2022.09.23
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第164回「まさか自分が・・・の話」(船越陽一郎)
月刊陸上競技のカメラマンとして、活動するようになりまして今年初めてインターハイの撮影に行けませんでした。というのも、新型コロナウイルスに感染してしまったからです。
数日前までは、全くなんともなかったのですが、出発前日に熱が出て調子が悪いなと思っていたところ、上司に念のため検査をするように言われて検査に行きましたら、コロナに感染していたことが発覚しました。
受けた検査は抗原検査だったのですが、液を垂らした瞬間に二重線が出まして
まさか自分が感染しているとは思っていなかったので、そこに居合わせた係の方に
「このキットおかしいですよ。すぐに線が浮き出ましたよ」
と伝えたところ
「いえ、これは陽性ですね」
その係の方は半笑いで即答で答えてくださいました。
そこで、初めて
「あ、コロナなんだ・・・。コロナって実在するんだ・・・」
と実感しました。
人間とは現金なもので、自分がコロナに感染していると分かると急激に体がきつく感じる様になり、家に帰るのもつらく感じる様になってしまいました。
幸運だったのは、妻と子供は福岡の実家へと戻っていたために私一人で自宅療養が出来るということでした。
だが、本当に幸運だったのか?一人で療養するのは中々サバイバルでした。妻に福岡からネットスーパーを頼んでもらい、なんとか食べ物は確保できましたが、お風呂に入るのもしんどいし(ちゃんと毎日入りました)、寝室に移動するのもしんどかったので、1日中リビングに布団をひいてそこで過ごすことにしました。
それから、精神状態が少し不安定だったらしく家でリモートワークしていたのですが、徳島から送られてくる活き活きとした選手たちの写真を見ながら暗い気持ちで仕事をしておりました。たまたまつけていたテレビにアンパンマンが流れていたのですが、アンパンマンで思わず涙を流してしまいました。やなせたかし先生の偉大さを感じつつインターハイを取材できなかったという感情が爆発したのかもしれません。
色々しんどかったですが・・・。今振り返って言えることは、自分がコロナに感染したことを知らずに徳島へ行って コロナを撒き散らす様なことをせずに済んで本当に良かったと思います。
船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部。1974年12月生まれ 172cm ○kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。 |
編集部コラム第163回「大学駅伝最も輝かしい〝黄金時代〟を築いたのはどの大学」(松永)
編集部コラム第162回「高校駅伝 47都道府県予選 大会記録」(大久保)
編集部コラム第161回「徳島インターハイの個人的感想」(井上)
編集部コラム第160回「指導者の意図」(山本)
編集部コラム第159回「アメリカ滞在記~世界陸上の歩き方?~」(向永)
編集部コラム第158回「痛恨の……アゲイン」(小川)
編集部コラム第157回「憧れの場所」(船越)
編集部コラム第156回「テレビの前で大興奮!」(松尾)
編集部コラム第155回「伸びしろなんて誰にもわからない」(松永)
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編集部コラム第149回「表彰式」(船越)
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編集部コラム第147回「激アツ!青春!インターハイ!!」(松永)
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編集部コラム第132回「スパッと辞めるか、泥臭く続けるか」(松永)
編集部コラム第131回「冬季オリンピックに挑む陸上選手」(大久保)
編集部コラム第130回「個人成績で見る昨年の全国高校駅伝」(井上)
編集部コラム第129回「セカンドキャリアを考える」(山本)
編集部コラム第128回「功労賞とU20招待はどうでしょ?」(向永)
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編集部コラム第126回「スパートすんのかいせんのかい」(船越)
編集部コラム第125回「記録ラッシュ!」(松永)
編集部コラム第124回「データで見る全国中学校駅伝」(大久保)
編集部コラム第123回「2021年の思い出」(井上)
編集部コラム第122回「長距離選手の身長」(山本)
編集部コラム第121回「足が速くなる魔法」(向永)
編集部コラム第120回「2021年の節目は…」(小川)
編集部コラム第119回「現実逃避」(船越)
編集部コラム第118回「高校で5000m15分台でも……」(松永)
編集部コラム第117回「データで見る箱根駅伝予選会」(大久保)
編集部コラム第116回「高校駅伝の試走にチャリ?」(井上)
編集部コラム第115回「ウエイトコントロール」(山本)
編集部コラム第114回「お別れのあいさつ」(向永)
編集部コラム第113回「TOKYO 2020の喜劇」(小川)
編集部コラム第112回「点と点のつながり」(船越)
編集部コラム第111回「裏方あっての表舞台」(松永)
編集部コラム第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保)
編集部コラム第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手」(井上)
編集部コラム第108回「特別な存在」(山本)
編集部コラム第107回「オリンピックの価値」(向永)
編集部コラム第106回「どうしても気になるどうでもいいこと」(船越)
編集部コラム第105回「東京五輪ついに開幕!!!」(小川)
編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
編集部コラム第103回「五輪メダリストのトリビア」(大久保)
編集部コラム第102回「あたたかい目」(井上)
編集部コラム第101回「4年サイクル」(山本)
編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
編集部コラム第99回「『9』秒台」(小川)
編集部コラム第98回「いいわけ」(船越)
編集部コラム第97回「My Privacy」(松永)
編集部コラム第96回「追い風最高記録」(大久保)
編集部コラム第95回「競技会に必要なもの」(井上)
編集部コラム第94回「メンタルトレーニング」(山本)
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
編集部コラム第86回「あこがれの松田耕作記者」(向永)
編集部コラム第85回「スポーツのチカラ」(小川)
編集部コラム第84回「初心」(船越)
編集部コラム第83回「高校生にとってのインターハイ」(松永)
編集部コラム第82回「2020年世界リストTop10入り日本人選手」(大久保)
編集部コラム第81回「〝きっかけ〟の提供を」(井上)
編集部コラム第80回「一番アツい夏」(山本)
編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
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編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
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編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
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編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
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編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)
第164回「まさか自分が・・・の話」(船越陽一郎)
月刊陸上競技のカメラマンとして、活動するようになりまして今年初めてインターハイの撮影に行けませんでした。というのも、新型コロナウイルスに感染してしまったからです。 数日前までは、全くなんともなかったのですが、出発前日に熱が出て調子が悪いなと思っていたところ、上司に念のため検査をするように言われて検査に行きましたら、コロナに感染していたことが発覚しました。 受けた検査は抗原検査だったのですが、液を垂らした瞬間に二重線が出まして まさか自分が感染しているとは思っていなかったので、そこに居合わせた係の方に 「このキットおかしいですよ。すぐに線が浮き出ましたよ」 と伝えたところ 「いえ、これは陽性ですね」 その係の方は半笑いで即答で答えてくださいました。 そこで、初めて 「あ、コロナなんだ・・・。コロナって実在するんだ・・・」 と実感しました。 人間とは現金なもので、自分がコロナに感染していると分かると急激に体がきつく感じる様になり、家に帰るのもつらく感じる様になってしまいました。 幸運だったのは、妻と子供は福岡の実家へと戻っていたために私一人で自宅療養が出来るということでした。 だが、本当に幸運だったのか?一人で療養するのは中々サバイバルでした。妻に福岡からネットスーパーを頼んでもらい、なんとか食べ物は確保できましたが、お風呂に入るのもしんどいし(ちゃんと毎日入りました)、寝室に移動するのもしんどかったので、1日中リビングに布団をひいてそこで過ごすことにしました。 それから、精神状態が少し不安定だったらしく家でリモートワークしていたのですが、徳島から送られてくる活き活きとした選手たちの写真を見ながら暗い気持ちで仕事をしておりました。たまたまつけていたテレビにアンパンマンが流れていたのですが、アンパンマンで思わず涙を流してしまいました。やなせたかし先生の偉大さを感じつつインターハイを取材できなかったという感情が爆発したのかもしれません。 色々しんどかったですが・・・。今振り返って言えることは、自分がコロナに感染したことを知らずに徳島へ行って コロナを撒き散らす様なことをせずに済んで本当に良かったと思います。船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部。1974年12月生まれ 172cm ○kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。 |
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