2025.03.16

◇第109回日本選手権35km競歩・第49回全日本競歩能美大会(3月16日/石川・能美市)
全日本競歩能美大会が行われ、男子20kmは古賀友太(大塚製薬)が1時間18分46秒で優勝した。
雨脚が強いあいにくのコンディションで、古賀は「優勝することだけを考えて臨んでいました」と目標は明確だった。
中盤から4人の争いで15kmを59分10秒で通過し、中国の選手がじわじわとペースを上げる。後半上げようかと思っていた中で、一緒に行かせてもらうことで、うまく流れに乗ることができました」。周回の残り2周で突き放すと、悠々とトップでフィニッシュテープを切った。
しかし、日本陸連が定める派遣設定記録(1時間18分30秒)にはわずかに届かず、「順位だけを狙っていたので、とりあえず良かったと思っています」と自らを納得させた。
2023年ブダペスト世界選手権で12位、そして、昨夏のパリ五輪で8位入賞と着実に力を伸ばしている25歳。「この先はどうなるかはわかりませんが、このレースを今後につなげていきたいです」と力強く話した。
住所大翔(富士通)が1時間19分05秒で2位、柳原隼(西川ローズ)が3位。ワールドユニバーシティゲームズの代表選考会を兼ねた併催の学生選手権は原圭佑(京大)が1時間19分39秒で優勝し、吉迫大成(東学大)が2位、土屋温希(立命大)が3位だった。
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