2024.07.27
◇On Track Nights:MDC(7月27日/東京・世田谷区立大蔵総合運動公園陸上競技場)
日本グランプリシリーズG3の「On Track Nights:MDC」が7月27日、行われた。国内トップクラスのほか、海外からも選手が参加。さまざまな演出が用意され、トラックの内外から声援を受けながら、選手たちは疾走した。
On Track Nights: MDCは、Onアスリートストラテジーアドバイザーである横⽥真⼈⽒(男子800m元日本記録保持者、2012年ロンドン五輪代表)が代表を務めるTWOLAPSと共同で主催。
日本では類を⾒ない新しい陸上イベントを目指し、トラックのバックストレート、200mのスタート付近には観戦トンネルを設置。また、ホームストレートの100mスタート付近にはトラックの上をまたぐように大きなブリッジが設けられ、ブリッジをわたった先のインフィールドからもレースを観戦できるようにした。
また、ホームストレートはトラックの5レーンぐらいまでせり出すかたちで観戦スペースを拡大。普段の競技会と比べてより近くでレースを観戦できるように趣向を凝らした。
その中で選手たちも自己ベストを目指して激走。女子1500mでは日本人トップの2位に入った森智香子(積水化学)が自己ベストを3年ぶりに4秒64更新する日本歴代9位の4分10秒33をマークした。
森は「自己べストを出せたら良いなと思ったぐらい。大会の雰囲気に乗れた感じです。設営から陸上競技場なのかと思うぐらい。応援の方が中にいたり、外にいたりとすごく近くていつもと違う雰囲気で走れました」と興奮気味に話した。
男子1500mで3分39秒52をマークして日本人最上位の2位に入った遠藤日向(住友電工)は、「バックストレートに屋根(トンネル)があったりして、トラックの内外に観客が多くて、海外らしいレース。すごく楽しいレースでした」と語った。
会場では日中に一般参加者向けのレースが行われ、日本グランプリシリーズは17時過ぎからスタート。インフィールドでは子供向けのイベントが行われ、多くの人が訪れた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.09.16
世界女王・北口榛花に特製『やり投ハイチュウ』贈呈!「やりより重たい」
2024.09.16
女子やり投アジア選手権入賞の久世生宝が今季限りで引退 「感謝の気持ちでいっぱい」
-
2024.09.16
-
2024.09.15
2024.09.15
高2・新妻遼己が5000mで13分44秒64 久保凛は1500mも大会新V/近畿ユース
-
2024.09.16
-
2024.09.13
2024.08.20
BROOKSの新作ランニングシューズ「Ghost MAX 2」が9月3日より発売開始!
-
2024.08.30
-
2024.08.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.09.16
世界女王・北口榛花に特製『やり投ハイチュウ』贈呈!「やりより重たい」
女子やり投でパリ五輪金メダルに輝いた北口榛花(JAL)が9月16日に帰国し、都内で会見を開いた。その席でサプライズが待っていた。 7月16日にサポート契約を結んだ森永製菓から、やり投を模したケースにハイチュウなど、お菓子 […]
2024.09.16
やり投世界一・北口榛花「悩み、もがき続けた1年」五輪金メダルとDLトロフィーとともに凱旋帰国
女子やり投の北口榛花(JAL)が9月16日に帰国し、都内で会見を開いた。 光り輝くパリ五輪金メダルとダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルを手に帰国した北口。冒頭で「オリンピックとダイヤモンドリーグ・ファイナルと重要な試合 […]
2024.09.16
女子やり投アジア選手権入賞の久世生宝が今季限りで引退 「感謝の気持ちでいっぱい」
女子やり投の久世生宝(コンドーテック)が9月15日、10月の佐賀国民スポーツ大会を最後に現役引退することを明らかにした。 久世は岡山県出身の29歳。幼少期から陸上に親しみ、中学では短距離が専門。倉敷中央高校進学後、体力強 […]
2024.09.16
女子やり投・右代織江が引退 08年インターハイ、19年茨城国体優勝
9月15日、女子やり投の右代織江(アースコンシャス)が自身のSNSを更新。今季限りで現役を引退すことを発表した。 右代は北海道出身の34歳。十種競技日本記録保持者の右代啓祐(国士舘クラブ)を兄に持ち、中学から陸上を始めた […]
2024.09.16
11年世界選手権男子400m銅メダルのケヴィン・ボルレーが引退 “ボルレー兄弟”で4×400mRでも活躍
男子400mのケヴィン・ボルレー(ベルギー)が、9月14日のDLファイナルとなったメモリアルヴァンダムで引退レースを行った。 1988年に双子としてジョナサンとともに生まれたケヴィン。ジュニア期から400mを中心に活躍し […]
Latest Issue 最新号
2024年10月号 (9月13日発売)
●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦