◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)1日目
オレゴン世界陸上初日のイブニングセッションに行われた男子走幅跳で、日本選手団の男子主将を務める橋岡優輝(富士通)が8m18(+0.4)を跳んで予選を突破した。橋岡はこれで19年ドーハに続いて2大会連続の決勝進出となる。
橋岡の第一声は「ホッとしています。決勝に進むことが第一歩」。1回目はわずかなファウルながら予選通過ラインの8m15は超えていたという。「感覚通りに身体を動かせた。比較的にいい跳躍だった」という続く2回目にビッグジャンプ。しっかりと予選通過を決めた。8m15を超えたのは橋岡を含めて2人だけで全体トップ。海外メディアからも取材を受けるほどだった。
それでも全体トップは「気にしていないです。明日は明日なので」と意に介さず。それよりも成長は予選をこれまでとは違った“力感”で突破できたこと。これまでは予選で「雰囲気にのまれて身体が動かないことがあった」が、この予選では「気楽にいけました」と、経験を生かした上での突破。昨年の東京五輪でも、予選よりも記録を上げてくる海外選手を目の当たりにしているからこそ、見据えるのはあくまで決勝で力を発揮することだ。
「明日は一発勝負。決勝で120%以上の力を出すだけ。今日以上の記録を出したい。行けるんじゃないかと思います」
今季は春先に足首の故障もあったが、日本選手権、そして世界陸上ときっちり合わせてきたあたりが、なんとも橋岡らしい。ドーハが8位、そして昨年の東京五輪が6位と確実にステップアップしてきた。今回の大会は「楽しむこと」と話していた橋岡。笑顔で迎える決勝は、これまでで一番楽しい6本になるかもしれない。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.11.22
2024.11.20
【箱根駅伝2025名鑑】早稲田大学
2024.11.17
不破聖衣来が香港で10kmレースに出場 9位でフィニッシュ
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.22
第101回箱根駅伝シンポジウム開催!世界を知る武井氏、尾方氏、諏訪氏、中本氏が語る「箱根路と世界」
第101回箱根駅伝を前に、大会への機運を高めるべく「第101回箱根駅伝シンポジウム」が11月22日、発着点となる東京・大手町のよみうりホールで行われた。 パネリストは武井隆次氏(元エスビー食品監督)、尾方剛氏(広島経大監 […]
2024.11.22
世界陸上アルティメット選手権の実施種目発表!! 100m、やり投のほか、男女混合4×100mRを初実施! 賞金総額は15億円
世界陸連は11月22日、26年から新たに開催する世界陸上アルティメット選手権の実施種目を発表した。 第1回大会で行われるのは男女28種目。トラックでは男女100mから5000m、男子110mハードル・女子100mハードル […]
2024.11.22
12月8日のホノルルマラソンに大迫傑、堀尾謙介が招待参加 2時間4分台のB.キプトゥムもエントリー
12月8日に米国ハワイで行われる、ホノルルマラソン2024の招待選手が発表され、日本からパリ五輪マラソン代表の大迫傑(Nike)や堀尾謙介(M&Aベストパートナーズ)が招待選手として登録された。 8月のパリ五輪 […]
2024.11.22
エディオンディスタンスチャレンジ女子10000mに廣中璃梨佳、安藤友香、不破聖衣来らがエントリー 5000mには樺沢和佳奈、小海遥、山本有真らが出場予定
⽇本実業団陸上競技連合は11月22日、日本グランプリシリーズ第16戦の「エディオンディスタンスチャレンジin⼤阪2024」(12月7日)のエントリー選手を発表した。同大会は世界陸連コンチネンタルツアーのチャレンジャー大会 […]
2024.11.22
ヤマダホールディングス 2月就任の横山景監督が退任 プリンセス駅伝は複数選手のコンディション不良で出場断念
ヤマダホールディングスは、女子中長距離ブロックを指導していた横山景監督が11月1日付で退任したことを、ホームページで明らかにした。 50歳の横山監督は東海大時代に箱根駅伝に3回出場。卒業後は雪印や富士通で競技を続け、19 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会