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2021.02.06

編集部コラム「一番アツい夏」
編集部コラム「一番アツい夏」

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★月陸編集部★

攻め(?)のアンダーハンド

リレーコラム🔥

毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第80回一番アツい夏(山本慎一郎)

 ついこの前、年が明けたと思ったら、早いもので2月になりました。
私の編集部コラムは2021年の1回目となります。
本年もよろしくお願いします。

 さて、陸上界の話題が常に飛び交う月陸編集部ではさまざまな「取材あるある」が飛び出します。
その中で最近は「今までで一番暑かったインターハイ」について議論が交わされました。
もちろん、長い歴史を持つインターハイに全部足を運ぶことは不可能なので「正解」は存在しないのですが、何かと暑さが印象に残る大会だけに気になる人も多いかと思いますので、これまでに私が経験した中での「暑かった大会ベスト3」を発表させていただきます。

なお、これはあくまでも「暑かった」インターハイであって、大会の盛り上がりを意味する「熱かった」ではありません。
また、全日程を取材できなかった大会もありますし、暑さというのはあくまでも私の「体感」であって「主観」です。
これを読んだ方がそれぞれにインターハイを思い出すきっかけになれば幸いです。

ちなみに、私がこれまでに取材したインターハイは以下の通りです。

2006年 大阪  東海大望洋(千葉) 埼玉栄(埼玉)
2008年 熊谷  仙台育英(宮城)  東大阪大敬愛(大阪)
2009年 奈良  玉野光南(岡山)  東大阪大敬愛(大阪)
2010年 沖縄  和歌山北(和歌山) 東大阪大敬愛(大阪)
2011年 北上  東京(東京)    埼玉栄(埼玉)
2012年 新潟  洛南(京都)    東京(東京)
2013年 大分  洛南(京都)    浜松市立(静岡)
2014年 山梨  相洋(神奈川)   東大阪大敬愛(大阪)
2015年 和歌山 洛南(京都)    東大阪大敬愛(大阪)
2016年 岡山  洛南(京都)    東大阪大敬愛(大阪)
2017年 山形  洛南(京都)    東大阪大敬愛(大阪)
2018年 三重  大分東明(大分)  中京大中京(愛知)
※開催地の右は男女それぞれの総合優勝校

さっそく始めましょう!

■(個人的な)暑かったインターハイランキング
3位 三重(2018年)

比較的最近の大会なので、記憶に残っている方も多いと思います。
初日の女子100mHで小林歩未選手(市船橋3千葉)が13秒34(-0.3)、男子円盤投でも山下航生選手(市岐阜商3)が58m02と、ともに高校新記録を樹立する大活躍を見せました(山下選手はその後58m38まで更新)。

初日から高校新が飛び出したこともあって白熱の大会となりましたが、暑さのほうも強烈でした。
気温は最高で37.9度まで達し、激烈な日差しで競技どころか動くのも嫌になった方も多かったのではないかと思います……。
私も仕事の合間には競技場の近くを流れる五十鈴川を渡り、「赤福氷」を食べて暑さをしのいだのを思い出します。
圧倒的な日差しの強さが印象に残っています。

■(個人的な)暑かったインターハイランキング
2位 大分(2013年)

男子短距離の桐生祥秀選手(洛南3京都)が大活躍した大会です。桐生選手は4月に100m10秒01という特大の高校新記録を樹立。その後も快進撃を続け、インターハイでは100m、200m、4×100mRの3種目を制しました。

また、当時2年生の古谷拓夢選手(相洋・神奈川)がハードル2種目を制し、110mハードルでは13秒92(+0.4)の高校新(翌年は13秒83に更新)。さらに、女子も埼玉栄が4×100mRの予選で45秒23の高校新をマークするなど、全体的にハイレベルな大会でした。

そして、この大会もかなりの暑さでした……。
ドーム型の競技場ならではの熱のこもり方があったのか、呼吸をしているだけでも空気が熱い。
日陰にいてもボーっとして頭痛がしてくるような異様な暑さで、九州地方の底力を感じました。
最高気温は36.0度と三重ほどではありませんでしたが、その暑さは数字以上に感じ、連日34~35度を安定して叩き出す高水準のパフォーマンスに脱帽しました。

数字に表れない謎の暑さを感じたことから、主観的ランキングでは三重よりも上とします。

■(個人的な)暑かったインターハイランキング
1位 山梨(1996年)

これは異論・反論があるかもしれませんが、個人的には1996年山梨がナンバーワンだと感じます。
最高気温は36度でしたが、あんなにもすさまじい暑さはその後の人生でも味わったことがなかったように感じます。

実はこの大会は仕事ではなく、プライベートで観戦したものでした。
当時の私は中学2年生。
同じ中学出身の先輩方が出場するというので応援に行ったのですが、東北育ちの私にとって35度を超える暑さは未体験のもので、車のドアを開けた瞬間から地元とのあまりの違いに絶句しました。

そんな中でも大会は活況を呈し、男子400mでは為末大選手(広島皆実3)が46秒27の高校新(当時)。
女子は埼玉栄の桧山久美子選手(3年)と小島江美子選手(2年)が3000mでワン・ツーを決め、優勝タイムも9分09秒97とハイレベルで、私はインターハイの偉大さを心に刻んだのでした。

1996年山梨インターハイでは男子400mの為末大選手(広島皆実3、中央)が46秒27の高校新記録を樹立。私にとっては陸上競技を観ることのおもしろさを知った大会でした

もしかすると、この1996年山梨は私の場合は“思い出補正”があるかもしれません。
しかし、他のベテラン記者の何人かに聞いてみても「あの時の甲府は暑かった」と口をそろえるので、あながち間違いではなかったのかなとも思います。

■その他有力候補

こうしてベスト3を選んでみましたが、本来なら他にも「ナンバーワン候補」はあったと思います。日本最高気温を持つ熊谷(2008年)、南国・沖縄(2010年)、大会直前まで36~37度を連発していた山梨(2014年)などはタイミングが合えば“史上最高”になったかもしれません。さて、みなさんにとって一番暑かったインターハイはどの年でしょうか?

 ちなみに、反対に私にとって“一番涼しかったインターハイ”はダントツで山形(2017年)です。沖縄も雨が降った日はかなり涼しくなりましたが、山形はさすが東北らしく初日などは夏とは思えないような涼しさでした(日程が進むにつれて暑くなりましたが)。

 こうして何か一つのキーワードだけでも延々と語れてしまうのがインターハイ。2020年は残念ながら開催されずに代替大会となりましたが、高校生の大切な大会として、新型コロナが落ち着いて再開されることを願っています。

山本慎一郎(やまもとしんいちろう)
月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長
1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、月陸Onlineでは「シューズレポ」を連載中。

編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)

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 ついこの前、年が明けたと思ったら、早いもので2月になりました。 私の編集部コラムは2021年の1回目となります。 本年もよろしくお願いします。  さて、陸上界の話題が常に飛び交う月陸編集部ではさまざまな「取材あるある」が飛び出します。 その中で最近は「今までで一番暑かったインターハイ」について議論が交わされました。 もちろん、長い歴史を持つインターハイに全部足を運ぶことは不可能なので「正解」は存在しないのですが、何かと暑さが印象に残る大会だけに気になる人も多いかと思いますので、これまでに私が経験した中での「暑かった大会ベスト3」を発表させていただきます。 なお、これはあくまでも「暑かった」インターハイであって、大会の盛り上がりを意味する「熱かった」ではありません。 また、全日程を取材できなかった大会もありますし、暑さというのはあくまでも私の「体感」であって「主観」です。 これを読んだ方がそれぞれにインターハイを思い出すきっかけになれば幸いです。 ちなみに、私がこれまでに取材したインターハイは以下の通りです。 2006年 大阪  東海大望洋(千葉) 埼玉栄(埼玉) 2008年 熊谷  仙台育英(宮城)  東大阪大敬愛(大阪) 2009年 奈良  玉野光南(岡山)  東大阪大敬愛(大阪) 2010年 沖縄  和歌山北(和歌山) 東大阪大敬愛(大阪) 2011年 北上  東京(東京)    埼玉栄(埼玉) 2012年 新潟  洛南(京都)    東京(東京) 2013年 大分  洛南(京都)    浜松市立(静岡) 2014年 山梨  相洋(神奈川)   東大阪大敬愛(大阪) 2015年 和歌山 洛南(京都)    東大阪大敬愛(大阪) 2016年 岡山  洛南(京都)    東大阪大敬愛(大阪) 2017年 山形  洛南(京都)    東大阪大敬愛(大阪) 2018年 三重  大分東明(大分)  中京大中京(愛知) ※開催地の右は男女それぞれの総合優勝校 さっそく始めましょう! ■(個人的な)暑かったインターハイランキング 3位 三重(2018年) 比較的最近の大会なので、記憶に残っている方も多いと思います。 初日の女子100mHで小林歩未選手(市船橋3千葉)が13秒34(-0.3)、男子円盤投でも山下航生選手(市岐阜商3)が58m02と、ともに高校新記録を樹立する大活躍を見せました(山下選手はその後58m38まで更新)。 初日から高校新が飛び出したこともあって白熱の大会となりましたが、暑さのほうも強烈でした。 気温は最高で37.9度まで達し、激烈な日差しで競技どころか動くのも嫌になった方も多かったのではないかと思います……。 私も仕事の合間には競技場の近くを流れる五十鈴川を渡り、「赤福氷」を食べて暑さをしのいだのを思い出します。 圧倒的な日差しの強さが印象に残っています。 ■(個人的な)暑かったインターハイランキング 2位 大分(2013年) 男子短距離の桐生祥秀選手(洛南3京都)が大活躍した大会です。桐生選手は4月に100m10秒01という特大の高校新記録を樹立。その後も快進撃を続け、インターハイでは100m、200m、4×100mRの3種目を制しました。 また、当時2年生の古谷拓夢選手(相洋・神奈川)がハードル2種目を制し、110mハードルでは13秒92(+0.4)の高校新(翌年は13秒83に更新)。さらに、女子も埼玉栄が4×100mRの予選で45秒23の高校新をマークするなど、全体的にハイレベルな大会でした。 そして、この大会もかなりの暑さでした……。 ドーム型の競技場ならではの熱のこもり方があったのか、呼吸をしているだけでも空気が熱い。 日陰にいてもボーっとして頭痛がしてくるような異様な暑さで、九州地方の底力を感じました。 最高気温は36.0度と三重ほどではありませんでしたが、その暑さは数字以上に感じ、連日34~35度を安定して叩き出す高水準のパフォーマンスに脱帽しました。 数字に表れない謎の暑さを感じたことから、主観的ランキングでは三重よりも上とします。 ■(個人的な)暑かったインターハイランキング 1位 山梨(1996年) これは異論・反論があるかもしれませんが、個人的には1996年山梨がナンバーワンだと感じます。 最高気温は36度でしたが、あんなにもすさまじい暑さはその後の人生でも味わったことがなかったように感じます。 実はこの大会は仕事ではなく、プライベートで観戦したものでした。 当時の私は中学2年生。 同じ中学出身の先輩方が出場するというので応援に行ったのですが、東北育ちの私にとって35度を超える暑さは未体験のもので、車のドアを開けた瞬間から地元とのあまりの違いに絶句しました。 そんな中でも大会は活況を呈し、男子400mでは為末大選手(広島皆実3)が46秒27の高校新(当時)。 女子は埼玉栄の桧山久美子選手(3年)と小島江美子選手(2年)が3000mでワン・ツーを決め、優勝タイムも9分09秒97とハイレベルで、私はインターハイの偉大さを心に刻んだのでした。 1996年山梨インターハイでは男子400mの為末大選手(広島皆実3、中央)が46秒27の高校新記録を樹立。私にとっては陸上競技を観ることのおもしろさを知った大会でした もしかすると、この1996年山梨は私の場合は“思い出補正”があるかもしれません。 しかし、他のベテラン記者の何人かに聞いてみても「あの時の甲府は暑かった」と口をそろえるので、あながち間違いではなかったのかなとも思います。 ■その他有力候補 こうしてベスト3を選んでみましたが、本来なら他にも「ナンバーワン候補」はあったと思います。日本最高気温を持つ熊谷(2008年)、南国・沖縄(2010年)、大会直前まで36~37度を連発していた山梨(2014年)などはタイミングが合えば“史上最高”になったかもしれません。さて、みなさんにとって一番暑かったインターハイはどの年でしょうか?  ちなみに、反対に私にとって“一番涼しかったインターハイ”はダントツで山形(2017年)です。沖縄も雨が降った日はかなり涼しくなりましたが、山形はさすが東北らしく初日などは夏とは思えないような涼しさでした(日程が進むにつれて暑くなりましたが)。  こうして何か一つのキーワードだけでも延々と語れてしまうのがインターハイ。2020年は残念ながら開催されずに代替大会となりましたが、高校生の大切な大会として、新型コロナが落ち着いて再開されることを願っています。
山本慎一郎(やまもとしんいちろう) 月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長 1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、月陸Onlineでは「シューズレポ」を連載中。
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