HOME ニュース、国内

2022.06.04

初V狙う奥田啓祐がトップで折り返す「そろそろ」世代交代狙う 2位に田上も「勝ちたい」/日本選手権混成
初V狙う奥田啓祐がトップで折り返す「そろそろ」世代交代狙う 2位に田上も「勝ちたい」/日本選手権混成


◇日本選手権・混成競技(6月4日、5日/秋田県営)1日目

第106回日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は前回2位の奥田啓祐(第一学院高教)が3970点でトップ、田上駿(陸上競技物語)が3878点で続いた。

「評価できる種目もあれば課題もあった」と奥田。得意のスプリント種目で見せ場を作り、100mで10秒82(+0.1)、400mで48秒28とトップを奪った。ただ、これまでもトップ通過しながら2日目を苦手として順位を落としているだけに、「自分にフォーカスを当てたい」と奥田。「110mハードルでしっかり記録を出せれば、円盤投や棒高跳につながる」と話す。

一方の田上は「かなり天候が難しい中で自己ベスト前後を出せた」と走幅跳(7m23/+0.8)、自己新の砲丸投(13m06)を自身で評価。特に投てきは重点的に取り組んできただけに充実感を漂わせる。反面、100m、走高跳、400mは「思ったほどいかなかった」と総括する。2日目は「得意種目の110mハードルと1500mで点数を取りたい」と見据えていた。

十種競技はここ12年、右代啓祐(国士舘クラブ)と中村明彦(スズキ)の覇権が続いている。奥田は「一緒に練習させてもらっているからこそ、そろそろ引導を渡すつもりで」と言い、田上も「大学生の頃から世代交代をしたいと思ってやってきたけど足りなかった。活躍して勝ちたい」と、ともに初優勝へ意気込んでいる。

2連覇中の中村は3位。日本記録保持者の右代啓祐は3630点で7位で折り返している。

広告の下にコンテンツが続きます
◇日本選手権・混成競技(6月4日、5日/秋田県営)1日目 第106回日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は前回2位の奥田啓祐(第一学院高教)が3970点でトップ、田上駿(陸上競技物語)が3878点で続いた。 「評価できる種目もあれば課題もあった」と奥田。得意のスプリント種目で見せ場を作り、100mで10秒82(+0.1)、400mで48秒28とトップを奪った。ただ、これまでもトップ通過しながら2日目を苦手として順位を落としているだけに、「自分にフォーカスを当てたい」と奥田。「110mハードルでしっかり記録を出せれば、円盤投や棒高跳につながる」と話す。 一方の田上は「かなり天候が難しい中で自己ベスト前後を出せた」と走幅跳(7m23/+0.8)、自己新の砲丸投(13m06)を自身で評価。特に投てきは重点的に取り組んできただけに充実感を漂わせる。反面、100m、走高跳、400mは「思ったほどいかなかった」と総括する。2日目は「得意種目の110mハードルと1500mで点数を取りたい」と見据えていた。 十種競技はここ12年、右代啓祐(国士舘クラブ)と中村明彦(スズキ)の覇権が続いている。奥田は「一緒に練習させてもらっているからこそ、そろそろ引導を渡すつもりで」と言い、田上も「大学生の頃から世代交代をしたいと思ってやってきたけど足りなかった。活躍して勝ちたい」と、ともに初優勝へ意気込んでいる。 2連覇中の中村は3位。日本記録保持者の右代啓祐は3630点で7位で折り返している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.29

走高跳で男女上位 真野友博1位、髙橋渚1m86で2位 100mH田中佑美Vで3位まで日本勢/WAコンチネンタルツアー

2025年の世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールド初戦となるモーリー・プラント競技会が3月29日、豪州・メルボルンで行われた。 日本からは22名が出場し、2種目で優勝。走高跳では男子が昨年のパリ五輪代表で22年世 […]

NEWS 編集部コラム「いつのまにか700号超え」

2025.03.29

編集部コラム「いつのまにか700号超え」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

2025.03.29

齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]

NEWS 久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

2025.03.29

久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

奈良市サーキットが3月29日、奈良市の鴻ノ池陸上競技場で行われ、女子1000mで800m日本記録(1分59秒93)保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分40秒23をマークした。 この記録は日本歴代4位で、U20とU18 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top