HOME ニュース、海外

2022.07.16

「レジェンド」フェリックスが地元でラストラン!混合マイル銅で世界大会30個目メダル!/世界陸上
「レジェンド」フェリックスが地元でラストラン!混合マイル銅で世界大会30個目メダル!/世界陸上

◇オレゴン世界陸上(7月15日〜24日/米国・オレゴン州ユージン)1日目

オレゴン世界陸上初日のイブニングセッション最終種目の男女混合4×400mリレー決勝。世界選手権最多13個の金メダルを保持する36歳の「レジェンド」アリソン・フェリックスが米国の2走として出場した。

トップでバトンを受けると、バックストレートを快調に突き進む。長い手足を生かした流れるようなフォームは健在。後半にドミニカ共和国の猛追を受けて2番手で3走に渡すかたちとなったが、スタンドを埋めた地元の観衆からの大歓声を背に、「ラストラン」を走り切った。

米国は3走で再びトップに立ったものの、ドミニカ共和国、オランダに続く3分10秒16で銅メダルだった。

世界選手権では05年ヘルシンキ大会の200mを19歳で制し、09年ベルリンまで3連覇。15年北京では400mで頂点に立っている。両リレーでも米国の主軸として活躍し、17年ロンドン大会でウサイン・ボルト(ジャマイカ)が持っていた最多金メダル(11個)に並んだ。

そして、前回のドーハ大会では男女混合4×400mリレーを制して単独最多金メダルを手にし、女子4×400mリレーの予選にも出場して米国の2連覇に貢献している。

五輪でも金メダル7、メダル11を獲得。世界大会で手にした総メダル数は、今大会で「30」となった。17歳だった2003年パリ世界選手権200mで世界デビューして19年、大会前には「信じられないほど長い旅だった」と語っていた。

「多くの浮き沈みがありましたが、私はこのスポーツが大好きです。何度も心を痛めましたが、楽しい瞬間もたくさんありました」

歴史に深く刻まれたスプリンターのキャリアを初開催の地元世界選手権で終えたフェリックス。地元のファンたちは、大きな拍手でその偉業を称えた。

●男女混合4×400mR上位成績
ドミニカ共和国 3分09秒82
オランダ    3分09秒90=自国新
米 国     3分10秒16
ポーランド   3分12秒31
ジャマイカ   3分12秒71
ナイジェリア  3分16秒21
イタリア    3分16秒45
アイルランド  3分16秒86

◇オレゴン世界陸上(7月15日〜24日/米国・オレゴン州ユージン)1日目 オレゴン世界陸上初日のイブニングセッション最終種目の男女混合4×400mリレー決勝。世界選手権最多13個の金メダルを保持する36歳の「レジェンド」アリソン・フェリックスが米国の2走として出場した。 トップでバトンを受けると、バックストレートを快調に突き進む。長い手足を生かした流れるようなフォームは健在。後半にドミニカ共和国の猛追を受けて2番手で3走に渡すかたちとなったが、スタンドを埋めた地元の観衆からの大歓声を背に、「ラストラン」を走り切った。 米国は3走で再びトップに立ったものの、ドミニカ共和国、オランダに続く3分10秒16で銅メダルだった。 世界選手権では05年ヘルシンキ大会の200mを19歳で制し、09年ベルリンまで3連覇。15年北京では400mで頂点に立っている。両リレーでも米国の主軸として活躍し、17年ロンドン大会でウサイン・ボルト(ジャマイカ)が持っていた最多金メダル(11個)に並んだ。 そして、前回のドーハ大会では男女混合4×400mリレーを制して単独最多金メダルを手にし、女子4×400mリレーの予選にも出場して米国の2連覇に貢献している。 五輪でも金メダル7、メダル11を獲得。世界大会で手にした総メダル数は、今大会で「30」となった。17歳だった2003年パリ世界選手権200mで世界デビューして19年、大会前には「信じられないほど長い旅だった」と語っていた。 「多くの浮き沈みがありましたが、私はこのスポーツが大好きです。何度も心を痛めましたが、楽しい瞬間もたくさんありました」 歴史に深く刻まれたスプリンターのキャリアを初開催の地元世界選手権で終えたフェリックス。地元のファンたちは、大きな拍手でその偉業を称えた。 ●男女混合4×400mR上位成績 ドミニカ共和国 3分09秒82 オランダ    3分09秒90=自国新 米 国     3分10秒16 ポーランド   3分12秒31 ジャマイカ   3分12秒71 ナイジェリア  3分16秒21 イタリア    3分16秒45 アイルランド  3分16秒86

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

NEWS 早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top