HOME ニュース、国内

2022.07.02

代表決定のディーン元気と兒玉芽生が会見 10年ぶり世界大会のディーン「うれしさとワクワクを感じています」/世界陸上
代表決定のディーン元気と兒玉芽生が会見 10年ぶり世界大会のディーン「うれしさとワクワクを感じています」/世界陸上


オレゴン世界選手権代表発表を受け、ミズノに所属する男子やり投のディーン元気と女子4×100mリレーの兒玉芽生がオンラインで会見を行い、それぞれ意気込みを語った。

世界選手権は初めて、シニアの世界大会も2012年のロンドン五輪以来10年ぶりとなるディーンは「代表に選ばれたうれしさとワクワクを感じています。世界選手権本番までの過程を楽しみたい」と話し、「10年間は長かったけど、世界に届きそうだった年もあり、毎年毎年悔しい思いをして、気づいたら10年が経っていたという感じです」と久々の日本代表に感慨深く喜びを表現した。

大学3年生でロンドン五輪に出場したが、その後は脇腹のケガなどに長く苦しんだ。それでも、近年はやり投で数々のスターを輩出したフィンランドに練習拠点を構えると、徐々に調子を取り戻し、20年には84m05を投げ、再び世界のトップを目指すレベルに近づいていた。

先月の日本選手権を10年ぶりに制した直後にフィンランドに戻り、18日に行われた世界陸連コンチネンタルツアーのクオルターネ・ゲームスでは世界の強豪を相手に82m03で5位入賞。気温13度という条件ながら、6投すべてで80mスローを見せ、自信を深めている。

今後は、フィンランド国内の競技会に出場したあと渡米する予定。「10年前よりもアベレージは上がっています。予選を少ない本数で通過して、疲労のマネージメントを意識しながら決勝に臨みたい。記録は意識せず、自分の技術に集中すれば、来年の世界選手権の参加標準記録や自己ベスト、日本記録もついてくる」と話した。

一方、昨年の東京五輪に続いて4×100mリレーでの出場となる兒玉は「(五輪では)私のところでバトンパスが詰まってしまって満足できない結果だったので、今回はしっかりと結果を残したい」とコメント。昨年に比べてリレー合宿の回数は減っているが、「バトンパスの精度を去年よりも高めたいです」と雪辱に燃えている。

女子4×100mリレーチームは来週の南部記念に出場を予定。「(走順は)何走でも走れるように準備をしています。世界選手権では予選ですべてが決まると思う。簡単なことではないですが、日本記録(43秒39)の更新と決勝進出を目指してがんばります」と力強く語った。

オレゴン世界選手権代表発表を受け、ミズノに所属する男子やり投のディーン元気と女子4×100mリレーの兒玉芽生がオンラインで会見を行い、それぞれ意気込みを語った。 世界選手権は初めて、シニアの世界大会も2012年のロンドン五輪以来10年ぶりとなるディーンは「代表に選ばれたうれしさとワクワクを感じています。世界選手権本番までの過程を楽しみたい」と話し、「10年間は長かったけど、世界に届きそうだった年もあり、毎年毎年悔しい思いをして、気づいたら10年が経っていたという感じです」と久々の日本代表に感慨深く喜びを表現した。 大学3年生でロンドン五輪に出場したが、その後は脇腹のケガなどに長く苦しんだ。それでも、近年はやり投で数々のスターを輩出したフィンランドに練習拠点を構えると、徐々に調子を取り戻し、20年には84m05を投げ、再び世界のトップを目指すレベルに近づいていた。 先月の日本選手権を10年ぶりに制した直後にフィンランドに戻り、18日に行われた世界陸連コンチネンタルツアーのクオルターネ・ゲームスでは世界の強豪を相手に82m03で5位入賞。気温13度という条件ながら、6投すべてで80mスローを見せ、自信を深めている。 今後は、フィンランド国内の競技会に出場したあと渡米する予定。「10年前よりもアベレージは上がっています。予選を少ない本数で通過して、疲労のマネージメントを意識しながら決勝に臨みたい。記録は意識せず、自分の技術に集中すれば、来年の世界選手権の参加標準記録や自己ベスト、日本記録もついてくる」と話した。 一方、昨年の東京五輪に続いて4×100mリレーでの出場となる兒玉は「(五輪では)私のところでバトンパスが詰まってしまって満足できない結果だったので、今回はしっかりと結果を残したい」とコメント。昨年に比べてリレー合宿の回数は減っているが、「バトンパスの精度を去年よりも高めたいです」と雪辱に燃えている。 女子4×100mリレーチームは来週の南部記念に出場を予定。「(走順は)何走でも走れるように準備をしています。世界選手権では予選ですべてが決まると思う。簡単なことではないですが、日本記録(43秒39)の更新と決勝進出を目指してがんばります」と力強く語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

積水化学が連覇に再挑戦!日本郵政グループ、資生堂、第一生命グループが追う パリ五輪代表らの激突にも注目/クイーンズ駅伝見どころ

第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024)は11月24日、宮城県松島町の文化観光交流館前をスタート、仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)へフィニッシュする6区間42.195km […]

NEWS マキシマム クッショニングを搭載した新作ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」が登場!

2024.11.22

マキシマム クッショニングを搭載した新作ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」が登場!

ナイキは22日、全てのランナーに向け、マキシマム クッショニングとロードランニングの快適さに新しい基準をもたらす新作シューズ「ナイキ ボメロ 18」を発売することを発表した。 女性ランナーのニーズと詳細な意見を取り入れつ […]

NEWS WA加盟連盟賞に米国、インド、ポルトガルなどがノミネート 育成プログラム等を評価

2024.11.22

WA加盟連盟賞に米国、インド、ポルトガルなどがノミネート 育成プログラム等を評価

世界陸連(WA)は11月20日、ワールド・アスレティクス・アワード2024の「加盟国賞」の最終候補6カ国を発表した。この賞は年間を通して陸上競技の成長と知名度に貢献する功績をおさめた連盟を表彰するもので、各地域連盟から1 […]

NEWS パリ五輪7位のクルガトが優勝!女子は地元米国・ヴェンダースがV/WAクロカンツアー

2024.11.22

パリ五輪7位のクルガトが優勝!女子は地元米国・ヴェンダースがV/WAクロカンツアー

11月21日、米国テキサス州オースティンで世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドのクロス・チャンプスが開催され、男子(8.0km)はパリ五輪5000m7位E.クルガト(ケニア)が22分51秒で、女子(8.0km […]

NEWS 田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top