男子走高跳で2m35の日本記録を持つ東京五輪代表の戸邉直人(JAL)が1月11日、自身のSNSで結婚したことを発表した。お相手は2009年ベルリン世界選手権400m日本代表の新宮美歩さん。戸邉とは同学年で、ともに2009年奈良インターハイで優勝している。
29歳の戸邉は1m94cmの長身を武器に全中、インターハイ、日本インカレ、日本選手権と各年代の全国大会をすべて制覇してきた走高跳の第一人者。09年の国体では20年ぶりに高校記録を1cm塗り替える2m23に成功し、19年には2m35という世界レベルの日本記録を打ち立てた。2016年リオ五輪は代表入りを逃したが、昨年の東京五輪は日本勢としては49年ぶりに決勝進出を果たして13位となった。
美歩さんは東大阪大敬愛高3年だった09年のインターハイで400mと4×400mリレーの2冠。400mは日本選手権でも4位に入り、高校生ながら日本代表入りを決めた。東大阪大2年時の11年に日本選手権で優勝し、卒業後は東邦銀行へ。19年からは「フレスコ」所属で競技を続けていた(昨年夏に競技を「一区切り」することを表明)。
茨城県つくば市を練習拠点とする戸邉は海外遠征の機会も多く、福島や関西で活動していた美歩さんとは遠距離だった。戸邉は「本日、元陸上競技選手の新宮美歩さんと結婚いたしました。今後とも一層精進してまいります。これからも夫婦共々、よろしくお願い致します」とTwitterで報告している。

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