

コニカミノルタの島貫温太、ジェームス・ムオキが退部 元監督の酒井勝充氏、小澤希久雄コーチは退社

コニカミノルタは4月1日、新体制を発表。島貫温太が現役を引退、ジェームス・ムオキが退部することを明らかにした。 島貫の引退は2月に発表。引退レースとなった3月の東京マラソンは2時間34分08秒で走り終えていた。今後は社業 […]

NEWS Ggoatに男子800m日本記録保持者・落合晃が加入 4月から駒大生 パナソニック退社の藤本優太氏がマネージャー

2025.04.01

Ggoatに男子800m日本記録保持者・落合晃が加入 4月から駒大生 パナソニック退社の藤本優太氏がマネージャー

駒大総監督の大八木弘明氏が率いて世界を目指すアスリートプロジェクトGgoatは4月1日、同プロジェクトに男子800m日本記録(1分44秒80)保持者・落合晃(駒大)が加入したと発表した。 落合は滋賀学園高出身。インターハ […]

NEWS 第一生命グループに萩原結が入部!櫻川響晶、松本奈々、髙橋彩香マネージャーが退部

2025.04.01

第一生命グループに萩原結が入部!櫻川響晶、松本奈々、髙橋彩香マネージャーが退部

第一生命グループは4月1日、萩原結が入部したこと、櫻川響晶、松本奈々、髙橋彩香マネージャーが退部することが発表された。 萩原結は東京・城西高から東洋大へ進学。4年時の日本インカレ1500mで決勝進出や富士山女子駅伝は4回 […]

NEWS 200m鵜澤飛羽がJAL入社「日本記録超えを通過点に」東京世界陸上へ飛躍誓う

2025.04.01

200m鵜澤飛羽がJAL入社「日本記録超えを通過点に」東京世界陸上へ飛躍誓う

JALは4月1日に入社式を執り行い、男子短距離の鵜澤飛羽が出席した。 昨年のパリ五輪200m代表の鵜澤。筑波大を卒業し、新たな門出に立った。JALグループの同期入社は2000人以上で、その規模に「すごいですね」と目を丸く […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top