◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目
日本インカレの2日目に行われた女子100mは、石川優(青学大)が11秒61(+0.4)で悲願の初優勝を果たした。
「やっとの思いで優勝できたので、素直にうれしいです」と笑顔が弾ける。日本インカレ100mは1年時と昨年に4位。200mでも1年時に3位とタイトルに届かず。2年時はケガのため舞台に立つことさえできなかった。それだけに、冒頭の言葉に力がこもる。
予選を11秒52(+2.4)と追い風参考ながら好記録をマーク。準決勝でも11秒69(-1.3)で1着通過していた。決勝は「スタートも良かったですし、持ち味(の後半)でも「伸びることができた」と言い、「3本の中では一番感触は良かった」と振り返った。
相洋高(神奈川)時代から世代トップ選手。青学大では東京五輪4×100mリレーに選ばれた(出走はならず)。4年間はケガと向き合った日々。「調子が良かったり、悪かったり」。特にハムストリングスを故障し、「これって4年生までに治るんだろうか」と不安を抱えていた。100mの自己記録(11秒48)は大1年から止まったままだ。
ただ、そのケガがあったからこそ、「自分に今何が必要で、何をやるべきか明確にわかりました」。この夏にはボブスレーの練習にも参加。足腰を鍛え上げた。「今後はボブスレーと陸上競技の両方でオリンピックを目指します」。
どん底から這い上がったスプリンターは、挫折を経て一回りも二回りも成長して学生陸上界を飛び立っていく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.10
混成IHチャンプが好記録!八種・高橋駿士が6131点、七種・本多七が高2初5300点超え
2024.11.10
東京世界陸上出場懸けた広州世界リレーの要項発表 パリ五輪上位16チーム出場へ
-
2024.11.10
-
2024.11.10
-
2024.11.10
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
2024.11.06
駅伝シーズンに向け、ナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
-
2024.10.11
-
2024.10.27
-
2024.11.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.10
混成IHチャンプが好記録!八種・高橋駿士が6131点、七種・本多七が高2初5300点超え
第29回エブリバディ・デカスロンin愛知が11月9、10日に行われ、男女混成競技のインターハイ王者がともに自己記録を叩き出した。 男子八種競技では高橋駿士(会津学鳳高3福島)が高校歴代3位の6131点をマーク。インターハ […]
2024.11.10
東京世界陸上出場懸けた広州世界リレーの要項発表 パリ五輪上位16チーム出場へ
世界陸連(WA)は来年5月の広州世界リレーの要項を発表した。 来年9月の東京世界選手権の出場権が懸かる同大会。男女それぞれ4×100m、4×400m、そして男女混合4×400mが実施され、32チームが出場できる。各種目の […]
2024.11.10
野田明宏 10km競歩40分36秒で制す U20男子は山田大智がトップ/大阪・中之島競歩
大阪・中之島2024競歩大会が11月10日に大阪・中之島コース(周回1km)で開催され、男子10km競歩はブダペスト世界選手権35km競歩6位の野田明宏(自衛隊体育学校)が40分36秒で優勝した。 同種目ではただ1人のエ […]
Latest Issue 最新号
2024年11月号 (10月11日発売)
●ベルリンマラソン
●DLファイナル
●インカレ、実業団
●箱根駅伝予選会展望