東京五輪女子マラソン8位の一山麻緒(ワコール)とワコールで監督を務める永山忠幸氏が3月31日付で同社を退社し、4月2日から資生堂に入社することが両社から発表された。
2016年にワコールに入社した一山は「在籍中は、いつも温かく応援して頂きました皆様、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。東京五輪後の昨年12月には鈴木健吾(富士通)と結婚し、「結婚を機に関東での新たな拠点を探し、女性活躍の企業としても魅力に思っていた資生堂に入社を決めました。心機一転、新たな環境でのスタートがとても楽しみです」と意気込みを語った。
また、ワコールで00年の監督就任後、福士加代子をはじめ多くのランナーを育成した永山氏は、一山の専任コーチとして資生堂に移籍する。「パリオリンピックに向け、この度、資生堂に我々の想いを受け入れて頂きました。これまでの生活環境・活動拠点を変えて女子マラソンの日本記録更新とメダル獲得を最大目標に、日々精進したい考えております」とコメントした。
また、ワコールからは三原幸男コーチの退社と、ヘッドコーチの市川武志氏の監督代理就任も発表された。
■一山麻緒コメント全文
「この度、2022年3月31日をもちまして、6年間在籍させていただいたワコール女子陸上競技部を退部、株式会社ワコールを退社することとなりました。在籍中は、いつも温かく応援して頂きました皆様、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。また、ワコールに入社して多くのことを学び、オリンピック日本代表など、選手として成長出来たのも、会社のご理解とご支援があったからだと感謝しております。これからもワコール女子陸上競技部で培ったことを土台として更なる飛躍ができるように精進していきます。6年間、本当にありがとうございました」
「結婚を機に関東での新たな拠点を探し、女性活躍の企業としても魅力に思っていた資生堂に入社を決めました。心機一転、新たな環境でのスタートがとても楽しみです。日頃から応援して下さっている皆様にこれも私の走りを楽み頂けるよう、これからは資生堂の一山麻緒として活躍していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」
■永山忠幸氏コメント全文
「長きに渡り、ご支援・ご鞭撻、本当にありがとうございました。未熟な私をここまで見守って頂きましたチームワコール並びに、全力でサポート応援して頂きました方々には感謝の言葉しかありません。ここに至るまで、選手・スタッフと共に常に最高のパフォーマンスにチャレンジし、たくさん笑い、たくさんの涙を流しながら、貴重な経験・年輪を刻み続けて今日があります。今現在も思い出は尽きませんが、23年間の数々の戦績と足跡は、頑張った選手とスタッフと共に作り上げた私自身の勲章でもあり、誇りでもあります。在籍23年、本当にお世話になりました。引き続き、今後共、チームワコールに対しまして、寛大なるご配慮宜しくお願い申し上げます」
「次なる舞台2024パリオリンピックに向け、この度、資生堂に我々の想いを受け入れて頂きました。これまでの生活環境・活動拠点を変えて女子マラソンの日本記録更新とメダル獲得を最大目標に、日々精進したいと考えております。指導者としての大きな分岐点ではありますが、夢と目標にチャレンジさせて頂けるこの環境には、深く感謝し、今後益々のスキルアップをはかり、結果を残せる様、今後も温かく見守って頂きたく、よろしくお願いします」
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.11.25
-
2024.11.20
-
2024.11.24
-
2024.11.23
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.25
12月1日のバレンシアマラソンに男子歴代3位、4位のベケレ、レンマが参戦! ロードランニング選手権金のサウェがデビュー戦 女子はアレムら
12月1日にスペインで開催される第44回バレンシアマラソンのエントリーが発表された。 男子は前回大会を世界歴代4位の2時間1分48秒で制したS.レンマ(エチオピア)が連覇を狙う。トラックで五輪・世界選手権累計8個の金メダ […]
2024.11.25
箱根駅伝予選会トップ通過の立教大 林虎大朗「最後は2区を走りたい」新指揮官は「予言者」
プーマは11月25日、駅伝やマラソンが本格化するシーズンに向けた「EKIDEN GLOW PACK」を発売するにあたり、トークセッションに来年1月2日、3日の箱根駅伝に出場する立教大の髙林祐介監督と林虎大朗、稲塚大祐、山 […]
2024.11.25
JP日本郵政グループが“本命”積水化学の連覇を阻む チームが考える「勝てた理由」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) ともに、長く日本の女子長距離界を牽引してきた33歳の鈴木亜由子(JP […]
2024.11.25
積水化学「1強」の力示すも連覇ならず「想定以上の走りができなかった」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会