HOME ニュース、国内

2021.05.10

走幅跳・橋岡優輝ただ1人8mジャンプで社会人初Vファウル続出も「手応えある」/東京五輪テストイベント
走幅跳・橋岡優輝ただ1人8mジャンプで社会人初Vファウル続出も「手応えある」/東京五輪テストイベント

◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場)


東京五輪テストイベント(コンチネンタルツアー・ゴールド)男子走幅跳は、ドーハ世界選手権8位入賞の橋岡優輝(富士通)が優勝。日大を卒業して社会人1年目の初タイトルを手にした。1回目に8m07(+1.8)をマーク。その後は記録を伸ばせなかったが、ただ1人8m台に乗せた。

4月29日の織田記念が「富士通デビュー戦」。3月には室内で8m19の室内日本新を跳んでいたが、織田記念では日大の先輩でもある小田大樹(ヤマダホールディングス)に敗れた。それでも、5回のファウルで8m30~50あたりを跳ぶなど仕上がりの良さを見せ、日本記録8m40は射程圏内に収めている。

室内(5回)、織田記念(5回)、そして今大会(4回)とファウルの多い試合が続いている橋岡。「いい助走と悪い助走が交互に来てしまった」と修正に至らなかった。だが、「飛距離は織田記念ほど出ていませんが、感覚は悪くなかった」という。昨年のセイコーゴールデングランプリでも国立競技場のピットに立っている橋岡。その時はなじまなかったという助走路も、新品だった当時と比べ「だいぶ(地面)つかめるようになった」と好印象に変わったようで、「去年よりもいいものが得られたかな」と、本番となる東京五輪に向けても絶好の“テスト”ができた。

すでに東京五輪の参加標準記録は突破済み。日本選手権で3位以内になれば代表に決まる橋岡。「調子と感覚が噛み合ってくれば自己ベストは狙えます。日本選手権に向けて準備していきたいです」と焦らずに仕上げていく。

◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場) 東京五輪テストイベント(コンチネンタルツアー・ゴールド)男子走幅跳は、ドーハ世界選手権8位入賞の橋岡優輝(富士通)が優勝。日大を卒業して社会人1年目の初タイトルを手にした。1回目に8m07(+1.8)をマーク。その後は記録を伸ばせなかったが、ただ1人8m台に乗せた。 4月29日の織田記念が「富士通デビュー戦」。3月には室内で8m19の室内日本新を跳んでいたが、織田記念では日大の先輩でもある小田大樹(ヤマダホールディングス)に敗れた。それでも、5回のファウルで8m30~50あたりを跳ぶなど仕上がりの良さを見せ、日本記録8m40は射程圏内に収めている。 室内(5回)、織田記念(5回)、そして今大会(4回)とファウルの多い試合が続いている橋岡。「いい助走と悪い助走が交互に来てしまった」と修正に至らなかった。だが、「飛距離は織田記念ほど出ていませんが、感覚は悪くなかった」という。昨年のセイコーゴールデングランプリでも国立競技場のピットに立っている橋岡。その時はなじまなかったという助走路も、新品だった当時と比べ「だいぶ(地面)つかめるようになった」と好印象に変わったようで、「去年よりもいいものが得られたかな」と、本番となる東京五輪に向けても絶好の“テスト”ができた。 すでに東京五輪の参加標準記録は突破済み。日本選手権で3位以内になれば代表に決まる橋岡。「調子と感覚が噛み合ってくれば自己ベストは狙えます。日本選手権に向けて準備していきたいです」と焦らずに仕上げていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

新電元工業・渡辺瑠偉が引退 今後はスタッフとしてチームをサポート

新電元工業は3月31日、渡辺瑠偉が今年度限りで引退することを、部のSNSを通じて発表した。今後はスタッフとしてチームをサポートする。 渡辺は千葉県出身。成田高時代には5000mで14分53秒43をマーク。専大へ進学後、4 […]

NEWS ユニバーサルの奥村紗帆と山﨑夢乃が退部 ともにクイーンズ駅伝に出場

2025.03.31

ユニバーサルの奥村紗帆と山﨑夢乃が退部 ともにクイーンズ駅伝に出場

ユニバーサルエンターテインメントは3月31日、奥村紗帆と山﨑夢乃が退部することを発表した。 奥村は神奈川・麻溝台高から東海大に進学し、2020年日本インカレ女子10000mで4位などの実績を果たして2021年にユニバーサ […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】ハーフで7年ぶり中大新記録・吉中祐太 「トラックも駅伝も頑張りたい」

2025.03.31

【学生長距離Close-upインタビュー】ハーフで7年ぶり中大新記録・吉中祐太 「トラックも駅伝も頑張りたい」

学生長距離Close-upインタビュー 吉中祐太 Yoshinaka Yuta 中大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。46回目は、中大の吉 […]

NEWS 女子棒高跳で中学3年の中村心葵が3m91クリア!!  4年半ぶりに中学最高記録更新!

2025.03.31

女子棒高跳で中学3年の中村心葵が3m91クリア!! 4年半ぶりに中学最高記録更新!

3月31日、奈良市の鴻ノ池競技場で第4回北和記録会が行われ、女子棒高跳で中村心葵(三室中3埼玉)が3m91をクリアし、中学最高記録を樹立した。これまでの最高記録は20年8月に柳川美空(南橘・群馬)が出した3m90。 中村 […]

NEWS ダイハツ・上田雪菜が退社「”ダイハツ”の一員となれて幸せ」

2025.03.31

ダイハツ・上田雪菜が退社「”ダイハツ”の一員となれて幸せ」

ダイハツは3月31日付で上田雪菜が退社することを発表した。 上田は奈良県出身の27歳。奈良育英高校2年時には全国高校駅伝で1区12位と力走している。 筑波大へ入学すると、大学3年時の18年日本インカレでは5000mで2位 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top