HOME 駅伝

2024.09.13

NEWS
プーマが長野・菅平に学生駅伝選手向けリカバリー施設を期間限定オープン、前年の2倍以上の1000人近くが利用
プーマが長野・菅平に学生駅伝選手向けリカバリー施設を期間限定オープン、前年の2倍以上の1000人近くが利用

1階のオープンスペースではカウンターバーで疲労回復を促進

プーマ ジャパンは9月13日、長野・菅平で期間限定オープン中(8月15日~9月17日)の学生ランナー向けリカバリー施設「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」をメディア公開した。

プーマは「すべてのランナーが自分の可能性を最大限に発揮できるようにサポートすること」を使命とし、これまでさまざまな施策を展開。パフォーマンスアップに役立つシューズやウエアを提供するだけでなく、ハードなトレーニングに挑むランナーのリカバリーを支援したいという思いから、昨年の夏、新潟・妙高で初めて「PUMA RUNNING HOUSE MYOKO」を開設したが、今年は菅平に場所を移して前年とは異なるチームや選手たちとも接点を持った。

8月15日から9月17日まで期間限定でオープンしている「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」

水素バー、極上の筋膜リリースマシン「ラクリス」などで“おもでなし”

菅平はラグビーを中心に多くのスポーツ選手が訪れる“日本一の合宿地”として知られる。南北約7km、東西約10kmという広大な高原で、中心部の標高は1250m、山間部は1650m。そのため夏でも朝夕は涼しく、高地トレーニングに適した場所であることから大学や実業団の長距離選手も毎年たくさん訪れている。

「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」は、菅平のダボスの丘に近い大学のセミナーハウスが点在するエリアにある2階建てペンションを改築したもの。

施設のエントランス両サイドにはプーマ製品を着用して世界の舞台で活躍している超一流アスリートのビジュアルをデザインしたボードやフォトフレーム、プーマ製のナショナルユニフォームを着たマネキンなどを展示して陸上界におけるプーマブランドの「世界観」をアピールしていた

1階のオープンスペースではカウンターバーで水素吸入が体験でき、余暇を楽しめる卓球台やテーブルサッカーゲーム台も設置。ケアルームでは、プーマとパートナーシップ契約を締結している微弱電流による筋膜リリースマシン「RAKULEASE(ラクリス)」を使った極上のスポーツマッサージが受けられる。

高気圧酸素ルーム(O2Room)がリカバリーの一番人気

また、建物前の芝生広場では“カラダを整える”サウナとアイスバスのほか、疲労回復や故障の治癒促進に好影響を及ぼす高気圧酸素ルーム(O2Room)を2台も用意。ランナーに人気の高いこれらのリカバリーアイテムを、すべて無料で使用できる体制を整えている。

この施設は事前に案内をしている学生や実業団チームの選手や指導者に限定したもので、オープン期間はあと数日残っているが、すでに昨年の2倍を超える1000人近い方々が来館。「トレーニングだけだと身も心もボロボロになりますが、こういう施設があるとリラックスできて本当にありがたい」という選手の声が印象的だった。

疲労回復やケガの早期治癒などの効果がある高気圧酸素ルーム(O2Room)を積んだ体験カーは2台も用意。この施設の中で一番の人気だという

「ランニングのプーマ」「陸上のプーマ」のイメージ拡大

プーマはここ数十年、サッカーやカジュアルスニーカーを中心としたスポーツブランドというイメージが強かった。しかし、「もう一度、ランニング業界で戦っていく」という戦略をグローバルで掲げ、2021年から高性能ランニングシューズを相次いで発売している。

陸上競技においてはウサイン・ボルトが輝かしい実績を挙げたジャマイカのナショナルユニフォームを長年担ってきたが、近年はヨーロッパやアフリカの国々も数多くサポート。また、有望な長距離ランナーやトラック&フィールド種目の超一流アスリートとも次々に契約し、「ランニングのプーマ」、「陸上のプーマ」のイメージ拡大に努めている。

建物外のウッドデッキはプーマの最新ランニングシューズが試し履きできる「トライオン」スペース。ランナーにリフレッシュしてもらうと同時に、プーマの最先端テクノロジーを駆使した製品を体験してもらうこともこの施設を開設する狙いだ

箱根駅伝を軸にランニング市場をさらに強化

日本においては箱根駅伝を最大のイベントとして捉え、学生長距離ランナーに向けたマーケティングにより注力。2023年の箱根駅伝ではパートナーシップを締結している立教大学が55年ぶりの出場を果たし、今年の大会では新たにパートナーシップ契約を結んだ城西大学がチーム過去最高の3位を占めて注目を集めた。

また、2021年の箱根駅伝ではゼロだったプーマのシューズ着用者は、2022年に1人、2023年に7人、そして今年は20人と一気に拡大。この数字こそプーマが持つテクノロジーへの信頼性が選手たちに伝わっている証で、レーシングモデルは反発性が高いのに軽量で、なおかつ安定性もあることで人気が高まっている。

今後も製品の「独創性」やランニング市場における「本気度」をさまざまな施策で広めていこうとしており、「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」での選手サポートもその一環。

学生ランナーへのマーケティングを軸にしながら、箱根駅伝に憧れる高校生、実業団選手へのサポートも強化。この秋冬は、プーマのシューズやウエアを着用して主要駅伝やマラソンに出場するランナーがさらに増えて行きそうだ。

「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」を利用しながらトレーニングを続ける城西大の斎藤将也、久保出雄太、林晃耀

プーマ ジャパンは9月13日、長野・菅平で期間限定オープン中(8月15日~9月17日)の学生ランナー向けリカバリー施設「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」をメディア公開した。 プーマは「すべてのランナーが自分の可能性を最大限に発揮できるようにサポートすること」を使命とし、これまでさまざまな施策を展開。パフォーマンスアップに役立つシューズやウエアを提供するだけでなく、ハードなトレーニングに挑むランナーのリカバリーを支援したいという思いから、昨年の夏、新潟・妙高で初めて「PUMA RUNNING HOUSE MYOKO」を開設したが、今年は菅平に場所を移して前年とは異なるチームや選手たちとも接点を持った。 [caption id="attachment_146492" align="alignnone" width="800"] 8月15日から9月17日まで期間限定でオープンしている「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」[/caption]

水素バー、極上の筋膜リリースマシン「ラクリス」などで“おもでなし”

菅平はラグビーを中心に多くのスポーツ選手が訪れる“日本一の合宿地”として知られる。南北約7km、東西約10kmという広大な高原で、中心部の標高は1250m、山間部は1650m。そのため夏でも朝夕は涼しく、高地トレーニングに適した場所であることから大学や実業団の長距離選手も毎年たくさん訪れている。 「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」は、菅平のダボスの丘に近い大学のセミナーハウスが点在するエリアにある2階建てペンションを改築したもの。 [caption id="attachment_146489" align="alignnone" width="800"] 施設のエントランス両サイドにはプーマ製品を着用して世界の舞台で活躍している超一流アスリートのビジュアルをデザインしたボードやフォトフレーム、プーマ製のナショナルユニフォームを着たマネキンなどを展示して陸上界におけるプーマブランドの「世界観」をアピールしていた[/caption] 1階のオープンスペースではカウンターバーで水素吸入が体験でき、余暇を楽しめる卓球台やテーブルサッカーゲーム台も設置。ケアルームでは、プーマとパートナーシップ契約を締結している微弱電流による筋膜リリースマシン「RAKULEASE(ラクリス)」を使った極上のスポーツマッサージが受けられる。

高気圧酸素ルーム(O2Room)がリカバリーの一番人気

また、建物前の芝生広場では“カラダを整える”サウナとアイスバスのほか、疲労回復や故障の治癒促進に好影響を及ぼす高気圧酸素ルーム(O2Room)を2台も用意。ランナーに人気の高いこれらのリカバリーアイテムを、すべて無料で使用できる体制を整えている。 この施設は事前に案内をしている学生や実業団チームの選手や指導者に限定したもので、オープン期間はあと数日残っているが、すでに昨年の2倍を超える1000人近い方々が来館。「トレーニングだけだと身も心もボロボロになりますが、こういう施設があるとリラックスできて本当にありがたい」という選手の声が印象的だった。 [caption id="attachment_146488" align="alignnone" width="800"] 疲労回復やケガの早期治癒などの効果がある高気圧酸素ルーム(O2Room)を積んだ体験カーは2台も用意。この施設の中で一番の人気だという[/caption]

「ランニングのプーマ」「陸上のプーマ」のイメージ拡大

プーマはここ数十年、サッカーやカジュアルスニーカーを中心としたスポーツブランドというイメージが強かった。しかし、「もう一度、ランニング業界で戦っていく」という戦略をグローバルで掲げ、2021年から高性能ランニングシューズを相次いで発売している。 陸上競技においてはウサイン・ボルトが輝かしい実績を挙げたジャマイカのナショナルユニフォームを長年担ってきたが、近年はヨーロッパやアフリカの国々も数多くサポート。また、有望な長距離ランナーやトラック&フィールド種目の超一流アスリートとも次々に契約し、「ランニングのプーマ」、「陸上のプーマ」のイメージ拡大に努めている。 [caption id="attachment_146490" align="alignnone" width="800"] 建物外のウッドデッキはプーマの最新ランニングシューズが試し履きできる「トライオン」スペース。ランナーにリフレッシュしてもらうと同時に、プーマの最先端テクノロジーを駆使した製品を体験してもらうこともこの施設を開設する狙いだ[/caption]

箱根駅伝を軸にランニング市場をさらに強化

日本においては箱根駅伝を最大のイベントとして捉え、学生長距離ランナーに向けたマーケティングにより注力。2023年の箱根駅伝ではパートナーシップを締結している立教大学が55年ぶりの出場を果たし、今年の大会では新たにパートナーシップ契約を結んだ城西大学がチーム過去最高の3位を占めて注目を集めた。 また、2021年の箱根駅伝ではゼロだったプーマのシューズ着用者は、2022年に1人、2023年に7人、そして今年は20人と一気に拡大。この数字こそプーマが持つテクノロジーへの信頼性が選手たちに伝わっている証で、レーシングモデルは反発性が高いのに軽量で、なおかつ安定性もあることで人気が高まっている。 今後も製品の「独創性」やランニング市場における「本気度」をさまざまな施策で広めていこうとしており、「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」での選手サポートもその一環。 学生ランナーへのマーケティングを軸にしながら、箱根駅伝に憧れる高校生、実業団選手へのサポートも強化。この秋冬は、プーマのシューズやウエアを着用して主要駅伝やマラソンに出場するランナーがさらに増えて行きそうだ。 [caption id="attachment_146494" align="alignnone" width="2148"] 「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」を利用しながらトレーニングを続ける城西大の斎藤将也、久保出雄太、林晃耀[/caption]

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.09.19

男子100m予選にパリ五輪代表が登場!! 栁田大輝は貫禄の走り 鵜澤飛羽は自己新10秒25/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)1日目 日本インカレの1日目が行われ、男子100m予選にパリ五輪4×100mリレー代表の栁田大輝(東 […]

NEWS 日本選手権リレー出場チーム決定! 4×100mR連覇目指す慶大、甲南大など有力校がエントリー

2024.09.19

日本選手権リレー出場チーム決定! 4×100mR連覇目指す慶大、甲南大など有力校がエントリー

9月19日、日本陸連は第108回日本選手権リレーのエントリーチームを発表。大会は4×100mリレーと4×400mリレーを男女それぞれ実施。各種目に大学を中心に27チームずつが登録された。 男子4×100mリレーは前回優勝 […]

NEWS 佐賀国民スポーツ大会のスタートリスト発表! 五輪代表・佐藤拳太郎、上田百寧 日本記録保持者・落合晃、久保凛らが登録

2024.09.19

佐賀国民スポーツ大会のスタートリスト発表! 五輪代表・佐藤拳太郎、上田百寧 日本記録保持者・落合晃、久保凛らが登録

日本陸連は9月19日、来月、佐賀で開催される第78回国民スポーツ大会の陸上競技(10月11日~15日)のエントリー選手とスタートリストを発表した。 パリ五輪代表では男子4×400mリレー入賞メンバーの佐藤拳太郎(埼玉・富 […]

NEWS アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!

2024.09.19

アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!

アシックスジャパンは、安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13(ジーティー2000 13)」を、9月26日からアシックスオンラインストアで先行販売し、10月10日からアシックス直営店各店(ファクト […]

NEWS 学生ナンバーワンは誰の手に!?日本インカレ、今日開幕!五輪代表も出場

2024.09.19

学生ナンバーワンは誰の手に!?日本インカレ、今日開幕!五輪代表も出場

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日〜22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu) 学生ナンバーワンを決める日本インカレが今日、9月19日開幕する。 伝統ある日本インカレには、今夏の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年10月号 (9月13日発売)

2024年10月号 (9月13日発売)

●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦

page top