2月1日付で早稲田大学競走部の新監督に大前祐介氏が就任したことがHPで発表された。
大前氏は1982年生まれの39歳。東京・本郷高から早大に進学し、卒業後は富士通で競技を続けた。200mが得意で、高校時代には世界ジュニア選手権に出場。早大1年時には、今も残るU20日本記録の20秒29をマークした。
現役引退後はドーム、ニューバランスに勤務。ドームではジェネラルマネージャー、パフォーマンスコーチ・スピードコーチを歴任。2020年度からは早大競走部の短距離コーチを務めていた。
大前氏はHPを通じ、「現代の社会に合った行動をとることのできる柔軟な思考・行動ができる学生を育成・教育できるよう、一社会人としての経験を存分に発揮していきたい。早稲田大学競走部が早稲田のリーダーになり、そして社会においてもリーダーになる。そんな人材育成・教育をして参ります」と決意を語っている。
2005年より監督を務めた礒繁雄氏は「新たな指導体制および部員指導に補助的に関わる予定」だとしている。
早大競走部は大正3年(1914年)に創部。三段跳でオリンピック日本人初の金メダル獲得となった織田幹雄をはじめ、西田修平、南部忠平らが名門への礎を築いた。箱根駅伝にも第1回大会から出場。その後も種目を問わず日本陸上界の名選手を次々と輩出し、昨年の東京五輪にはOBの大迫傑がマラソンで、現役では400mハードルの山内大夢、4×400mリレーの伊東利来也が出場している。
■大前氏のコメント全文
「早稲田大学競走部12代目の監督となります、大前祐介と申します。
私自身も、大学3年の時から指導を受けておりました礒監督からのバトンタッチとなります。私自身は教職員ではなく外部からの招聘となりますので、今までとは違った視点で学生とともにチームを作り上げていきたいと考えております。
早稲田アスリートプログラム(WAP)にもありますように、『高いレベルで文武両道を実践する学生アスリートを育成し、社会を支えるグローバルリーダーを輩出すること』この根幹は変わりませんが、現代の社会に合った行動をとることのできる柔軟な思考・行動ができる学生を育成・教育できるよう、一社会人としての経験を存分に発揮していきたいと考えております。
早稲田大学競走部が早稲田のリーダーになり、そして社会においてもリーダーになる。
そんな人材育成・教育をして参ります。
今後ともご声援・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします」
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.20
【箱根駅伝2025名鑑】早稲田大学
-
2024.11.23
-
2024.11.24
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.24
小江戸川越ハーフで東洋大勢がワン・ツー 吉田周が2年連続1時間2分台で連覇 2位は西村真周
小江戸川越ハーフマラソンが11月24日、埼玉県川越市の川越水上公園発着で行われ、男子の招待ハーフでは吉田周(東洋大4年)が1時間2分54秒(速報値)で2年連続優勝を果たした。 吉田は前回大会を1時間2分43秒の自己ベスト […]
2024.11.24
全国高校駅伝男子代表校決定!地区代表で須磨学園や豊川が都大路へ、水戸葵陵と西武台千葉が初出場 トップは大牟田の2時間3分25秒
全国高校駅伝(12月22日/京都)の出場権をかけた地区高校駅伝(地区大会)が11月24日の東海と近畿をもってすべて終了した。これで都道府県代表と合わせて、出場する116校が出そろった。 【女子】浜松商、聖カタリナ、自由ケ […]
2024.11.24
全国高校駅伝女子の代表校出そろう!浜松商、聖カタリナ、自由ケ丘、鹿児島が初の都大路 昨年全国Vの神村学園が1時間7分58秒
全国高校駅伝(12月22日/京都)の出場権をかけた地区高校駅伝(地区大会)が11月24日の東海と近畿をもってすべて終了した。これで都道府県代表と合わせて、出場する116校が出そろった。 【男子】地区代表で須磨学園や豊川が […]
2024.11.24
パナソニック4位!黄金時代知るアンカー森田香織がクイーンズラストラン「後輩たちに支えられた」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.24
資生堂・一山麻緒は急きょ変更の5区で粘走 ダイハツ・松田瑞生は悔しさ胸に1月の大阪国際へ/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会