2022.06.20
◇全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会(6/19 神奈川・相模原市)
創価大が3位に入り、悲願の本戦初出場を決めた。
エントリー時点で10000m28分台の記録を持つエースの葛西潤、新家裕太郎、緒方貴典の4年生を欠き、当日のエントリーで濱野将基(4年)も補欠に回る布陣となった今大会。1組目で横山魁哉(4年)が5着、2組では石丸惇那(1年)が7着と好走するも、各組とも2人目が20番台と伸び悩み、2組目終了時点で本戦出場権圏外の9位にとどまった。
それでも3組目で桑田大輔(3年)、野沢悠真(1年)が3着、10着を占めて総合6位まで浮上。最後はフィリップ・ムルワ(4年)が最終組で他大学の留学生を中盤から大きく引き離し、2着に約17秒差をつける独走で個人トップを占めた。「前半は抑え気味でいった」と前半は日本人集団の中盤あたりでレースを進めた嶋津雄大(4年)も、最後まで安定した走りで12位でフィニッシュ。信頼感のおける2人が総合トップ3まで押し上げて存在感を見せつけた。
目標としていたトップ通過には届かず、「東洋大や東海大も主力を欠いていた状況は同じ。最終組前にしっかりトップ争いをしていたかった」と厳しい表情を浮かべた榎木和貴監督。一方で「2、3組目で1年生がしっかり走ってくれたことは良かった」と新戦力の台頭には確かな手ごたえも。課題と収穫、双方を感じたレースとなったようだ。
これで今季は学生三大駅伝に初めてフル出場となる創価大。「3位以内」をターゲットに見据える本戦での戦いぶりにも注目だ。
文/田中 葵

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