HOME 国内、大学

2021.09.18

泉谷駿介が五輪後、初ハードル「楽しかった」朝イチ予選で13秒44の大会新/日本IC
泉谷駿介が五輪後、初ハードル「楽しかった」朝イチ予選で13秒44の大会新/日本IC


◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)2日目

第90回日本インカレ2日目。男子110mハードル予選に、東京五輪代表で日本記録保持者の泉谷駿介(順大)が登場し、1組目で13秒44(+0.1)の大会新記録を樹立してトップ通過を果たした。

東京五輪の準決勝以降、ハードルはこれが初レースの泉谷。1日目には走幅跳で3位、4×100mリレー予選では4走でトップ通過に貢献し、翌朝9時過ぎからのレースだった。「7、8割くらい」の力感で、「前半は良かったですが、後半はもたついてしまいました」と振り返る中での13秒44は圧巻。「調子も良くなかったので13秒5から6くらい出ればと思っていたのですが、流して13秒4台が出たので」と納得の表情を浮かべる。

五輪のあとはハードルを跳んだのは数回。ハードルにこだわらず、短距離や走幅跳など「陸上を楽しみたい」と話していたが、久しぶりのハードルの実戦に「まだ、予選だけですが走り終わってみると楽しいです」と笑顔を見せる。

過密スケジュールの中で複数種目をこなすが、「4年生としての役割を果たしたい」と、総合優勝を狙うチームを牽引。同期で主将の中田英駿も110mハードルの選手だが出場枠の3人には入れず「キャプテンとしてサポートしてくれています。その分も頑張りたい」と思いも背負う。

別組で後輩の村竹ラシッドも13秒59(+0.5)で悠々1着通過。「村竹とワンツーしてチームに得点を」と泉谷。最後のインカレも折り返し。今日の午後に4×100mリレー決勝、そして最終日にハードル2本で締めくくる。

◇村竹13秒59「腰は大丈夫」、藤原も好走
13秒28の自己記録を持つ村竹ラシッドは13秒59で1着通過。痛めていた腰は「もう大丈夫で、福井(8月)よりも動けました」とひと安心した様子だった。準決勝、決勝へ向け「泉谷さんのことは気にせずに自分の走りを。(ユージン世界選手権の参加標準記録13秒30も)チャンスがあれば狙いたい」と語った。

広告の下にコンテンツが続きます

村竹に続いたのが藤原孝輝(東洋大)で13秒84はU20日本歴代7位。「まだまだ出そうです」と笑顔。走幅跳でも8m12の高校記録を持ち、ダイヤモンドアスリートに選ばれている大器が久しぶりの快走を見せた。

◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)2日目 第90回日本インカレ2日目。男子110mハードル予選に、東京五輪代表で日本記録保持者の泉谷駿介(順大)が登場し、1組目で13秒44(+0.1)の大会新記録を樹立してトップ通過を果たした。 東京五輪の準決勝以降、ハードルはこれが初レースの泉谷。1日目には走幅跳で3位、4×100mリレー予選では4走でトップ通過に貢献し、翌朝9時過ぎからのレースだった。「7、8割くらい」の力感で、「前半は良かったですが、後半はもたついてしまいました」と振り返る中での13秒44は圧巻。「調子も良くなかったので13秒5から6くらい出ればと思っていたのですが、流して13秒4台が出たので」と納得の表情を浮かべる。 五輪のあとはハードルを跳んだのは数回。ハードルにこだわらず、短距離や走幅跳など「陸上を楽しみたい」と話していたが、久しぶりのハードルの実戦に「まだ、予選だけですが走り終わってみると楽しいです」と笑顔を見せる。 過密スケジュールの中で複数種目をこなすが、「4年生としての役割を果たしたい」と、総合優勝を狙うチームを牽引。同期で主将の中田英駿も110mハードルの選手だが出場枠の3人には入れず「キャプテンとしてサポートしてくれています。その分も頑張りたい」と思いも背負う。 別組で後輩の村竹ラシッドも13秒59(+0.5)で悠々1着通過。「村竹とワンツーしてチームに得点を」と泉谷。最後のインカレも折り返し。今日の午後に4×100mリレー決勝、そして最終日にハードル2本で締めくくる。 ◇村竹13秒59「腰は大丈夫」、藤原も好走 13秒28の自己記録を持つ村竹ラシッドは13秒59で1着通過。痛めていた腰は「もう大丈夫で、福井(8月)よりも動けました」とひと安心した様子だった。準決勝、決勝へ向け「泉谷さんのことは気にせずに自分の走りを。(ユージン世界選手権の参加標準記録13秒30も)チャンスがあれば狙いたい」と語った。 村竹に続いたのが藤原孝輝(東洋大)で13秒84はU20日本歴代7位。「まだまだ出そうです」と笑顔。走幅跳でも8m12の高校記録を持ち、ダイヤモンドアスリートに選ばれている大器が久しぶりの快走を見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.25

JP日本郵政グループが“本命”積水化学の連覇を阻む チームが考える「勝てた理由」/クイーンズ駅伝

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) ともに、長く日本の女子長距離界を牽引してきた33歳の鈴木亜由子(JP […]

NEWS 最長3区は資生堂・五島莉乃が区間賞!2区で積水化学・山本有真が区間新!廣中が復活、細田が5区区間賞/クイーンズ駅伝

2024.11.25

最長3区は資生堂・五島莉乃が区間賞!2区で積水化学・山本有真が区間新!廣中が復活、細田が5区区間賞/クイーンズ駅伝

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]

NEWS 積水化学「1強」の力示すも連覇ならず「想定以上の走りができなかった」/クイーンズ駅伝

2024.11.25

積水化学「1強」の力示すも連覇ならず「想定以上の走りができなかった」/クイーンズ駅伝

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]

NEWS 歴史的熱戦!JP日本郵政Gが積水化学に競り勝つ!しまむらが初の3位 パナソニック4位、エディオン2年ぶりシード/クイーンズ駅伝

2024.11.25

歴史的熱戦!JP日本郵政Gが積水化学に競り勝つ!しまむらが初の3位 パナソニック4位、エディオン2年ぶりシード/クイーンズ駅伝

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]

NEWS 小江戸川越ハーフで東洋大勢がワン・ツー 吉田周が2年連続1時間2分台で連覇 2位は西村真周

2024.11.24

小江戸川越ハーフで東洋大勢がワン・ツー 吉田周が2年連続1時間2分台で連覇 2位は西村真周

小江戸川越ハーフマラソンが11月24日、埼玉県川越市の川越水上公園発着で行われ、男子の招待ハーフでは吉田周(東洋大4年)が1時間2分54秒(速報値)で2年連続優勝を果たした。 吉田は前回大会を1時間2分43秒の自己ベスト […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top