2022.01.15
皇后盃第40回全国都道府県対抗女子駅伝(1月16日、京都・たけびしスタジアム京都発着9区間42.195km)前日の1月15日、京都市の市民スポーツ会館で監督会議が行われ、各チームのオーダーが発表された。
優勝候補の一角・兵庫は事前の予想通り、1区に東京五輪1500m8位の田中希実(豊田自動織機TC)を起用。2区をチームメイトの後藤夢、3区を全中駅伝1区区間賞の吉川菜緒(稲美中)、4区を大西ひかり(日本郵政グループ)とつなぐ。序盤から主導権を握ることができるか。
2年前に優勝した地元・京都は、1区に筒井咲帆(ヤマダホールディングス)、4区に三原梓(日本郵政グループ)を配置した他、5~7区は立命館宇治高の選手で固め、アンカーは東京五輪10000m代表の安藤友香(ワコール)が務める。
また、初優勝を狙う群馬は、10000mで日本歴代2位の記録(30分45秒21)を持つ不破聖衣来(拓大)が4区、岡本春美(ヤマダホールディングス)がアンカーにそれぞれ入った。1区の樺沢和佳奈(資生堂)から好位置でレースを進められるかがポイントだろう。
この他の上位候補では、福岡が酒井美玖(デンソー)がメンバーから外れ、1区は野田真理耶(北九州市立高)を務める。アンカーは12月に5000mで日本歴代6位(15分02秒48)をマークした木村友香(資生堂)を起用する。大阪は、中学生区間以外の7区間が薫英女学院高の現役、OB勢で固めた。ただ、大森菜月(ダイハツ)はメンバーから外れている。
宮城は、昨年末の全国高校駅伝で優勝した仙台育英高勢に注目。エースの米澤奈々香は4区で出走し、群馬・不破と激突する。1区には2年生の杉森心音が入った。千葉は内藤早紀子(パナソニック)が1区、加世田梨花(ダイハツ)がアンカーを担当する。
区間ごとで見ると、アンカーに注目の選手がそろう。上記に登場した選手以外でも、鹿児島は東京五輪マラソン8位の一山麻緒(ワコール)、長崎は東京五輪10000m7位の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、青森は1月30日の大阪ハーフマラソンで現役引退を表明している福士加代子(ワコール)、長野は名城大で主将を務めた和田有菜、秋田は学生駅伝で実績のある鈴木優花(大東大)がそれぞれ入った。
また1区では、兵庫・田中とともに10000mで日本歴代8位の記録(31分10秒02)を持つ石川・五島莉乃(資生堂)にも注目だ。
区間距離は、1区6km、2区4km、3区3km(ジュニアB限定=中学2、3年)、4区4km、5区4.1075km、6区4.0875km、7区4km、8区3km(ジュニアB限定=中学2、3年)、9区10km。最低3区間でジュニアA(高校生年代)の選手を起用する。
今大会は、昨年(第39回大会)がコロナ禍で中止だったため、2年ぶりの開催。感染対策として例年、前日に行われていた開会式は実施されなかった。また、主催者は大会当日について、中継所や沿道での応援自粛を呼び掛けるとともに、発着点のたけびしスタジアム京都は無観客の措置を取る。
■全国都道府県対抗女子駅伝
1月16日(日)12時30分スタート
・テレビ(NHK総合)、ラジオ(NHK第一)で12時15分から生中継
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