7月9日、ダイヤモンドリーグ第6戦がモナコで開催され、女子1500mでは2016年リオ五輪金メダルのF.キピエゴン(ケニア)が3分51秒07の自己新、今季世界最高で優勝した。この記録は世界歴代4位にあたり、H.オビリが14年に出したケニア記録を7年ぶりに5.98秒更新した。
男子1500mではT.チェルイヨット(ケニア)が3分28秒28の自己新、今季世界最高で優勝。チェルイヨットは国内選考の結果により、東京五輪代表には選ばれていない。2位のM.カティル(スペイン)は3分28秒76でナショナルレコードを樹立。3分29秒51で4位だったS.マックスウィーニー(豪州)も自己新で、オセアニアのエリアレコードを更新した。
7月1日のDLオスロで世界記録(46秒70)を樹立した男子400mハードルのK.ワルホルム(ノルウェー)は47秒08の大会新記録で快勝。男子100mはB.ルーニー(米国)が9秒91(+0.3)でV。A.シンビネ(南アフリカ)が9秒98で2位だった。
フィールド競技ではラスト1本で勝敗を決する「ファイナルスリー方式」が採用され、いくつかの種目では最終試技で順位が変動した。女子三段跳では19年ドーハ世界選手権金メダルのY.ロジャース(ベネズエラ)が2本目に15m12を跳び、この日の最高記録をマークしたが、6本目に記録を残せず、14m29を跳んだS.リケッツ(ジャマイカ)に敗れた(リケッツのこの日の最高記録は14m75)。女子やり投では63m08のシーズンベストを6投目に投げたB.シュポタコバ(チェコ)が優勝。M.アンドレイチェクは63m63を投げていたが、6本目の記録(58m01)により2位となった。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.29
編集部コラム「いつのまにか700号超え」
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.23
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.29
編集部コラム「いつのまにか700号超え」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.03.29
齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位
第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報