2024.10.14
シカゴマラソンが10月13日、米国の当地で行われ、女子のルース・チェプンゲティチ(ケニア)が2時間9分56秒で優勝。女子として史上初めて2時間10分を突破するとともに、23年のベルリンにティギスト・アセファ(エチオピア)が出した世界記録の2時間11分53秒も2分近く更新した。
チェプンゲティチは5kmを15分00秒、10kmを30分14秒という10000mのトラックレースさながらのペースで突っ込むと、中間点を1時間4分16秒で通過。その後は徐々にペースを落としながらも、5km15分40秒前後のラップを刻んだ。
2人の男性ペースメーカーが引っ張るなか、35km地点では1時間47分32秒と予想フィニッシュタイムが2時間10分を超えるペースになったものの、35kmから40kmは15分39秒とスピードアップ。最後の2.195kmも6分45秒とスパートを仕掛け、女子初の2時間10分切りを達成した。
チェプンゲティチは1994年生まれの30歳。早くからロードで頭角を現し、19年の世界選手権では金メダルを獲得した。21年にはハーフマラソンで1時間4分02秒の世界記録(当時)を樹立。名古屋ウイメンズマラソンでは22年、23年で連覇を達成し、22年シカゴでは2時間14分18秒の世界歴代2位(当時)をマークしていた。
女子マラソン世界歴代10傑
2.09.56 R.チェプンゲティチ(ケニア) 2024.10.13 2.11.53 T.アセファ(エチオピア) 2023. 9.24 2.13.44 S.ハッサン(オランダ) 2023.10. 8 2.14.04 B.コスゲイ(ケニア) 2019.10.13 2.14.58 A.ベリソ(エチオピア) 2022.12. 4 2.15.25 P.ラドクリフ(英国) 2003. 4.13 2.15.51 W.デゲファ(エチオピア) 2023.12. 3 2.15.55 A.ケベデ(エチオピア) 2024. 3. 3 2.16.07 T.ケテマ(東エチオピア) 2024. 1. 7 2.16.14 R.ワンジル(ケニア) 2024. 3. 3シカゴマラソンでのR.チェプンゲティチのペース
5km 15.00 10km 30.14(15.14) 15km 45.32(15.18) 20km 1.00.51(15.19) ハーフ 1.04.16 25km 1.16.17(15.26) 30km 1.31.49(15.32) 35km 1.47.32(15.43) 40km 2.03.11(15.39) finish 2.09.56(6.45)
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