◇第85回東京選手権(4月30日~5月2日/国立競技場)
東京選手権の2日目が国立競技場で行われ、女子100mは東京五輪4×100mリレー代表の青山華依(甲南大)が11秒71(+0.3)の大会新で貫禄勝ちした。
11秒92(-0.7)で3位だった2日前の織田記念から直接都内に入り、5月3日の静岡国際200mに向けたつなぎとして出場。予選で11秒76(+0.6)をマークすると、決勝は雨の中で「60mまでを室内のようにしっかりと走るイメージ」で序盤から突き抜けて快勝した。
4月中旬の日本学生個人選手権を11秒50(+1.0)で制し、ワールドユニバーシティゲームズの代表に内定。その準決勝では自己記録を0.09秒更新する学生歴代5位の11秒47(+2.0)をマークするなど、大学2年目のシーズンで絶好の滑り出しを見せた。
だが、「そこでピークが来てしまったかもしれません」。その後は織田記念も3位にとどまり、この日も目安にしていた「11秒6」には届かずタイムや結果は思うように出せていない。それでも、ウエイトトレーニングやショートダッシュを入念に取り組んだ冬季練習は順調に消化。さらに、昨年の夏に五輪の舞台となった国立競技場に帰ってきたことで、気持ちが引き締まった様子だ。
「関西の学生にはなかなか走る機会はないので、そういう意味でも貴重な機会と思って出場しました。国立に入った時は緊張しましたね。日本代表としてリレーを走ったこと、100mで外国人選手がすごい記録を立て続けに出していたことなど、すごく思い出に残っています。」
五輪ではカーブの1走だったため、国立の直線は初めて走った。この感情と経験を、次へとつなげていくつもりだ。「100mも初戦で自己新が出せたので、静岡国際の200mでも自己ベスト(23秒91)の更新を目指します。そこからもう1度身体を作って、日本選手権でしっかりと結果を残したい」と力強く語った。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.02
ノーリツに兵庫大の福永愛佳が加入!「クイーンズ駅伝、日本選手権出場を目標」
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.02
-
2025.04.02
2025.04.01
豊田自動織機にクイーンズ駅伝1区区間賞の岡本春美、全中Vの川西みちら5人が加入!
2025.04.01
ロジスティードに平林清澄、石塚陽士ら大卒ルーキー4名入社!市田宏も移籍し、5名が新加入
-
2025.03.31
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.02
青学大・箱根駅伝1区の宇田川瞬矢が5000m全体トップ ルーキー・椙山一颯も13分台/絆記録会
第14回絆記録挑戦会が4月2日、東京・町田GIONスタジアムで行われ、箱根駅伝で総合2連覇を飾った青学大の選手が多数出場した。 男子5000mではOBも含めて最終の3組で上位を独占。箱根駅伝で1区を担った宇田川瞬矢(4年 […]
2025.04.02
ノーリツに兵庫大の福永愛佳が加入!「クイーンズ駅伝、日本選手権出場を目標」
ノーリツは4月1日、兵庫大の福永愛佳が加入したことを、部のHPやSNSを通じて報告した。 福永は兵庫・須磨学園高出身。2020年の全国高校駅伝では3区2位と好走し、チームの6位入賞に貢献した。兵庫大に進学後も主力として活 […]
2025.04.02
レデイ薬局に福岡大・山口純平、松山大・松浦慶太が加入! 「社会人アスリートとして覚悟を持って」
レデイ薬局陸上部は4月1日、チームのSNSで福岡大卒の山口純平と松山大卒の松浦慶太が新たに入部すると発表した。 広島県出身の山口は、西条農高1年時に4×400mリレーのメンバーとしてインターハイを経験。福岡大では4年連続 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報