HOME 高校

2024.06.04

男子1500m川口峻太朗が高校歴代6位3分44秒38! 八種競技・石本澄空が5959点 三段跳・山中真琴が府高校新/IH京都府大会
男子1500m川口峻太朗が高校歴代6位3分44秒38! 八種競技・石本澄空が5959点 三段跳・山中真琴が府高校新/IH京都府大会

川口峻太朗(洛南)

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。

京都府大会は5月31日~6月2日の3日間、京都市のたけびしスタジアム京都で行われた。

男子のトラック種目では洛南勢が活躍した。男子1500mでは川口峻太朗(3年)が高校歴代6位となる3分44秒38で2連覇。佐藤圭汰(現・駒大)の大会記録を3年ぶりに0.81秒更新し、2位に入った後輩の田中悠大(1年)に約10秒の大差をつけた。

800mでは3連覇を狙った川口を抑えた渡辺敦紀(2年)が高2歴代6位の1分49秒94で初優勝。5000mは井上朋哉(3年)が13分59秒93をマークするなど、ワンツースリーを飾っている。男子5000m競歩は山口輝(3年)が21分02秒27で11年ぶりに大会記録を塗り替えた。

短距離では100mで村松悦基(3年)が10秒34(+2.1)で1位。安川飛翔(2年)が10秒39で続いた。準決勝で40秒36をマークした4×100mリレー(40秒40)と4×400mリレー(3分13秒40)でも優勝を飾っている。

男子投てき種目ではアツオビン・アンドリュウ(花園3)が2年連続で3冠を達成した。初日の砲丸投は16m80をマークし、2日目のハンマー投は1投目から65m71の大会新記録。最終日の円盤投は5投目に44m50を投じた。

男子八種競技は石本澄空(鳥羽3)が高校歴代6位の5959点で優勝。石本は110mハードル(14秒43/-1.3)との2冠を果たしている。

女子はフィールド種目を中心に好記録が出た。三段跳では山中真琴(京都文教3)が1回目から12m68(+1.5)をマークし、府高校記録を7年ぶりに2cm更新。投てきでは野本菜々(花園3)が砲丸投(13m68)と円盤投(40m54)の2種目を制した。

女子400mは朝田遥(京都橘2)が55秒90で快勝し、アンカーを務めた4×400mリレー(3分47秒24)との2冠を達成。京都橘は4×100mリレーも46秒19で圧勝した。

中長距離では立命館宇治勢が強さを示した。1500mは大西桃花(3年)が4分22秒03でトップに立つなどワンツースリー。3000mは佐藤ゆあ(3年)が9分25秒58で競り勝ち、大西が2位に続いた。

近畿大会は6月13日から4日間、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居で行われる。

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 京都府大会は5月31日~6月2日の3日間、京都市のたけびしスタジアム京都で行われた。 男子のトラック種目では洛南勢が活躍した。男子1500mでは川口峻太朗(3年)が高校歴代6位となる3分44秒38で2連覇。佐藤圭汰(現・駒大)の大会記録を3年ぶりに0.81秒更新し、2位に入った後輩の田中悠大(1年)に約10秒の大差をつけた。 800mでは3連覇を狙った川口を抑えた渡辺敦紀(2年)が高2歴代6位の1分49秒94で初優勝。5000mは井上朋哉(3年)が13分59秒93をマークするなど、ワンツースリーを飾っている。男子5000m競歩は山口輝(3年)が21分02秒27で11年ぶりに大会記録を塗り替えた。 短距離では100mで村松悦基(3年)が10秒34(+2.1)で1位。安川飛翔(2年)が10秒39で続いた。準決勝で40秒36をマークした4×100mリレー(40秒40)と4×400mリレー(3分13秒40)でも優勝を飾っている。 男子投てき種目ではアツオビン・アンドリュウ(花園3)が2年連続で3冠を達成した。初日の砲丸投は16m80をマークし、2日目のハンマー投は1投目から65m71の大会新記録。最終日の円盤投は5投目に44m50を投じた。 男子八種競技は石本澄空(鳥羽3)が高校歴代6位の5959点で優勝。石本は110mハードル(14秒43/-1.3)との2冠を果たしている。 女子はフィールド種目を中心に好記録が出た。三段跳では山中真琴(京都文教3)が1回目から12m68(+1.5)をマークし、府高校記録を7年ぶりに2cm更新。投てきでは野本菜々(花園3)が砲丸投(13m68)と円盤投(40m54)の2種目を制した。 女子400mは朝田遥(京都橘2)が55秒90で快勝し、アンカーを務めた4×400mリレー(3分47秒24)との2冠を達成。京都橘は4×100mリレーも46秒19で圧勝した。 中長距離では立命館宇治勢が強さを示した。1500mは大西桃花(3年)が4分22秒03でトップに立つなどワンツースリー。3000mは佐藤ゆあ(3年)が9分25秒58で競り勝ち、大西が2位に続いた。 近畿大会は6月13日から4日間、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居で行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.06.29

男子400mはブダペスト世界選手権代表・佐藤拳太郎、中島佑気ジョセフ、佐藤風雅が決勝へ/日本選手権

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 第108回日本選手権の3日目が行われ、男子400m予選では昨年のブダペスト世界選手権代表の佐藤拳太郎(富士通)、中島佑気ジョセフ(富 […]

NEWS 田中希実5000m貫禄のV3「勝つことにこだわった」1500mと3年連続2冠/日本選手権

2024.06.29

田中希実5000m貫禄のV3「勝つことにこだわった」1500mと3年連続2冠/日本選手権

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に女子5000m決勝が行われ、田中希実(New Balance)が15分23秒72で優勝 […]

NEWS 100mH田中佑美 日本歴代2位の12秒85も「標準記録を突破したかった」/日本選手権

2024.06.29

100mH田中佑美 日本歴代2位の12秒85も「標準記録を突破したかった」/日本選手権

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 第108回日本選手権の3日目が行われ、女子100mハードル準決勝の2組で田中佑美(富士通)が自己記録を0.04秒更新する日本歴代2位 […]

NEWS 福部真子がパリ五輪標準突破!「あの瞬間のことを忘れたことはない」優勝して内定狙う/日本選手権

2024.06.29

福部真子がパリ五輪標準突破!「あの瞬間のことを忘れたことはない」優勝して内定狙う/日本選手権

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に女子100mハードル準決勝が行われ、福部真子(日本建設工業)が12秒75(+0.8)で […]

NEWS 中大Aが優勝 3区山平怜生で逆転して中盤以降首位譲らず 2位は青学大B、3位は東京国際大/全国男鹿駅伝

2024.06.29

中大Aが優勝 3区山平怜生で逆転して中盤以降首位譲らず 2位は青学大B、3位は東京国際大/全国男鹿駅伝

全国男鹿駅伝は6月28日、秋田県男鹿市の男鹿総合運動公園を発着点に行われ、7区間66.2kmで争った大学の部は、中大Aは3時間22分42秒で優勝した。 中大Aは1区こそ2位発進だったが、2区(11.8km)の佐藤大介(1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年7月号 (6月14日発売)

2024年7月号 (6月14日発売)

パリ五輪への道、最終局面
インターハイ都府県大会ハイライト

page top