欧州陸連は10月16日、スイス・ローザンヌでゴールデントラックスの授賞式を行い、2021年の欧州アスリートオブザイヤーに男子400mハードルのK.ワルホルム(ノルウェー)と女子長距離のS.ハッサン(オランダ)を選出した。
ワルホルムは今年の東京五輪決勝で45秒94の世界記録を樹立して金メダルを獲得。300mハードルでも33秒26の世界最高記録をマークするなど活躍した。2017年にライジングスター賞を受賞、19年にもアスリートオブザイヤーを受けており、3度目の受賞となる。
ハッサンは東京五輪で1500m、5000m、10000mに出場しそれぞれ銅、金、金メダルを獲得。今年は10000mで自己新の29分06秒82をマークし、自身の持っていた欧州記録をさらに更新した。
ライジングスター賞には男子110mハードルで12秒72のU20世界記録を樹立した19歳のS.ジョヤ(フランス)と、女子400mハードルで東京五輪銅メダル、52秒03の欧州新をマークしたF.ボル(オランダ)が選出。女子やり投のM.アンドレイチェク(ポーランド)は、母国の子供の心臓手術の資金を支援するために東京五輪の銀メダルをオークションにかけたことで、欧州陸上コミュニティ賞を受賞した。
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