◇全米五輪選考会(6月18日~27日/米国・オレゴン州ユージン)
東京五輪代表選考会となる全米五輪選考会9日目の6月26日、10種目で決勝が行われ、男子の110mハードル、400mハードル、女子の200m、ハンマー投でいずれも世界歴代2位の好記録が生まれた。
男子110mハードル準決勝では、2019年世界選手権金メダリストのG.ホロウェイが世界記録(12秒80/A.メリット、2012年)にわずか0.01秒に迫る世界歴代2位の12秒81(+1.8)をマーク。自己ベストを2年ぶりに0.17秒更新した。約2時間後に行われた決勝は12秒96(+0.4)で制し、初の五輪代表となった。
男子400mハードルは、ドーハ世界選手権銀メダリスト・R.ベンジャミンが46秒83で優勝して初の五輪代表。自己ベストを2年ぶりに0.15秒塗り替えた。世界記録はK.ヤング(米国)が1992年にマークした46秒78。
女子200mは24歳のG.トーマスが21秒61(+1.3)で快勝。大会前の自己記録は3月下旬に出した22秒17だったが、今大会で予選21秒98(+0.7)、準決勝21秒94(+1.8)と自己新を連発し、決勝ではF.グリフィス・ジョイナー(米国)が1988年にマークした世界記録21秒34に次ぐ好記録を叩き出した。なお、上位4位までが21秒台。400mで5大会連続の五輪代表を決めたベテランのA.フェリックスは22秒11で5位に終わり、この種目での代表入りはならなかった。
女子ハンマー投は、D.プライスが女子選手2人目の80mオーバーとなる80m31を放って制し、8位に入った前回のリオ大会に続く五輪代表を決めた。4月に世界歴代3位の78m60を放っていたプライスは、この大会の3投目で歴代2位の79m98を放ち、5投目で80mの大台を突破した。世界記録はA.ヴォダルチク(ポーランド)が2016年にマークした82m98。
この他、女子棒高跳では30歳のK.ナジョットが自己記録を2cm更新する世界歴代3位タイの4m95を成功して頂点に立った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.11.23
-
2024.11.23
2024.11.20
【箱根駅伝2025名鑑】早稲田大学
2024.11.17
不破聖衣来が香港で10kmレースに出場 9位でフィニッシュ
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.23
中大が総合トップ 吉居駿恭が27分44秒48の大学新記録!! 2、3組も組トップ占める/MARCH対抗戦
◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分4 […]
2024.11.23
遠藤日向が7年ぶりの10000m「長く感じました」五輪逃した悔しさにじみ「来年飛躍できるように」/八王子LD
◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾っ […]
2024.11.23
青学大・鶴川正也が27分43秒33でトップ! ラストの直線で逆転「絶対に勝ちきろうと思った」/MARCH対抗戦
◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分4 […]
2024.11.23
鈴木芽吹 日本歴代5位の27分20秒33も「26分台出せず悔しい」/八王子LD
◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾っ […]
2024.11.23
パリ五輪代表・太田智樹がトラック復帰レース28分12秒12「ちょっと戻ってきた」/八王子LD
◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、5組にパリ五輪代表の太田智樹(トヨタ自動車)が出場。28分12秒12の5着だった […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会