HOME 国内、日本代表、五輪
マラソン代表・小山直城「粘りの走りで8位入賞を」初の米国高地トレで手応え/パリ五輪
マラソン代表・小山直城「粘りの走りで8位入賞を」初の米国高地トレで手応え/パリ五輪

2023年MGCを制し、会見で笑顔を見せた小山直城

男子マラソンのパリ五輪代表・小山直城(Honda)がオンラインで会見を開き、初五輪への意気込みを語った。

昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を制した小山。全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)を挟んで2月末の大阪マラソンでは、2時間6分33秒の自己新を出すなど、自力を証明していた。

6月からは米国・ボルダーでの高地合宿へ。コロナ禍もあったため、自身初だった。

「初めての海外合宿。コースも新鮮でいつもよりジョグの時間も短く感じたので、1回1回多く距離を踏めました」と笑顔。月間の走行距離も以前は700kmほどだったところを「今回は1000kmいけました」という。

普段は標高1600m付近で生活し、ジョグをするが、標高2500m前後のところで脚作り。不整地を使うことが多く「心肺機能の強化」とともに、「起伏を使ったトレーニング」をしたという。

昨年11月のパリ視察時には「MGCとは比較にならない」と言うほど、コースは坂道が多い難コースだとその目で実感。「高地では坂の上り下りもできた」と話す。

7月中旬までじっくりトレーニングし、北海道・千歳入り。この地はMGC前から馴染みもあり、「(寮のある)埼玉よりも涼しいですし、青葉公園のコースが気に入っています」。まだ暑さや時差ボケで「高地トレの効果はわかりません」と苦笑いし、「ここで暑熱対策して、フランスに入れば(高地の)効果もわかると思います」。

8月の出国までは「コンディション作り」に注力。「ここから練習を落としていくので調子も上がっていくと思います」。米国滞在時はテレビもほとんど観なかったが、「帰国するとテレビもオリンピックのことがやっていて、いよいよ始まるんだなと感じます」。

自身初の大舞台。「ここで100%の力を出したい。8位入賞が目標。アフリカ勢が主導権を握ると思うので動きを見つつ、坂で脚を使わないようにして最後は粘りの走り」と思い描く。

男子マラソンは大会最終盤の8月10日、現地朝8時(日本時間15時)に号砲が鳴る。

男子マラソンのパリ五輪代表・小山直城(Honda)がオンラインで会見を開き、初五輪への意気込みを語った。 昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を制した小山。全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)を挟んで2月末の大阪マラソンでは、2時間6分33秒の自己新を出すなど、自力を証明していた。 6月からは米国・ボルダーでの高地合宿へ。コロナ禍もあったため、自身初だった。 「初めての海外合宿。コースも新鮮でいつもよりジョグの時間も短く感じたので、1回1回多く距離を踏めました」と笑顔。月間の走行距離も以前は700kmほどだったところを「今回は1000kmいけました」という。 普段は標高1600m付近で生活し、ジョグをするが、標高2500m前後のところで脚作り。不整地を使うことが多く「心肺機能の強化」とともに、「起伏を使ったトレーニング」をしたという。 昨年11月のパリ視察時には「MGCとは比較にならない」と言うほど、コースは坂道が多い難コースだとその目で実感。「高地では坂の上り下りもできた」と話す。 7月中旬までじっくりトレーニングし、北海道・千歳入り。この地はMGC前から馴染みもあり、「(寮のある)埼玉よりも涼しいですし、青葉公園のコースが気に入っています」。まだ暑さや時差ボケで「高地トレの効果はわかりません」と苦笑いし、「ここで暑熱対策して、フランスに入れば(高地の)効果もわかると思います」。 8月の出国までは「コンディション作り」に注力。「ここから練習を落としていくので調子も上がっていくと思います」。米国滞在時はテレビもほとんど観なかったが、「帰国するとテレビもオリンピックのことがやっていて、いよいよ始まるんだなと感じます」。 自身初の大舞台。「ここで100%の力を出したい。8位入賞が目標。アフリカ勢が主導権を握ると思うので動きを見つつ、坂で脚を使わないようにして最後は粘りの走り」と思い描く。 男子マラソンは大会最終盤の8月10日、現地朝8時(日本時間15時)に号砲が鳴る。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

NEWS 八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

2024.11.20

八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

東日本実業団連盟は11月20日、2024八王子ロングディスタンス(11月23日)のスタートリストを発表した。 来年の世界選手権男子10000mの参加標準記録(27分00秒00)の突破を狙う『S組』では、日本の実業団に所属 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top