2024.07.08
7月7日、フランス・パリでダイヤモンドリーグ(DL)第8戦のミーティング・ド・パリが開催され、女子1500mではF.キピエゴン(ケニア)が自身の世界記録を塗り替える3分49秒04で優勝した。キピエゴンは五輪2連覇の30歳。ブダペスト世界選手権は5000mとの2冠を達成している。この種目で昨年6月に3分49秒11の世界記録を打ち立てていたが、これを0.07秒更新した。
「最近ケニアでかなりよく走れているので、世界記録も可能だと思っていた。五輪タイトル防衛のために、ここで自分のレースをして状態を確認しようと考えていた」と興奮気味に語った。
2位のJ.ハル(豪州)は3分50秒83で、自己記録を5秒以上更新する世界歴代5位、さらにオセアニア記録も樹立。東京五輪銀メダルのL.ミュアー(英国)が自国新の3分53秒79で3位に続き、8位までが自己ベストをマークした。
女子走高跳ではY.マフチフ(ウクライナ)が2m10を跳び、37年ぶりに世界記録を更新した。男子800mではオレゴン世界選手権銀メダルのD.セジャチ(アルジェリア)が今季世界最高、世界歴代3位の1分41秒56で制覇。ブダペスト世界選手権銀メダルのE.ワニョニイ(ケニア)が1分41秒58で2位、G.チュアル(フランス)が1分41秒61で3位に続き、それぞれ世界歴代4位、5位の好タイムだった。
男子棒高跳では世界記録保持者のA.デュプランティス(スウェーデン)が6m00で今季DL4勝目を挙げた。男子400mハードルはオレゴン世界選手権金メダルのA.ドス・サントス(ブラジル)が47秒78で、女子3000m障害はブダペスト世界世界金メダルのW.ヤヴィ(バーレーン)が9分03秒68で制している。
なお、男子十種競技の世界記録保持者・K.マイヤー(フランス)は三種競技(砲丸投、走幅跳、110mハードル)に出場し、最終種目のハードルで転倒。左ハムストリングを負傷し、五輪出場も危ぶまれる状態だと伝えられている。
【動画】キピエゴン&マフチフが世界新!DLパリのハイライトをチェック
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.10.06
男子マイルは日大がV!「団結力を発揮」来季につながる日本一/日本選手権リレー
-
2024.10.06
-
2024.10.06
-
2024.10.06
-
2024.10.05
2024.10.05
大東大が接戦制して2年連続5度目のV 帝京科学大が初の全国出場決める/関東大学女子駅伝
-
2024.09.29
-
2024.10.05
2024.09.19
アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!
-
2024.09.17
-
2024.10.05
-
2024.09.28
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.10.06
男子マイルは日大がV!「団結力を発揮」来季につながる日本一/日本選手権リレー
◇第108回日本選手権リレー(10月5、6日/東京・国立競技場) リレー日本一を懸けた第108回日本選手権リレーが行われ、男子4×400mリレーは3分06秒60をマークして優勝した。 個々で全国タイトルホルダーや、大エー […]
2024.10.06
4×100mR女子は青学大が日本インカレの雪辱!44秒78で初制覇「リベンジできた」/日本選手権リレー
◇第108回日本選手権リレー(10月5、6日/東京・国立競技場) リレー日本一を懸けた第108回日本選手権リレーがが行われ、女子4×100mリレーは青学大は44秒78で優勝。この大会では初の日本一に輝いた。 2位だった日 […]
2024.10.06
早大が男子4継“3冠”達成 エース井上「臙脂を着るからには1番」/日本選手権リレー
◇第108回日本選手権リレー(10月5、6日/東京・国立競技場) リレー日本一を懸けた第108回日本選手権リレーがが行われ、男子4×100mリレーは早大が39秒11をマークした。早大はこれで関東インカレ、日本インカレを含 […]
2024.10.06
【男子100m】菅野翔唯(東農大二高1) 10秒38=高1歴代2位
10月6日、第2回群馬県記録会が前橋市の正田醤油スタジアム群馬で行われ、男子100mで高校1年生の菅野翔唯(東農大二高)が10秒38(+1.4)の高1歴代2位の好タイムをマークした。 菅野は安中一中時代、2年時から全国大 […]
Latest Issue 最新号
2024年10月号 (9月13日発売)
●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦