12月11日に行われた関西実業団ディスタンストライアルin京都2021(京都・たけびしスタジアム京都)女子10000mで18歳の不破聖衣来(拓大1)が30分45秒21をマークした。日本歴代2位でU20世界歴代5位、U20日本最高と学生新記録。オレゴン世界選手権の参加標準記録を突破した。
不破はこのレースが初の10000m。スタートから先頭に立ってレースを進め、5000mを15分31秒で通過。独走状態でも後半はペースを上げ、残りの5000mは15分14秒で走破する驚異的なスピードで駆け抜けた。最後の1000mは2分59秒でカバーした。
17年熊本全中1500m優勝と中学時代から世代トップで活躍してきた不破。群馬・健大高崎高時代は貧血などで結果が出なかったが、今年に入って復活の兆しを見せ、7月のホクレン5000mで15分20秒68の学生歴代2位をマークし、9月の日本インカレ5000mでも優勝。10月の全日本大学女子駅伝では5区で区間新をマークし、チームの3位入賞に貢献した。
●不破の1000mごとの通過タイム
1000m 3.04
2000m 6.11
3000m 9.17
4000m 12.24
5000m 15.31
6000m 18.36
7000m 21.38
8000m 24.42
9000m 27.46
10000m 30.45.21
■女子10000m日本歴代10傑
30.20.44新谷 仁美(積水化学) 2020.12.4
30.45.21不破聖衣来(拓大)2021.12.11
30.48.89渋井 陽子(三井住友海上)2002.5.3
30.51.81福士加代子(ワコール) 2002.10.8
31.00.71廣中璃梨佳(日本郵政グループ)2021.8.7
31.09.46川上 優子(沖電気宮崎)2000.7.1
31.10.02絹川 愛(ミズノ) 2011. 6.22
31.10.02五島 莉乃(資生堂) 2021.12.10
31.11.56一山 麻緒(ワコール) 2020.12. 4
31.15.34羽鳥 智子(第一生命) 2004. 4.25
◎不破の自己ベスト
1500m4分24秒50(18年/高1)
3000m9分07秒48(21年/大1)
5000m15分20秒68(21年/大1)
10000m30分45秒21(21年/大1)

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報