HOME ニュース、国内

2021.01.17

東京五輪5000m代表・田中希実が10000mで自己新31分59秒89「良いスタート切れた」
東京五輪5000m代表・田中希実が10000mで自己新31分59秒89「良いスタート切れた」


◇京都 女子駅伝・中長距離競技会(1月17日/たけびしスタジアム京都)

都道府県対抗女子駅伝の代替大会となる京都 女子駅伝・中長距離競技会が1月17日に行われ、トップ選手が集まった女子10000mは、同種目2度目の出場となった5000m東京五輪代表の田中希実(豊田自動織機TC)が31分59秒89の自己新で1着。従来の田中の自己記録は2019年にマークした32分25秒81。終盤まで先頭だった安藤友香(ワコール)が32分05秒48で2着だった。

小雨が降る中でスタート。レースは序盤から安藤が先頭を行き、1000mを3分10秒で通過し、後続を10秒近く離す。安藤はそのまま独走となり、2番手集団は田中や筒井咲帆(ヤマダホールディングス)や岡本春美(三井住友海上)らが陣取った。安藤が5000mを15分54秒で通過し、2位集団は16分06秒。7000m過ぎに田中が2位集団の前を引く展開となる。

「中盤まで差が広がってなかったので、ラスト3000mから上げれば追いつけるかも」と思った田中。8000mを通過が安藤25分35秒、田中が25分46秒。ここから2位集団がペースアップする。9000mまで安藤が粘り28分50秒で通過したが、残り400mで勝利を確信した田中は300mで一気に前に出た田中がトップでフィニッシュした。

19年の日本選手権以来、自身2度目の10000mということもあり、「走る前は不安もあった」と言うが、2021年初レースに「良いスタートが切れました」と語った。すでに5000mで東京五輪に内定済みだが、日本記録4分05秒27を持つ1500mでも「参加標準記録(4分04秒20)を切ってオリンピックに出たい」と次なるターゲットを明かした。

2位の安藤は「(400mを)75秒前後で押していって、東京五輪の参加標準記録(31分25秒00)を目指しましたが力が足りなかった」。挑戦してきたマラソンは「ひと休み」し、10000mでの東京五輪代表入りを狙っていくとしている。

広告の下にコンテンツが続きます

高校女子3000m全体トップは細谷愛子(立命館宇治1京都)で9分18秒86、中学女子3000mは深田望友(樫原中3京都)が9分42秒76でトップ。この大会は新型コロナウイルスの影響により中止となった全国都道府県対抗女子駅伝の代替大会としてトラック種目で開催された。

◇京都 女子駅伝・中長距離競技会(1月17日/たけびしスタジアム京都) 都道府県対抗女子駅伝の代替大会となる京都 女子駅伝・中長距離競技会が1月17日に行われ、トップ選手が集まった女子10000mは、同種目2度目の出場となった5000m東京五輪代表の田中希実(豊田自動織機TC)が31分59秒89の自己新で1着。従来の田中の自己記録は2019年にマークした32分25秒81。終盤まで先頭だった安藤友香(ワコール)が32分05秒48で2着だった。 小雨が降る中でスタート。レースは序盤から安藤が先頭を行き、1000mを3分10秒で通過し、後続を10秒近く離す。安藤はそのまま独走となり、2番手集団は田中や筒井咲帆(ヤマダホールディングス)や岡本春美(三井住友海上)らが陣取った。安藤が5000mを15分54秒で通過し、2位集団は16分06秒。7000m過ぎに田中が2位集団の前を引く展開となる。 「中盤まで差が広がってなかったので、ラスト3000mから上げれば追いつけるかも」と思った田中。8000mを通過が安藤25分35秒、田中が25分46秒。ここから2位集団がペースアップする。9000mまで安藤が粘り28分50秒で通過したが、残り400mで勝利を確信した田中は300mで一気に前に出た田中がトップでフィニッシュした。 19年の日本選手権以来、自身2度目の10000mということもあり、「走る前は不安もあった」と言うが、2021年初レースに「良いスタートが切れました」と語った。すでに5000mで東京五輪に内定済みだが、日本記録4分05秒27を持つ1500mでも「参加標準記録(4分04秒20)を切ってオリンピックに出たい」と次なるターゲットを明かした。 2位の安藤は「(400mを)75秒前後で押していって、東京五輪の参加標準記録(31分25秒00)を目指しましたが力が足りなかった」。挑戦してきたマラソンは「ひと休み」し、10000mでの東京五輪代表入りを狙っていくとしている。 高校女子3000m全体トップは細谷愛子(立命館宇治1京都)で9分18秒86、中学女子3000mは深田望友(樫原中3京都)が9分42秒76でトップ。この大会は新型コロナウイルスの影響により中止となった全国都道府県対抗女子駅伝の代替大会としてトラック種目で開催された。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.01

女子走幅跳前日本記録保持者・井村久美子さんが夫・俊雄氏とともに青学大短距離ブロック特別アドバイザリーコーチ就任!

青学大陸上競技部短距離ブロックは4月1日、女子走幅跳前日本記録保持者の井村久美子さんと夫・井村俊雄氏がスペシャルアドバイザリーコーチに就任することを発表した。 井村さんは1981年生まれの44歳。山形県酒田市で陸上一家に […]

NEWS SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

2025.03.31

SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

SUBARUは3月31日付で引退選手と退部者を発表した。 真船恭輔、小山司の2名が現役を引退する。真船は1997年生まれの27歳。学法石川高(福島)時代には2年連続で全国高校駅伝に出場。相澤晃(旭化成)、阿部弘輝(住友電 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

2025.03.31

【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

2025.03.31

京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]

NEWS NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

2025.03.31

NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top