2020.03.28
【アイテム紹介】
ピップの高機能コンプレッションウェア
「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」
陸上競技のトレーニングではコンプレッションウェアを着用するアスリートが多い。特に短距離系やフィールド種目の選手にとっては、保温性があって冬場でも動きやすいタイツは〝必需品〟に近いアイテムだろう。
近年はさまざまなメーカーがコンプレッションウェアの分野に参入する中、この3月には医薬品や衛生用品などを取り扱っているピップも「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」を発売。製品を実際に使用した感想をお届けする。
コンプレッションウェアの着用率
トレーニングをする上で、コンプレッションウェアを使用する人はどのくらいるのだろうか。実は、これをピップが調査している。
ピップは男女515人にコンプレッションウェアについてアンケートを取ったところ、その約半数が着用に前向きな回答をしながらも、実際には男性が13.3%、女性は4.2%しか使用していないことが判明したという。これらの統計はアスリートのみを対象としたものではないため、陸上界の実態とは異なる可能性が高いが、それだけコンプレッションウェアには関心のある人が多く、同時に敷居が高いものになっていることを端的に表している。
コンプレッションウェアを使用しない理由としては、約55%が「値段が高い」ことを挙げた。そこでピップはリーズナブルでも高機能な本格コンプレッションウェアを開発。こうして誕生したのが「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」だ。
ピップが3月に発売した高機能コンプレッションウェア「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」
強いサポート性能に安心感
一般的にコンプレッションウェアは血流促進や筋肉・靭帯のサポートなどを目的に作られており、その中でパフォーマンス重視か、サポート性を重視した高機能モデルに大別される。「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」は後者に該当し、日々のトレーニングだけでなく、足腰に不安のあるアスリートや、運動経験が浅く、サポート機能を必要とするランナーなど、幅広い層をカバーする。
「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」の特徴は、部位によって着圧が変化することだ。足首から太腿にかけて着圧を低くする「段階着圧設計」を採用し、骨盤周りと太腿を引き締めて筋肉や関節への負担を軽減する「テーピングサポート」、筋肉のブレを抑制することで疲労を抑える「コンプレッション機能」などを備えている。
青いラインのところで着圧が変化する(女性用はラインが白)
実際に着用してみても、太腿はもちろんのこと、腰からお尻にかけての骨盤周りに強い締め付け感がある。特に、太腿は外側にある腸脛靭帯に沿って着圧がかかるので、膝を痛めやすい選手には心強いだろう。
骨盤周りのサポートは強め
一方で、これはサポートタイツの特性でもあるが、着圧によって若干の窮屈さを感じるところもある。強いサポートを感じる反面、動きの軽快さはやや犠牲になっている印象だ。ジョギングのような軽い運動だと、タイツによって脚の動きを制限される感覚が残るかもしれない。
しかし、全力に近いスピードでダッシュをしてみると、そこまでの動きにくさは感じない。生地に伸縮性があるせいか、タイムを計ってみてもスピード自体はそれなりに出せた。
これらを踏まえると、設定タイムを守りながら余裕を持ってこなすメニューよりは、思い切ってスピードを上げるか、ペースを気にせずゆっくり走る時など、強弱がはっきりしたトレーニングのほうが合っているように感じる。
もちろん、タイツの重要な機能である防寒性は申し分ない。デザインも黒がメインなので、どんなウェアにも合わせやすいのもポイントだ。なお、足首に着脱用のジッパーはついていないため、頻繁な着脱が必要な場合は注意したい。
高いコストパフォーマンス
使用感はここまで述べてきた通りだが、もう1つの特徴として、この「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」は安価で購入できるのも特筆すべき点だ。オープン価格なので販売価格は店舗によって異なるが、インターネット上のオンラインストアでは3000円台でも販売されている。高機能でありながらコストパフォーマンスは非常に高い。
また、購入はインターネットのほか、全国のドラッグストアや量販店でも可能。高機能タイツを試してみたいけど、いきなり高いものは……という人はこちらの製品から始めてみるのもいいかもしれない。
◎文/山本慎一郎
<関連リンク>
「プロ・フィッツ」ブランドサイト
商品ページ
<備考>
現在発売中の『月刊陸上競技』2020年4月号で「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」を4名にプレゼントします。ご応募はこちらから。性別とサイズ(MかL)を明記してください。締め切りは3月31日です。
【アイテム紹介】 ピップの高機能コンプレッションウェア 「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」
陸上競技のトレーニングではコンプレッションウェアを着用するアスリートが多い。特に短距離系やフィールド種目の選手にとっては、保温性があって冬場でも動きやすいタイツは〝必需品〟に近いアイテムだろう。 近年はさまざまなメーカーがコンプレッションウェアの分野に参入する中、この3月には医薬品や衛生用品などを取り扱っているピップも「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」を発売。製品を実際に使用した感想をお届けする。コンプレッションウェアの着用率
トレーニングをする上で、コンプレッションウェアを使用する人はどのくらいるのだろうか。実は、これをピップが調査している。 ピップは男女515人にコンプレッションウェアについてアンケートを取ったところ、その約半数が着用に前向きな回答をしながらも、実際には男性が13.3%、女性は4.2%しか使用していないことが判明したという。これらの統計はアスリートのみを対象としたものではないため、陸上界の実態とは異なる可能性が高いが、それだけコンプレッションウェアには関心のある人が多く、同時に敷居が高いものになっていることを端的に表している。 コンプレッションウェアを使用しない理由としては、約55%が「値段が高い」ことを挙げた。そこでピップはリーズナブルでも高機能な本格コンプレッションウェアを開発。こうして誕生したのが「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」だ。 ピップが3月に発売した高機能コンプレッションウェア「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」強いサポート性能に安心感
一般的にコンプレッションウェアは血流促進や筋肉・靭帯のサポートなどを目的に作られており、その中でパフォーマンス重視か、サポート性を重視した高機能モデルに大別される。「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」は後者に該当し、日々のトレーニングだけでなく、足腰に不安のあるアスリートや、運動経験が浅く、サポート機能を必要とするランナーなど、幅広い層をカバーする。 「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」の特徴は、部位によって着圧が変化することだ。足首から太腿にかけて着圧を低くする「段階着圧設計」を採用し、骨盤周りと太腿を引き締めて筋肉や関節への負担を軽減する「テーピングサポート」、筋肉のブレを抑制することで疲労を抑える「コンプレッション機能」などを備えている。 青いラインのところで着圧が変化する(女性用はラインが白) 実際に着用してみても、太腿はもちろんのこと、腰からお尻にかけての骨盤周りに強い締め付け感がある。特に、太腿は外側にある腸脛靭帯に沿って着圧がかかるので、膝を痛めやすい選手には心強いだろう。 骨盤周りのサポートは強め 一方で、これはサポートタイツの特性でもあるが、着圧によって若干の窮屈さを感じるところもある。強いサポートを感じる反面、動きの軽快さはやや犠牲になっている印象だ。ジョギングのような軽い運動だと、タイツによって脚の動きを制限される感覚が残るかもしれない。 しかし、全力に近いスピードでダッシュをしてみると、そこまでの動きにくさは感じない。生地に伸縮性があるせいか、タイムを計ってみてもスピード自体はそれなりに出せた。 これらを踏まえると、設定タイムを守りながら余裕を持ってこなすメニューよりは、思い切ってスピードを上げるか、ペースを気にせずゆっくり走る時など、強弱がはっきりしたトレーニングのほうが合っているように感じる。 もちろん、タイツの重要な機能である防寒性は申し分ない。デザインも黒がメインなので、どんなウェアにも合わせやすいのもポイントだ。なお、足首に着脱用のジッパーはついていないため、頻繁な着脱が必要な場合は注意したい。高いコストパフォーマンス
使用感はここまで述べてきた通りだが、もう1つの特徴として、この「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」は安価で購入できるのも特筆すべき点だ。オープン価格なので販売価格は店舗によって異なるが、インターネット上のオンラインストアでは3000円台でも販売されている。高機能でありながらコストパフォーマンスは非常に高い。 また、購入はインターネットのほか、全国のドラッグストアや量販店でも可能。高機能タイツを試してみたいけど、いきなり高いものは……という人はこちらの製品から始めてみるのもいいかもしれない。 ◎文/山本慎一郎 <関連リンク> 「プロ・フィッツ」ブランドサイト 商品ページ <備考> 現在発売中の『月刊陸上競技』2020年4月号で「プロ・フィッツ スポーツテックタイツ」を4名にプレゼントします。ご応募はこちらから。性別とサイズ(MかL)を明記してください。締め切りは3月31日です。
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