写真/時事
◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技4日目
陸上競技4日目のイブニングセッション、男子3000m障害決勝が行われ、三浦龍司(順大)が日本人初の7位入賞の快挙を成し遂げた。
スローペースになったが、決勝進出15名中最年少の三浦は先頭に立ち1000mを2分50秒で通過。「自分でも思っていた以上に速いラップタイムで突っ込んでしまった」と振り返る。
残り3周を前にペースが一気にアップ。メダル争いに5人ほどが抜け出し、三浦は入賞争いに。「障害で脚が合わないこともあって、自分のペースを維持するのは難しい」と感じた三浦だが、その後も粘り続けた。
残り200m付近でペースを上げ、8分16秒90をマークして7位フィニッシュ。午前中の走幅跳・橋岡優輝(富士通)の6位に続いて、今大会陸上競技2人目の入賞を果たした。
「入賞はできましたが、悔しい気持ち」と第一声。だが、「オリンピックという舞台の決勝で走れて、この結果を収めることができました。節目というか、東京五輪での目標は達成できました」
7位入賞してなお、「悔しい」という三浦。「パリ五輪までの3年で納得できる走り、7位以上の走りをつきつめていきたいです。自分の力を出し切れるまで、この種目と向き合っていきたい」
19歳のホープが成し遂げた大偉業は「世界の三浦龍司」への第一歩に過ぎない。

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