2022.10.02
10月1日に神奈川県横浜市で開催された第299回日本体育大学長距離競技会10000m最終組で、リチャード・キムニャン(日立物流)が日本国内国際記録の26分54秒76をマークした。従来の記録は2009年の静岡国際でJ.ダビリが出した26分57秒36。
同レースには10人のケニア人実業団選手が出場し、1000mを2分39秒の高速ペースで通過する。その後は1000mごとに2分41〜42秒で推移し、5000mを13分26秒で通過したあたりで先頭はキムニャンとベナード・コエチ(九電工)に絞られた。その後も2人のペースはまったく衰えず、ラストスパートで上回ったキムニャンに軍配が上がった。2着のコエチも26分55秒04と好記録だった。
キムニャンは1998年生まれの24歳。2015年にU18世界選手権3000mで優勝した実績があり、17年に来日。これまで五輪や世界選手権の出場経験はないものの、今年9月の全日本実業団選手権10000mでは、オレゴン世界選手権銀メダリストのスタンリー・ワイザカ(ヤクルト)と0.06秒差の死闘(ワイザカが先着)を繰り広げている。10000mは今回のレースで初の26分台突入となるが、5000mでは12分59秒44の自己ベストを持つ。
日本人トップは塩尻和也(富士通)で27分53秒00。塩尻は自身のSNSで「ある程度まとめたタイムで走れればと思っていたので結果としては上出来です。今回のレースをステップに次の機会にはベストを狙えればと思います」と述べている。
10000mの世界記録は26分11秒00(J.ジェプテゲイ、20年)。日本記録は20年に相澤晃(旭化成)が樹立した27分18秒75。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.19
800m日本記録保持者・久保凛が400mで54秒68の自己新記録!
-
2025.04.18
-
2025.04.18
-
2025.04.18
-
2025.04.17
-
2025.04.17
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.19
800m日本記録保持者・久保凛が400mで54秒68の自己新記録!
大阪高校春季地区別記録会(3、4地区)は4月19日、大阪・ヤンマーフィールド長居で行われ、女子800mで日本記録(1分59秒93)を持つ久保凛(東大阪大敬愛高3)が女子400mで54秒68の自己新記録をマークした。 40 […]
2025.04.19
中国・韓麒庚が男子砲丸投、円盤投2冠 女子100mも中国の張倩が11秒80でV/U18アジア選手権
4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、男子円盤投(1.5kg)を63m33で制した韓麒庚(中国)が、砲丸投(5kg)も20m23の大会新で投てき2冠に輝いた。 韓は江 […]
2025.04.19
男子100m清水空跳、男子110mH髙城昊紀、女子400m今峰紗希が金! 大森恵偉音は走幅跳で7m72w/U18アジア選手権
4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、日本勢は男子100mの清水空跳(星稜高2石川)、男子110mハードルの髙城昊紀(宮崎西高2)、女子400mの今峰紗希(済美高3岐 […]
2025.04.18
編集部コラム「20年とカツ丼」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.04.18
アディダス アディゼロから「ADIZERO BOSTON 13」が新登場!5月1日より数量限定で発売!
アディダス ジャパンは4月18日、ランニングシリーズ「アディゼロ」より「ADIZERO BOSTON 13(アディゼロ ボストン 13)」を5月1日に限定カラーモデル「ADIZERO BOSTON 13 EQT」を数量限 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)