HOME 国内、日本代表

2024.08.06

三浦龍司「一番の難所」越え2大会連続ファイナル!メダルへ「決勝も全力」/パリ五輪
三浦龍司「一番の難所」越え2大会連続ファイナル!メダルへ「決勝も全力」/パリ五輪

2大会連続で決勝進出を果たした男子3000m障害の三浦龍司

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)5日目

パリ五輪・陸上競技の5日目イブニングセッションに男子3000m障害予選が行われ、東京五輪7位の三浦龍司(SUBARU)が8分12秒41をマークして4着で2大会連続の決勝進出を決めた。この記録は自己4番目で、来年の東京世界選手権の参加標準記録(8分15秒00)をクリアしている。

スタートして1周目のうちにアブラハム・キビウォト(ケニア)ら3人がスッと前に出る。実はレース前に「キビウォトとエチオピアの選手が2分40秒(1000m)くらいで行くと言っていたので、そこについて行く、と話していたんです」と三浦。世界トップランナーたちと招集所でそんなやりとりをしていたというから驚かされる。

その言葉通り「3人の先頭集団がやりたいようなレース展開になった」が、そこにしっかりとついていき、集団は通過ラインの5人に絞られた。最後は「後ろも気になった」というが危なげなく4着でフィニッシュ。「一番の難所である予選を突破できてホッとしますし、素直にうれしいです」と笑顔を見せる。

日本選手権以降は「障害の感覚的にはもう一つだった」とやや不安もあったようだが、「ピークが合ってきた。前(視界)がクリアだったのもありますが、感覚も良かった」と手応えを得た。東京五輪から比べても「着実に力がついて勝負の駆け引きができる中であのレースができたのは今まで大きく違うところ」と成長を感じている。

いよいよメダル挑戦へのスタートラインに立った三浦。「予選も全力でしたし、決勝も全力。自分の走る位置の確保を優先して判断に遅れないようにしたい。ラストのキレや押し切るといったところ(力)が必須かなと思います」と冷静に勝負の時を見据えている。

男子3000m障害決勝は日本時間の8月7日深夜の4時40分にスタートする。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)5日目 パリ五輪・陸上競技の5日目イブニングセッションに男子3000m障害予選が行われ、東京五輪7位の三浦龍司(SUBARU)が8分12秒41をマークして4着で2大会連続の決勝進出を決めた。この記録は自己4番目で、来年の東京世界選手権の参加標準記録(8分15秒00)をクリアしている。 スタートして1周目のうちにアブラハム・キビウォト(ケニア)ら3人がスッと前に出る。実はレース前に「キビウォトとエチオピアの選手が2分40秒(1000m)くらいで行くと言っていたので、そこについて行く、と話していたんです」と三浦。世界トップランナーたちと招集所でそんなやりとりをしていたというから驚かされる。 その言葉通り「3人の先頭集団がやりたいようなレース展開になった」が、そこにしっかりとついていき、集団は通過ラインの5人に絞られた。最後は「後ろも気になった」というが危なげなく4着でフィニッシュ。「一番の難所である予選を突破できてホッとしますし、素直にうれしいです」と笑顔を見せる。 日本選手権以降は「障害の感覚的にはもう一つだった」とやや不安もあったようだが、「ピークが合ってきた。前(視界)がクリアだったのもありますが、感覚も良かった」と手応えを得た。東京五輪から比べても「着実に力がついて勝負の駆け引きができる中であのレースができたのは今まで大きく違うところ」と成長を感じている。 いよいよメダル挑戦へのスタートラインに立った三浦。「予選も全力でしたし、決勝も全力。自分の走る位置の確保を優先して判断に遅れないようにしたい。ラストのキレや押し切るといったところ(力)が必須かなと思います」と冷静に勝負の時を見据えている。 男子3000m障害決勝は日本時間の8月7日深夜の4時40分にスタートする。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.09.19

女子10000m・小川陽香が鋭いラストスパートで初V 「すごくうれしい気持ちでいっぱい」/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日?22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)1日目 日本インカレ1日目が行われ、女子10000mは小川陽香(立教大)が33分04秒54で初優勝を […]

NEWS 男子100m予選にパリ五輪代表が登場!! 栁田大輝は貫禄の走り 鵜澤飛羽は自己新10秒25/日本IC

2024.09.19

男子100m予選にパリ五輪代表が登場!! 栁田大輝は貫禄の走り 鵜澤飛羽は自己新10秒25/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)1日目 日本インカレの1日目が行われ、男子100m予選にパリ五輪4×100mリレー代表の栁田大輝(東 […]

NEWS 日本選手権リレー出場チーム決定! 4×100mR連覇目指す慶大、甲南大など有力校がエントリー

2024.09.19

日本選手権リレー出場チーム決定! 4×100mR連覇目指す慶大、甲南大など有力校がエントリー

9月19日、日本陸連は第108回日本選手権リレーのエントリーチームを発表。大会は4×100mリレーと4×400mリレーを男女それぞれ実施。各種目に大学を中心に27チームずつが登録された。 男子4×100mリレーは前回優勝 […]

NEWS 佐賀国民スポーツ大会のスタートリスト発表! 五輪代表・佐藤拳太郎、上田百寧 日本記録保持者・落合晃、久保凛らが登録

2024.09.19

佐賀国民スポーツ大会のスタートリスト発表! 五輪代表・佐藤拳太郎、上田百寧 日本記録保持者・落合晃、久保凛らが登録

日本陸連は9月19日、来月、佐賀で開催される第78回国民スポーツ大会の陸上競技(10月11日~15日)のエントリー選手とスタートリストを発表した。 パリ五輪代表では男子4×400mリレー入賞メンバーの佐藤拳太郎(埼玉・富 […]

NEWS アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!

2024.09.19

アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!

アシックスジャパンは、安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13(ジーティー2000 13)」を、9月26日からアシックスオンラインストアで先行販売し、10月10日からアシックス直営店各店(ファクト […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年10月号 (9月13日発売)

2024年10月号 (9月13日発売)

●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦

page top