2021.10.03
10月3日に行われた日体大長距離競技会の男子5000mで、京都・洛南高3年の佐藤圭汰が13分31秒19をマーク。石田洸介(東農大二高、現・東洋大)が昨年マークした13分34秒74の高校記録を更新した。この記録はU20日本歴代4位、U18日本新、今季U18世界ランキングのトップとなる快走だった。これで佐藤は1500m(3分37秒18)と2種目で高校記録保持者に。
現地の関係者によると、佐藤は1000mを2分38秒で通過。3000m付近でケニア人選手から離れるもその後は日本人集団を引っ張るかたちに。その後、4000mを10分52秒前後で走ってラストまで駆け抜け、13分31秒19で実業団ランナーを抑えて日本人トップの5着だった。
佐藤は昨年12月の全国高校駅伝で3区を走ってチームの高校記録(2時間2分07秒で3位)樹立に貢献。今年は6月の日本選手権1500mで8位入賞を果たすと、7月のホクレンディスタンス千歳大会1500mで、佐藤清治(佐久長聖高)が1999年に作った高校記録3分38秒49を22年ぶりに更新する3分37秒18(日本歴代3位)をマークした。夏のインターハイでは1500m優勝、5000mで日本人トップの4位となり、洛南高の総合優勝に貢献している。
また、同レースでは吉岡大翔(佐久長聖高2長野)も13分38秒96をマーク。高校歴代4位、U18日本歴代3位の好記録で、北村聡(西脇工高・兵庫)が2002年にマークした13分45秒86を大きく更新する高2歴代最高となった。
■男子5000m高校歴代10傑(2021.10.3時点)
13.31.19 佐藤圭汰(洛南3京都) 2021年
13.34.74 石田洸介(東農大二3群馬) 2020年
13.36.57 伊藤大志(佐久長聖3長野) 2020年
13.38.96 吉岡大翔(佐久長聖2長野) 2021年
13.39.87 佐藤秀和(仙台育英3宮城) 2004年
13.44.91 土橋啓太(大牟田3福岡) 2002年
13.45.23 佐藤悠基(佐久長聖3長野) 2004年
13.45.28 鶴川正也(九州学院3熊本) 2020年
13.45.86 北村 聡(西脇工2兵庫) 2002年
13.46.95 山口智規(学法石川3福島) 2021年
■男子50000m高2歴代5傑(2021.10.3時点)
13.38.96 吉岡大翔(佐久長聖・長野) 2021年
13.45.86 北村 聡(西脇工・兵庫) 2002年
13.49.81 山口智規(学法石川・福島) 2020年
13.50.51 遠藤日向(学法石川・福島) 2015年
13.50.67 吉田圭太(世羅・広島) 2015年

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報