◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた男子走幅跳は、橋岡優輝(富士通)が優勝した。8m27(+1.4)をマークし、オレゴン世界選手権の参加標準記録(8m22)を突破。2度目の世界選手権代表に内定した。
1回目から珍しく手拍子を求めた橋岡。「最近、1回目は緊張でうまく助走できていなかったので盛り上げようと思いました」。結果はファウルだったが、2回目に「やっと取り戻せた」と「序盤から押していく助走」ができビッグジャンプ。会場から大きな拍手が沸く。8m27(+1.4)で世界選手権参加標準を突破した。
3、4回目をパス、5回目は8m21(±0)。6回目を前に試技を終えた。4月に足首を痛めた影響で、跳躍練習を再開したのは1週間前だという。それでも「まだ万全ではない」という中での好記録。前回大会で樹立した大会記録8m36と「同じ感覚があった」と手応えをつかんだ。
ドーハに続く2度目の世界選手権。「オリンピックの翌年ということで、少し気持ちにもよ余裕があります。まずは楽しみたいです」。ドーハは8位、東京五輪では6位。着実にステップアップしているが、橋岡が『楽しい』のは誰よりも遠くに跳んだ時だ。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
2025.03.30
優勝は自己新の小林航央 青学大・田中悠登はラストラン5位/ふくい桜マラソン
-
2025.03.30
-
2025.03.29
-
2025.03.29
-
2025.03.25
-
2025.03.23
-
2025.03.26
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.30
【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す!やり投・溝口が日本初入賞
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
The TENが3月29日に米国・カリフォルニア州で行われ、男子10000mに出場した関口絢太(SGホールディングス)が28分07秒46の組5着だった。 関口は立教大出身で、昨年の箱根駅伝は10区区間3位。卒業後にSGホ […]
2025.03.30
丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権
アジアマラソン選手権が3月30日、中国・浙江省嘉興で行われ、男子は丸山竜也(トヨタ自動車)が2時間11分51秒の3位に入った。 丸山は10km付近でやや先頭集団から離されそうになるものの、すぐに追いつき、横田俊吾(JR東 […]
2025.03.29
青学大・若林宏樹の学生ラストランは2位!TBS感謝祭マラソン激走「箱根よりきつかった」
青学大の若林宏樹がTBSの「オールスター感謝祭2025春」に出演した。若林は番組恒例の赤坂ミニマラソンに出場して2位だった。 約5km、心臓破りの坂がランナーたちを苦しめる番組の人気企画。今年の箱根駅伝で5区区間新を出し […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報