2022.02.14
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第132回「スパッと辞めるか、泥臭く続けるか」(松永貴允)
やってしまいました……。
↑にも書いていますが、この連載コラムは「毎週金曜日」に月陸編集部員がコラムをリレー方式でつないでいます。
今日は何曜日でしょうか。。。はい、月曜日です、バトン落としました!すみません!
ここまで130回以上も(!)つないできたリレーコラムですが、ここに来てDQ(失格)を犯してしまいました。例えるならば、前の走者からバトンをもらったのに、コースアウトして靴ひもを結び直すくらいのやらかしでしょうか。
でも、「毎週金曜日(できる限り!)」と書いているので、許されるのでしょうか……? 許されませんね。大変失礼いたしました。
さて、気を取り直して今回の本題です。
東京五輪が終わってから、多くの陸上選手が引退を発表しました。
高瀬慧さん(男子短距離)、長田拓也さん(男子短距離)、堀井浩介さん(男子400m)、金井大旺さん(男子110mハードル)、矢澤航さん(男子110mハードル)、篠藤淳さん(男子3000m障害)、森岡紘一朗さん(男子競歩)、小林快さん(男子競歩)、衛藤昂さん(男子走高跳)、澤野大地さん(男子棒高跳)、福士加代子さん(女子長距離・マラソン)、福島千里さん(女子短距離)、市川華菜さん(女子短距離)、和田麻希さん(女子短距離)、木村文子さん(女子100mハードル)、渡邊茜さん(女子ハンマー投)、宮下梨沙さん(女子やり投)……etc
※大迫傑選手(男子長距離・マラソン)は東京五輪を機に第一線から退いたものの、今年2月に現役復帰
上記の選手はあくまでも月陸ニュースで取り上げた選手のみで、それ以外にも多くの選手がユニフォームを脱いだことでしょう。特に今シーズンは東京五輪という大きな舞台があったため、例年よりもビッグネームの引退が多いような気がします。
その中でも澤野大地さんと福士加代子さんは、私が陸上を始めるきっかけとなった2003年パリ世界選手権に出場していたレジェンド中のレジェンド。私にとっては完全に「テレビの中の人」で、初めて囲み取材で福士選手と言葉を交わした時(19年のMGC)はとても緊張したことを覚えています。
※いまだ澤野さんとお会いする機会がないのが残念……
MGC完走後の福士加代子さん。過酷なレース後でも「福士スマイル」を見せてくれました
両者は四半世紀以上も同じ競技を追求し、40歳前後まで競技を続けました。私は中学・高校と6年間しか陸上競技経験はありませんので、ただただ尊敬しかありません。
なかには29歳でピッチを去ったサッカーの中田英寿さんや、昨年24歳で引退を発表した体操の白井健三さんのように、「まだまだできるのに……」と惜しまれながら競技生活にピリオドを打つアスリートもいます。泥臭く競技を続けるのも、スパッとセカンドキャリアへ移行するのも、どちらも長い人生を考えれば正解の道ですよね。
ですが、スポーツファンとしては、やはり1日でも長く競技場を駆け抜ける姿を見ていたいものです。それは専門誌の編集者になっても変わりません。
「キングカズ」こと、サッカーの三浦知良選手(JFL鈴鹿ポイントゲッターズ)は、今月26日に55歳の誕生日を迎えるそうです。自分の父親の年齢と大して変わらないレジェンドががんばっているのですから、若者はもっとがんばらないといけませんね。
私も編集者としての経験はまだ3年半くらいしかありませんが、泥臭くキャリアを積み重ねていこうと思います。
それにしても、このコラムはどこまで続いていくのでしょうか……。とりあえず次のコラムは遅れないようにしなくちゃ!
松永貴允(まつなが・たかよし) 月刊陸上競技編集部 最年少編集部員(唯一の平成生まれ) 1991年生まれ。171cm、★kg、東京都三鷹市出身。小学生時代はプロを夢見る野球少年だったが、6年生の時に世界陸上パリ大会をテレビで観て陸上競技に興味を持ち、中学・高校と陸上部(長距離)に所属する。5000mの自己ベストは15分43秒67(2009年9月の日体大長距離競技会)。大学ではラクロス部の主将を務め、その後、紆余曲折を経て2015年からライターとして活動。2018年9月より月陸編集部員に転身した。飯塚翔太選手や大迫傑選手らと同い年の〝プラチナ世代〟でもある。。 |
編集部コラム第131回「冬季オリンピックに挑む陸上選手」(大久保)
編集部コラム第130回「個人成績で見る昨年の全国高校駅伝」(井上)
編集部コラム第129回「セカンドキャリアを考える」(山本)
編集部コラム第128回「功労賞とU20招待はどうでしょ?」(向永)
編集部コラム第127回「明けましておめでとうございます」(小川)
編集部コラム第126回「スパートすんのかいせんのかい」(船越)
編集部コラム第125回「記録ラッシュ!」(松永)
編集部コラム第124回「データで見る全国中学校駅伝」(大久保)
編集部コラム第123回「2021年の思い出」(井上)
編集部コラム第122回「長距離選手の身長」(山本)
編集部コラム第121回「足が速くなる魔法」(向永)
編集部コラム第120回「2021年の節目は…」(小川)
編集部コラム第119回「現実逃避」(船越)
編集部コラム第118回「高校で5000m15分台でも……」(松永)
編集部コラム第117回「データで見る箱根駅伝予選会」(大久保)
編集部コラム第116回「高校駅伝の試走にチャリ?」(井上)
編集部コラム第115回「ウエイトコントロール」(山本)
編集部コラム第114回「お別れのあいさつ」(向永)
編集部コラム第113回「TOKYO 2020の喜劇」(小川)
編集部コラム第112回「点と点のつながり」(船越)
編集部コラム第111回「裏方あっての表舞台」(松永)
編集部コラム第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保)
編集部コラム第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手」(井上)
編集部コラム第108回「特別な存在」(山本)
編集部コラム第107回「オリンピックの価値」(向永)
編集部コラム第106回「どうしても気になるどうでもいいこと」(船越)
編集部コラム第105回「東京五輪ついに開幕!!!」(小川)
編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
編集部コラム第103回「五輪メダリストのトリビア」(大久保)
編集部コラム第102回「あたたかい目」(井上)
編集部コラム第101回「4年サイクル」(山本)
編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
編集部コラム第99回「『9』秒台」(小川)
編集部コラム第98回「いいわけ」(船越)
編集部コラム第97回「My Privacy」(松永)
編集部コラム第96回「追い風最高記録」(大久保)
編集部コラム第95回「競技会に必要なもの」(井上)
編集部コラム第94回「メンタルトレーニング」(山本)
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
編集部コラム第86回「あこがれの松田耕作記者」(向永)
編集部コラム第85回「スポーツのチカラ」(小川)
編集部コラム第84回「初心」(船越)
編集部コラム第83回「高校生にとってのインターハイ」(松永)
編集部コラム第82回「2020年世界リストTop10入り日本人選手」(大久保)
編集部コラム第81回「〝きっかけ〟の提供を」(井上)
編集部コラム第80回「一番アツい夏」(山本)
編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)
第132回「スパッと辞めるか、泥臭く続けるか」(松永貴允)
やってしまいました……。 ↑にも書いていますが、この連載コラムは「毎週金曜日」に月陸編集部員がコラムをリレー方式でつないでいます。 今日は何曜日でしょうか。。。はい、月曜日です、バトン落としました!すみません! ここまで130回以上も(!)つないできたリレーコラムですが、ここに来てDQ(失格)を犯してしまいました。例えるならば、前の走者からバトンをもらったのに、コースアウトして靴ひもを結び直すくらいのやらかしでしょうか。 でも、「毎週金曜日(できる限り!)」と書いているので、許されるのでしょうか……? 許されませんね。大変失礼いたしました。 さて、気を取り直して今回の本題です。 東京五輪が終わってから、多くの陸上選手が引退を発表しました。 高瀬慧さん(男子短距離)、長田拓也さん(男子短距離)、堀井浩介さん(男子400m)、金井大旺さん(男子110mハードル)、矢澤航さん(男子110mハードル)、篠藤淳さん(男子3000m障害)、森岡紘一朗さん(男子競歩)、小林快さん(男子競歩)、衛藤昂さん(男子走高跳)、澤野大地さん(男子棒高跳)、福士加代子さん(女子長距離・マラソン)、福島千里さん(女子短距離)、市川華菜さん(女子短距離)、和田麻希さん(女子短距離)、木村文子さん(女子100mハードル)、渡邊茜さん(女子ハンマー投)、宮下梨沙さん(女子やり投)……etc ※大迫傑選手(男子長距離・マラソン)は東京五輪を機に第一線から退いたものの、今年2月に現役復帰 上記の選手はあくまでも月陸ニュースで取り上げた選手のみで、それ以外にも多くの選手がユニフォームを脱いだことでしょう。特に今シーズンは東京五輪という大きな舞台があったため、例年よりもビッグネームの引退が多いような気がします。 その中でも澤野大地さんと福士加代子さんは、私が陸上を始めるきっかけとなった2003年パリ世界選手権に出場していたレジェンド中のレジェンド。私にとっては完全に「テレビの中の人」で、初めて囲み取材で福士選手と言葉を交わした時(19年のMGC)はとても緊張したことを覚えています。 ※いまだ澤野さんとお会いする機会がないのが残念…… MGC完走後の福士加代子さん。過酷なレース後でも「福士スマイル」を見せてくれました 両者は四半世紀以上も同じ競技を追求し、40歳前後まで競技を続けました。私は中学・高校と6年間しか陸上競技経験はありませんので、ただただ尊敬しかありません。 なかには29歳でピッチを去ったサッカーの中田英寿さんや、昨年24歳で引退を発表した体操の白井健三さんのように、「まだまだできるのに……」と惜しまれながら競技生活にピリオドを打つアスリートもいます。泥臭く競技を続けるのも、スパッとセカンドキャリアへ移行するのも、どちらも長い人生を考えれば正解の道ですよね。 ですが、スポーツファンとしては、やはり1日でも長く競技場を駆け抜ける姿を見ていたいものです。それは専門誌の編集者になっても変わりません。 「キングカズ」こと、サッカーの三浦知良選手(JFL鈴鹿ポイントゲッターズ)は、今月26日に55歳の誕生日を迎えるそうです。自分の父親の年齢と大して変わらないレジェンドががんばっているのですから、若者はもっとがんばらないといけませんね。 私も編集者としての経験はまだ3年半くらいしかありませんが、泥臭くキャリアを積み重ねていこうと思います。 それにしても、このコラムはどこまで続いていくのでしょうか……。とりあえず次のコラムは遅れないようにしなくちゃ!松永貴允(まつなが・たかよし) 月刊陸上競技編集部 最年少編集部員(唯一の平成生まれ) 1991年生まれ。171cm、★kg、東京都三鷹市出身。小学生時代はプロを夢見る野球少年だったが、6年生の時に世界陸上パリ大会をテレビで観て陸上競技に興味を持ち、中学・高校と陸上部(長距離)に所属する。5000mの自己ベストは15分43秒67(2009年9月の日体大長距離競技会)。大学ではラクロス部の主将を務め、その後、紆余曲折を経て2015年からライターとして活動。2018年9月より月陸編集部員に転身した。飯塚翔太選手や大迫傑選手らと同い年の〝プラチナ世代〟でもある。。 |
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