2021.11.03
◇第58回九州実業団毎日駅伝(11月3日/福岡・北九州市本城陸上競技場前発着)
オープン参加を含む18チームが参加して7区間80.2kmで行われ、今年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)3位の旭化成Aが3時間48分11秒の大会新記録で優勝した。2位は3時間51分55秒の三菱重工、3位は3時間52分34秒の黒崎播磨。
旭化成は、東京五輪10000m代表の相澤晃が1区(12.9km)を務め、従来の区間記録を8秒上回る36分41秒で駆け抜けたものの、36分28秒の区間新をマークした黒崎播磨・田村友佑に後れを取り、13秒差の2位発進。しかし、3区(10.9km)の市田孝が30分37秒の区間新記録でトップに立つと、5区の小野知大、6区の鎧坂哲哉、7区の大六野秀畝が3連続区間新記録と他を圧倒。2位に3分44秒差をつけた。
今年のニューイヤー駅伝では、27年ぶりのチーム5連覇を狙ったが、優勝した富士通やトヨタ自動車の後塵を拝した。それだけに来年元日でリベンジに燃えている。この日走った選手以外にも村山謙太や市田宏らが控えるなど選手層は厚い。
「一人ひとりが役割を果たせたのが勝因だと思います。全日本実業団駅伝で、絶対に王者奪還したい」と大六野は力強く話した。
文/田端慶子
■第58回九州実業団毎日駅伝
●チーム成績
1位 旭化成A 3.48.11=大会新
2位 三菱重工 3.51.55
3位 黒崎播磨 3.52.34
4位 九電工 3.54.28
5位 トヨタ自動車九州 3.54.50
6位 安川電機 3.55.57
7位 西鉄 3.55.59
8位 戸上電機製作所 3.57.39
===以上、全日本大会出場===
9位 ひらまつ病院 4.03.29
10位 京セラ鹿児島 4.08.33
11位 日置市役所 4.09.39
12位 大分選抜 4.11.48
13位 国分自衛隊 4.12.23
14位 旭化成延岡 4.13.19
15位 IBUSUKI.R.B 4.14.12
16位 佐賀陸協選抜 4.14.26
OP 実業団混成チーム 3.56.17
OP 旭化成B 3.58.59
●区間賞
1区(12.9km) 田村友佑(黒崎播磨) 36.28=区間新
2区(7.0km) ベナード・コエチ(九電工) 19.06
3区(10.9km) 市田 孝(旭化成) 30.37=区間新
4区(9.5km) 茂木圭次郎(旭化成) 27.07
5区(13.0km) 小野知大(旭化成) 37.06=区間新
6区(10.9km) 鎧坂哲哉(旭化成) 31.24=区間新
7区(16.3km) 大六野秀畝(旭化成) 45.57=区間新
※チーム成績に誤りがありましたので訂正しました。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.16
上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー
-
2025.04.15
-
2025.04.14
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.16
上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー
4月20日に行われる上海ハーフマラソン(4月20日)のエントリーが発表されており、プロランナーとなった青学大卒の太田蒼生(GMOインターネットグループ)が登録した。太田は青学大時代、4年連続で箱根駅伝に出走。3年時は3区 […]
2025.04.16
ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦となる厦門大会(中国/4月26日)のエントリーリストが発表された。 男子110mハードルには、ブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)と、パリ五輪5位の村竹ラシッド(JA […]
2025.04.16
人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用
全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]
2025.04.16
「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催
アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)