HOME 駅伝

2022.11.13

中部はトヨタ自動車が1区から先頭譲らず2年ぶり栄冠 北陸はYKK逃げ切る/中部・北陸実業団対抗駅伝
中部はトヨタ自動車が1区から先頭譲らず2年ぶり栄冠 北陸はYKK逃げ切る/中部・北陸実業団対抗駅伝

丸山達也(トヨタ自動車)

◇第62回中部・第52回北陸実業団対抗駅伝(愛知・7区間80.5km)

来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会となる、第62回中部・第52回北陸実業団対抗駅伝が愛知県田原市のはなとき通り発着のコースで行われ、中部はトヨタ自動車が3時間54分41秒で2年ぶり24回目の優勝を飾った。

1区の丸山竜也が中盤から後続を引き離しトップで中継したトヨタ自動車は、3区の太田智樹が区間賞でリードを拡大。4区ではオレゴン世界選手権マラソン代表の西山雄介がトヨタ紡織の羽生拓矢に12秒差にまで詰め寄られたものの、5区の大石港与が大雨の中、ベテランらしい堅実な走りで2位以下を突き放した。7区・田中秀幸も区間賞でフィニッシュテープを切った。

今年からチームの指揮を執る熊本剛監督は「優勝できてホッとしている。1区2区で主導権を握り、3区以降もしっかりと選手ががんばってくれました。ニューイヤー駅伝でも優勝を目指していきたい」と答えた。

2位は羽生と6区の聞谷賢人が区間賞のトヨタ紡織。NTNが2016年以来のトップ3となる3位で続いた。以下、愛知製鋼、愛三工業、トーエネック、中央発條と上位7位までが全日本大会の出場権を獲得。愛知製鋼は2年ぶりの上州路出場を決めた。

北陸はYKKが4時間3分33秒で優勝。5区終了時点で2位のセキノ興産に21秒差だったが、6区で丸山幸輝が区間新となる24分56秒と快走し、31年連続33回目のニューイヤー駅伝出場を決めている。

広告の下にコンテンツが続きます

■第62回 中部実業団対抗駅伝 結果
●総合成績
1位 トヨタ自動車 3.54.41
2位 トヨタ紡織  3.56.32
3位 NTN    3.57.49
4位 愛知製鋼   3.59.33
5位 愛三工業   4.00.21
6位 トーエネック 4.01.19
7位 中央発條   4.01.58
===以上、全日本大会出場===
8位 Infinity Athlete & Running Club
4.16.49
9位 御殿場滝ケ原自衛隊
4.17.08
OP 中部実業団選抜A3.59.18
OP 中部実業団選抜B4.01.26
OP 三菱自動車・ぬまちゃんず・TAKU
4.20.30
●区間賞
1区(12.0km) 丸山竜也(トヨタ自動車) 35.02
2区(8.3km)  M.ディラング(愛知製鋼) 23.26
3区(12.2km) 太田智樹(トヨタ自動車) 35.36
4区(15.5km) 羽生拓矢(トヨタ紡織)  43.58
5区(12.2km) 宮脇千尋(実業団選抜A/トヨタ自動車) 35.18
6区(8.5km)  聞谷賢人(トヨタ紡織)  24.02
7区(11.8km) 田中秀幸(トヨタ自動車) 34.44

■第52回北陸実業団対抗駅伝 結果
●総合成績
1位 YKK   4.03.33
===以上、全日本出場===
2位 セキノ興産 4.04.29
3位 高田自衛隊 4.14.03

●区間賞
1区(12.0km) 佐藤慎巴(セキノ興産)  36.11
2区(8.3km) ニコラス・コシンベイ(YKK) 24.04
3区(12.2km) 鈴木大海(セキノ興産)  37.48
4区(15.5km) 森山真伍(YKK)    45.56
5区(12.2km) 狩野琢巳(セキノ興産)  36.20=区間新
6区(8.5km)  丸山幸輝(YKK)    24.56=区間新
7区(11.8km) 中井槙吾(セキノ興産)  36.21

◇第62回中部・第52回北陸実業団対抗駅伝(愛知・7区間80.5km) 来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会となる、第62回中部・第52回北陸実業団対抗駅伝が愛知県田原市のはなとき通り発着のコースで行われ、中部はトヨタ自動車が3時間54分41秒で2年ぶり24回目の優勝を飾った。 1区の丸山竜也が中盤から後続を引き離しトップで中継したトヨタ自動車は、3区の太田智樹が区間賞でリードを拡大。4区ではオレゴン世界選手権マラソン代表の西山雄介がトヨタ紡織の羽生拓矢に12秒差にまで詰め寄られたものの、5区の大石港与が大雨の中、ベテランらしい堅実な走りで2位以下を突き放した。7区・田中秀幸も区間賞でフィニッシュテープを切った。 今年からチームの指揮を執る熊本剛監督は「優勝できてホッとしている。1区2区で主導権を握り、3区以降もしっかりと選手ががんばってくれました。ニューイヤー駅伝でも優勝を目指していきたい」と答えた。 2位は羽生と6区の聞谷賢人が区間賞のトヨタ紡織。NTNが2016年以来のトップ3となる3位で続いた。以下、愛知製鋼、愛三工業、トーエネック、中央発條と上位7位までが全日本大会の出場権を獲得。愛知製鋼は2年ぶりの上州路出場を決めた。 北陸はYKKが4時間3分33秒で優勝。5区終了時点で2位のセキノ興産に21秒差だったが、6区で丸山幸輝が区間新となる24分56秒と快走し、31年連続33回目のニューイヤー駅伝出場を決めている。 ■第62回 中部実業団対抗駅伝 結果 ●総合成績 1位 トヨタ自動車 3.54.41 2位 トヨタ紡織  3.56.32 3位 NTN    3.57.49 4位 愛知製鋼   3.59.33 5位 愛三工業   4.00.21 6位 トーエネック 4.01.19 7位 中央発條   4.01.58 ===以上、全日本大会出場=== 8位 Infinity Athlete & Running Club 4.16.49 9位 御殿場滝ケ原自衛隊 4.17.08 OP 中部実業団選抜A3.59.18 OP 中部実業団選抜B4.01.26 OP 三菱自動車・ぬまちゃんず・TAKU 4.20.30 ●区間賞 1区(12.0km) 丸山竜也(トヨタ自動車) 35.02 2区(8.3km)  M.ディラング(愛知製鋼) 23.26 3区(12.2km) 太田智樹(トヨタ自動車) 35.36 4区(15.5km) 羽生拓矢(トヨタ紡織)  43.58 5区(12.2km) 宮脇千尋(実業団選抜A/トヨタ自動車) 35.18 6区(8.5km)  聞谷賢人(トヨタ紡織)  24.02 7区(11.8km) 田中秀幸(トヨタ自動車) 34.44 ■第52回北陸実業団対抗駅伝 結果 ●総合成績 1位 YKK   4.03.33 ===以上、全日本出場=== 2位 セキノ興産 4.04.29 3位 高田自衛隊 4.14.03 ●区間賞 1区(12.0km) 佐藤慎巴(セキノ興産)  36.11 2区(8.3km) ニコラス・コシンベイ(YKK) 24.04 3区(12.2km) 鈴木大海(セキノ興産)  37.48 4区(15.5km) 森山真伍(YKK)    45.56 5区(12.2km) 狩野琢巳(セキノ興産)  36.20=区間新 6区(8.5km)  丸山幸輝(YKK)    24.56=区間新 7区(11.8km) 中井槙吾(セキノ興産)  36.21

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

SUBARUは3月31日付で引退選手と退部者を発表した。 真船恭輔、小山司の2名が現役を引退する。真船は1997年生まれの27歳。学法石川高(福島)時代には2年連続で全国高校駅伝に出場。相澤晃(旭化成)、阿部弘輝(住友電 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

2025.03.31

【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

2025.03.31

京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]

NEWS NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

2025.03.31

NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

2025.03.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」 彼はゴール後のインタ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top