2024.06.16
◇インターハイ北信越地区大会(6月13日~16日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目
福岡インターハイを懸けた北信越大会の最終日(4日目)が行われ、男子3000m障害決勝で佐々木哲(佐久長聖3長野)が高校歴代2位の8分39秒15で優勝した。
前日の予選は9分06秒93で通過していた佐々木。決勝は序盤からハイペースを刻んだ。前回の北信越大会予選で先輩の永原颯磨(佐久長聖/現・順大)がマークした8分36秒06の大会記録(当時の高校記録)や、昨年の全国インターハイで永原が出した高校記録8分32秒12こそ届かなかったが、5月下旬の長野県大会で出した自己ベスト8分50秒04を10秒以上更新した。
3000m障害で8分40秒を切った日本人高校生は4人目。21年東京五輪7位で、パリ五輪代表にも内定している三浦龍司(SUBARU)の高校時代(京都・洛南)のベスト記録8分39秒37を上回った。
佐々木は愛知県出身。小学生時代からクラブチームのTSMに所属し、18年全国小学生交流大会の走高跳に出場した。中学(愛工大名電中)では21年全中3000mで2位。佐久長聖では昨年のインターハイ3000m障害で8位に入っている。昨年12月の全国高校駅伝では5区(3km)で51年ぶりの区間新記録(8分14秒)を樹立して、チームの6年ぶり3回目の優勝に貢献した。
男子3000m障害 高校歴代10傑をチェック!
8.32.12 永原颯磨(佐久長聖3長野) 2023. 8. 6 8.39.15 佐々木哲(佐久長聖3長野) 2024. 6.16 8.39.37 三浦龍司(洛南3京都) 2019. 6.27 8.39.79 黒田朝日(玉野光南3岡山) 2021. 6.26 8.40.71 黒田然(玉野光南3岡山) 2023. 8. 6 8.44.77 櫛部静二(宇部鴻城3山口) 1989. 9.16 8.45.47 遠藤大成(佐久長聖3長野) 2023. 8. 6 8.45.66 塩尻和也(伊勢崎清明3群馬) 2014. 7.27 8.46.85 辻本桜寿(浜松開誠館3静岡) 2023. 8. 6 8.46.86 井中将貴(米子商3鳥取) 1998.10. 1
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報