2021.12.26
◇全国高校駅伝・男子(京都/たけびしスタジアム京都発着:7区間42.195km)
第72回全国高校駅伝の男子が12月26日行われ、世羅が2年連続11回目となる優勝を果たした。大会記録にあと3秒に迫る2時間1分21秒の好記録だった。新宅昭二監督は「予想していた展開でしたが、僕が思っていた以上に選手たちが走ってくれました。頑張りに感動します」と目を細める。主将の塩出翔太(3年)をケガで欠いたが、1区の森下翔太(3年)が区間賞など、「キャプテンの分まで」の思いが詰まった駅伝を見せた。
2位の洛南(京都)は2時間1分59秒。これは前回大会で同校が樹立した留学生抜きでの高校記録2時間2分07秒を更新する高校記録だった。3区の佐藤圭汰(3年)は同区の日本人最高記録となる23分10秒をマークした。
前回2位の仙台育英(宮城)が3位。大分東明(大分)は過去最高順位に並ぶ4位に入った。佐久長聖(長野)は7区で1つ順位を上げて5位。これで9年連続の入賞となる。6位に倉敷(岡山)で7年連続入賞。7位に西脇工(兵庫)、入賞最後の一枠は学法石川(福島)が食い込んだ。
秋田工(秋田)は入賞には届かなかったが7年ぶりのひとケタ順位の9位。初出場の出水中央(鹿児島)は大健闘の14位。沖縄の北山が27位で、県勢最高順位(30位)を更新した。なお、愛媛のつるぎは、1区が体調不良のため途中棄権。2区以降は出走し、区間記録は残る。
2区の区間賞を獲得した山中達貴(西脇工3兵庫)は、史上3人目の7分台となる7分59秒をマーク。3区は優勝した世羅のコスマス・ムワンギ(3年)。5区は1年生の瀬間元輔(東農大二・群馬)だった。
■全国高校駅伝男子の成績成績
1位 世羅(広島)2時間1分21秒
2位 洛南(京都)2時間1分59秒
3位 仙台育英(宮城)2時間2分59秒
4位 大分東明(大分)2時間3分30秒
5位 佐久長聖(長野)2時間3分30秒
6位 倉敷(岡山)2時間3分44秒
7位 西脇工(兵庫)2時間3分50秒
8位 学法石川(福島)2時間3分50秒
9位 秋田工(秋田)2時間5分06秒
10位 鳥栖工(佐賀)2時間5分07秒
11位 八千代松陰(千葉)2時間5分11秒
12位 九州学院(熊本)2時間5分20秒
13位 国学院久我山(東京)2時間5分28秒
14位 出水中央(鹿児島)2時間5分28秒
15位 東海大相模(神奈川)2時間5分29秒
16位 一関学院(岩手)2時間5分29秒
17位 埼玉栄(埼玉)2時間5分32秒
18位 滋賀学園(滋賀)2時間5分34秒
19位 青森山田(青森)2時間5分39秒
20位 自由ヶ丘(福岡)2時間5分55秒
21位 伊賀白鳳(三重)2時間6分11秒
22位 智辯カレッジ(奈良)2時間6分42秒
23位 敦賀気比(福井)2時間6分58秒
24位 東農大二(群馬)2時間7分13秒
25位 中越(新潟)2時間7分15秒
26位 水城(茨城)2時間7分40秒
27位 北山(沖縄)2時間7分48秒
28位 西京(山口)2時間7分57秒
29位 松浦(長崎)2時間8分29秒
30位 高知農(高知)2時間8分43秒
31位 小豆島中央(香川)2時間8分44秒
32位 清風(大阪)2時間8分51秒
33位 遊学館(石川)2時間8分52秒
34位 那須拓陽(栃木)2時間8分53秒
35位 東海大山形(山形)2時間8分55秒
36位 浜松日体(静岡)2時間8分57秒
37位 札幌山の手(北海道)2時間8分58秒
38位 米子松蔭(鳥取)2時間9分14秒
39位 中京(岐阜)2時間9分18秒
40位 平田(島根)2時間9分27秒
41位 山梨学院(山梨)2時間9分58秒
42位 田辺工(和歌山)2時間10分12秒
43位 豊川(愛知)2時間10分14秒
44位 宮崎日大(宮崎)2時間10分40秒
45位 高岡向陵(富山)2時間10分55秒
46位 今治北(愛媛)2時間12分40秒
途中棄権 つるぎ(徳島)――
■全国高校駅伝男子 区間賞一覧
1区 森下翔太(世羅3)28分49秒
2区 山中達貴(西脇工3)7分59秒
3区 コスマス・ムワンギ(世羅3)22分59秒
4区 宮本陽叶(洛南3)23分08秒
5区 瀬間元輔(東農大二1)8分50秒
6区 大野聖登(秋田工2)14分35秒
7区 村上 響(世羅2)14分22秒
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