HOME 国内、高校

2024.07.29

穗岐山芽衣が女子1500m高校歴代3位の4分13秒67! 「勢いのままに抜いてメダル獲得できた」/福岡IH
穗岐山芽衣が女子1500m高校歴代3位の4分13秒67! 「勢いのままに抜いてメダル獲得できた」/福岡IH

24年インターハイ女子1500mで3位に入った穗岐山芽衣

◇福岡インターハイ(7月28日~8月1日/福岡・博多の森陸上競技場)2日目

福岡インターハイの2日目が行われ、女子1500mはジャネット・ジェプコエチ(倉敷2岡山)が4分07秒59の好記録で優勝を飾った。穗岐山芽衣(山田3高知)が高校歴代3位の4分13秒67で日本人トップの3位に入った。

序盤から留学生4人にドルーリー朱瑛里(津山2岡山)が食らいつく展開でレースが進んだ。穗岐山は「最初の100mの時点でちょっとペースが速いなと思いました」と言い、「一定の距離を置いて、離されないようにマークしながらレースを進めました」と冷静だった。
 
先頭集団が400mを66秒で通過し、700m過ぎでドルーリーが留学生の集団から脱落。穗岐山もじわじわと距離を縮めて、最後の1周に入る直前にドルーリーを抜いて日本人トップに立った。

留学生を2人抜いて最後の直線に入り、「ラストのスピードが自分の持ち味。目の前に外国人の選手が見えて、これは抜けると思って上げた」が、2位には0.63秒届かず。ただ、高校歴代3位の好記録に「『留学生の力を借りて、15秒までいけたらすごいぞ』って先生も言ってくださっていました。13秒が出るとは思ってなかったので、本当にうれしいです」と無邪気に笑った。

同走したドルーリーについては「速くてすごいと、ずっと遠くから見ていた選手でした」。レース中にその背中が近づき、「その勢いのままに抜いてメダル獲得することができました」と胸を張った。

一方で、留学生に食らいついたドルーリーは終盤で後続集団に飲み込まれ、11位にとどまった。「中盤からリズムが崩れてしまい、そこから流れに乗れなかった」と振り返り、800mに向けて「気持ちを切り替えて走れるようにがんばりたいです」と話した。

◇福岡インターハイ(7月28日~8月1日/福岡・博多の森陸上競技場)2日目 福岡インターハイの2日目が行われ、女子1500mはジャネット・ジェプコエチ(倉敷2岡山)が4分07秒59の好記録で優勝を飾った。穗岐山芽衣(山田3高知)が高校歴代3位の4分13秒67で日本人トップの3位に入った。 序盤から留学生4人にドルーリー朱瑛里(津山2岡山)が食らいつく展開でレースが進んだ。穗岐山は「最初の100mの時点でちょっとペースが速いなと思いました」と言い、「一定の距離を置いて、離されないようにマークしながらレースを進めました」と冷静だった。   先頭集団が400mを66秒で通過し、700m過ぎでドルーリーが留学生の集団から脱落。穗岐山もじわじわと距離を縮めて、最後の1周に入る直前にドルーリーを抜いて日本人トップに立った。 留学生を2人抜いて最後の直線に入り、「ラストのスピードが自分の持ち味。目の前に外国人の選手が見えて、これは抜けると思って上げた」が、2位には0.63秒届かず。ただ、高校歴代3位の好記録に「『留学生の力を借りて、15秒までいけたらすごいぞ』って先生も言ってくださっていました。13秒が出るとは思ってなかったので、本当にうれしいです」と無邪気に笑った。 同走したドルーリーについては「速くてすごいと、ずっと遠くから見ていた選手でした」。レース中にその背中が近づき、「その勢いのままに抜いてメダル獲得することができました」と胸を張った。 一方で、留学生に食らいついたドルーリーは終盤で後続集団に飲み込まれ、11位にとどまった。「中盤からリズムが崩れてしまい、そこから流れに乗れなかった」と振り返り、800mに向けて「気持ちを切り替えて走れるようにがんばりたいです」と話した。

女子1500m高校歴代10傑

4.07.86 小林祐梨子(須磨学園3兵庫) 2006. 9.24 4.12.87 澤田結弥(浜松市立2静岡)  2022. 8. 6 4.13.67 穗岐山芽衣(山田3高知)   2024. 7.59 4.14.74 米澤奈々香(仙台育英2宮城) 2021. 7.29 4.15.43 田中希実(西脇工2兵庫)   2016. 6.25 4.15.50 ドルーリー朱瑛里(津山1岡山)2023. 8. 3 4.15.82 髙橋ひな(西脇工3兵庫)   2016. 7.30 4.15.86 田島愛梨(神村学園3鹿児島) 2022. 5.28 4.15.98 由水沙季(筑紫女学園2福岡) 2012. 7.30 4.16.01 近藤希美(東海大相模3神奈川)2023. 8. 3 4.16.20 倉岡奈々(鹿児島女1鹿児島) 2013. 7.31

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

積水化学が連覇に再挑戦!日本郵政グループ、資生堂、第一生命グループが追う パリ五輪代表らの激突にも注目/クイーンズ駅伝見どころ

第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024)は11月24日、宮城県松島町の文化観光交流館前をスタート、仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)へフィニッシュする6区間42.195km […]

NEWS マキシマム クッショニングを搭載した新作ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」が登場!

2024.11.22

マキシマム クッショニングを搭載した新作ランニングシューズ「ナイキ ボメロ 18」が登場!

ナイキは22日、全てのランナーに向け、マキシマム クッショニングとロードランニングの快適さに新しい基準をもたらす新作シューズ「ナイキ ボメロ 18」を発売することを発表した。 女性ランナーのニーズと詳細な意見を取り入れつ […]

NEWS WA加盟連盟賞に米国、インド、ポルトガルなどがノミネート 育成プログラム等を評価

2024.11.22

WA加盟連盟賞に米国、インド、ポルトガルなどがノミネート 育成プログラム等を評価

世界陸連(WA)は11月20日、ワールド・アスレティクス・アワード2024の「加盟国賞」の最終候補6カ国を発表した。この賞は年間を通して陸上競技の成長と知名度に貢献する功績をおさめた連盟を表彰するもので、各地域連盟から1 […]

NEWS パリ五輪7位のクルガトが優勝!女子は地元米国・ヴェンダースがV/WAクロカンツアー

2024.11.22

パリ五輪7位のクルガトが優勝!女子は地元米国・ヴェンダースがV/WAクロカンツアー

11月21日、米国テキサス州オースティンで世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドのクロス・チャンプスが開催され、男子(8.0km)はパリ五輪5000m7位E.クルガト(ケニア)が22分51秒で、女子(8.0km […]

NEWS 田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top