5月8日、ポルトガルで開催された競技会の女子10000mで、この種目に初めて挑んだG.ツェガイ(エチオピア)が世界歴代5位の29分39秒42で優勝した。10000mの初レースとして史上最も速いタイム。
従来の初レース最速タイムはA.アヤナ(エチオピア)が2016年に出した30分07秒00。アヤナはその年の8月のリオ五輪では世界新記録の29分17秒45で金メダルを獲得している。
19年ドーハ世界選手権1500m銅メダリストのツェガイは、今年2月に室内の1500mで3分53秒09の室内世界記録を出しており、800mでも1分57秒52(室内世界歴代9位)の自己記録を持っている。
先月のエチオピア選手権では5000mに出場して今季世界最高の14分49秒7で優勝。今年は800mから10000mまで幅広くトップレベルの活躍を見せている。
また、ツェガイが快走したレースで2位に入ったK.ゲザヘグネ(バーレーン)が世界歴代7位の29分50秒77をマーク。女子10000mの同一レースで複数の選手が29分台を出したのは史上2回目。16年のリオ五輪でレース以来(金メダルのアヤナ以下、4位までが29分台)のことだった。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.01
マラソン元世界記録保持者、1964年東京五輪代表の寺沢徹氏が死去 90歳
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.31
-
2025.03.26
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.01
マラソン元世界記録保持者、1964年東京五輪代表の寺沢徹氏が死去 90歳
1960年代に男子マラソンをはじめ、長距離で活躍した寺沢徹氏が3月23日に亡くなったことがわかった。90歳だった。 寺沢氏は1935年、東京生まれ。太平洋戦争の激化に伴い富山県高岡市へ疎開し、戦後も高岡で過ごした。中学時 […]
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報